1月30日(水)、駅ハイ期間限定コース「川越(小江戸)七福神めぐり(約9km)」に参加。
行きは、武蔵野線を利用し、北朝霞乗換えで東武東上線で「川越」駅へ(9: 25)。今年4度目となる七福神めぐりhttp://www.josyuya.com/7fuku/index.html 。
駅観光案内所を、ちょうど9時30分の受付。10人ほどが順次スタート。駅前の陸橋を下ります。
本日は、晴天で風も弱くウォーク日和。まず、旧川越街道沿いの妙善寺(毘沙門天)〔天台宗・開山尊能法印が寛永元年に建立〕へ。
次いで、仙波小学校脇を通り、広い道路に出て左折し、4つ目の角を右折します。今回のコース上には、円形の矢印が細かく付いていて、道案内はわかりやすい。道路前方に墓地と寺らしき建物が見えて来ます。入口は、回り道して境内へ。
天然寺(寿老人)〔1554(天文23)年、栄海上人によって創建〕。境内には、 願掛観音様、六地蔵尊があります。
いったん、国道16号線に出てから、何度もジグザクになっている道を、標識どおりに進みます。ややこしい道路は、前のウォーカーに付いていったおかげでが難なくクリア。「喜多院へ」の標識があり、ホッと一安心。
横断して、あとは直進のみ。左手に、校庭の広い川越第一中学校を過ぎて、中院〔正式には天台宗 別格本山中院といい、古くは星野山無量寿寺仏地院と呼ばれ、鎌倉時代の終わり頃、無量寿寺から分かれたとされる天台宗の寺で、喜多院に天海僧正が来往するまではこの地の中心的な寺院であったといわれている。島崎藤村ゆかりの寺院として知られており、境内には、藤村ゆかりの茶室・不染亭があり、現在は茶道を楽しむ人々に利用され、保存伝承されている〕へ。
- 狭山茶発祥之地の碑
- 円仁が京都より茶を伝え境内で茶の栽培を始めた。その後、川越藩領の狭山丘陵で茶の栽培が広まった。狭山茶は元は「河越茶」といった。30年ほど前までは境内に茶畑が残っていた。
- 日蓮聖人伝法灌頂之寺の碑
本殿、鐘楼、庭園など閑静な境内の佇まいが趣きのある寺院でした。
先の仙波東照宮〔日本三大東照宮の一つ。1616(元和2)年、駿府で徳川家康
公が没し、その遺骸を静岡から日光山へ移葬する途中、天海僧正によって喜
多院で四日間の法要が営まれたことから、1633(寛永10)年建立された。「寛永の大火」と呼ばれる大火事でよって、喜多院山門を残し、焼け落ちたが、徳川家光より喜多院復興の命令が下って、まず東照宮の再建が行われ1640(寛永17)年に完成〕へ。
漆塗りの極彩色の飾りが鮮やかな本殿・唐門・瑞垣・拝殿・幣殿・随身門・石鳥居と全てが重要文化財に指定されている。参拝すると、葵のご紋や社殿の柱には東照宮の名に相応しく立派な彫刻が施されていました。
喜多院(大黒天)はすぐ隣りにあります。広い境内には、遠足の生徒たちや観光客。近くにバスやタ クシーが止まっていました。江戸城ゆかりの建造物に加え、山門・鐘楼門・慈眼堂などが重要文化財に指定されています。多宝塔もあり。
〔慈覚大師が、830(天長7)年に創建した天台宗の名刹。江戸時代初期、名僧天海大僧正が住職をつとめた寺として、また
江戸城から移築された3代将軍徳川家光・春日局ゆかりの建物をはじめとする、多くの文化財を所蔵している喜多院の名は川越、埼玉県を代表する寺院として有名。
徳川家康の信任を得ていた天海僧正が第27世住職になると、幕府からの厚い庇護を受け、江戸城から豪華な壁画や墨絵で装飾された「客殿」と呼ばれる家光誕生の間や、春日局が使用していた「書院」と呼ばれる化粧の間などを移築。また、日本三大羅漢の一つに数えられる五百羅漢は、人間の喜怒哀楽をよくとらえた様々な表情の538体石仏群〕。
