11月29~30日は、妻と南房総・白浜へ1泊旅行。白浜へは、ちょうど2年前、隆ちゃんの運転・案内で野島埼灯台公園を歩いて以来。
1週間雨続きだったのが、"晴れ女"を自称する妻のおかげか?快晴になりました。
出発はゆっくり。幕張本郷駅(12:21発)から乗って、千葉発(12:40発)内房線に乗ると上総湊を過ぎるあたりから、蒼い太平洋が望めました。1週間前に竹岡駅ハイに来たときは、濃霧と悪天候でほとんど観えなかったのが嘘のよう。
館山駅(14:32)に着いて西口へ。駅前に送迎マイクロバス
が待っていましたが、目の前の立派なのは別のバス。今晩宿泊のホテル南海荘のバスは、次のしょぼいもの。駅前のヤシの並木通りを撮るのを待っていただき、宿泊客6名が乗り込みました。
県道86号線の山あいの近道を通って、約30分。フラワーラインに出て左折してすぐ。オーシャンビューの白いホテルが海岸沿いに立ち並びます。南海荘は白浜町の野島埼灯台のまん前。
チェックインしてから荷物を部屋に置くと、7階の部屋から海辺の水
平線までよく観えます。夕食まで時間があったので徒歩2分で行ける野島埼灯台公園へ。
公園内には灯台をまわる遊歩道があって、二人で歩いて行くと、太平洋を一望できる広場や七福神の石像がある厳島神社があります。妻は神社境内に奉納されている木製の男性の一物を、よく覚えていました。ふり返ると、ホテルが本当に近くに観えて、絶好のロケーションだとわかります。
平日の観光地は休日の混雑がウソ
のように人がいないので、観光・眺望を二人占め。せいぜい
会ったのは十数人。今回は野島埼灯台(高さ28.98m)の出入口まで行き、きらりん館を見学。灯台の受付で障がい者手帳を見せて、心臓手術をしたことを話し、灯台の中へ。
急階段を登って行くと、最後はひと一人が通れる狭さ。階段は77段とゴロが良い。灯台の上からはさらに遠景の伊豆
大島が見渡せました。挨拶して帰る際、受付のおばさんに、必要以上に