続いて、参道を出ると、成田山川越別院(恵比寿天)〔真言宗密教・大本山成田 山新勝寺の別院〕へ。
その後、川越歴史博物館、川越城本丸御殿〔1848(嘉永元)年、藩主松 平斉典が造営したもので、武家風の落ち着いた造り。江戸時代17万石を誇った川越城唯一の遺構〕が印象的。
道路を挟んで向かいには、川越市立美術館と博物館の立派な建物。本日は入館 せずに先を急ぎます。
氷川神社の大鳥居〔木製で日本一の大きさ〕前に、氷川会館が...。
川越市役所前を通って、県道川越・栗橋線の蔵造りの街並み に...。途中、ボンネット式の観光バスや人力車も見かけました。一番街に入ると、ここだけ、タイムスリップしたような感じ。まつり会館でチェックスタンプを押 印。ついでに、館内を見学。2大山車の展示ホールやまつりのスライド上映で熱気と興奮を味わい、ポスター、写真、衣装など貴重なものを見せていただきました。
観光客が多く、蔵作りの街並み(平成11年「重要伝統的建造物保存地区」 、「美しい日本の歴 史的風土百選」に選定される)をのんびりと歩いて、時の鐘〔川越のシンボル・寛永の創建から4代目で、90年以上も「時」を告げている。1日4回〕へ。
写真を撮るのに夢中で、コースを間違え、市民会館前に出てしま い、地元のオバちゃん3人組に聞き、あわてて蔵造りの街並みに戻り、左折し直進すると、蓮馨寺(福禄寿神)〔浄土宗・大道寺駿河守正繁候が母堂のために1594(天文 18)年建立〕。子育呑龍(子供たちを預かり育て、貧しい人々を保護し、困りごとの相談に乗って解決)といわれます。
次いで、いったん一本前の道路を北上すると、両脇に寺社が 続く街並み。脇の細い路地を入ると、菓子屋横丁があり、川越名物の芋煎餅や 羊羹、お土産品 が店先に並んでいて、店員のかけ声で活気があります。つい、覗いてしまいます。
傍に、見立寺(布袋尊)〔蓮馨寺と同じ浄土宗。大道寺政繁が 1558(永禄元) 年、建立寺と名づけ、一族中の存貞和尚を小田原伝肇寺より招請して開山とし、のち見立寺と改めた〕。
そこから、工事中の細い道路を進み、新河岸川近くの妙昌 寺(弁財天)〔1375(永和元)年、日山上人が開創。日蓮宗大本山池上本門寺の末寺〕へ。ここが、最後の七福神めぐりの寺。結構、寺社が離れている感じと、川越の街並み観光と、欲張りなウォークに...。
連雀町の交差点を左折すると、真っ直ぐに人通りの多い商店街を南下します。途中に、小江戸蔵里 (元酒蔵を改装した人気の物産施設)、クレアモール両側には、飲食店や洋装店、雑貨店など、あらゆる商店が所狭しと続く...。活気ある商 店街をゆっくり見ながら、川越駅まで。
右手に、西武新宿線の「本川越」駅、正面に東武東上線とJRの「川越」駅。観光案内所でゴールし、川越・大宮スタンプラリーのスタンプを押して、台紙を提出(12:20)。小さな駅名の入ったストラップをも らいましたが、ちゃち。
帰りは、電車賃を浮かせて、東武線で池袋→東京メトロ丸の内線で大手町→同じく東西線で西船橋→中央・総武線で「幕張本郷」駅へと。片道で、約300円もお得。
川越の街は、30年前に「大学の進学相談会」で出張し、帰りに観光したのが最後でしたが、30数棟の土蔵造りの店舗が軒を連ねる風景は変わらず、「時の鐘」を含めて、ぜひ、残して置きたい景観でした。七福神めぐりも今年4度目。昨日(2/3)の節分と一緒に、多くの福をもたらしてくれるように願うばかりです。
そういう矢先に、妻はインフルでダウン。看護師は、病人と接するのが仕事なので、仕方ないことですネ。早く治って、体力・気力を取り戻してほしいものです。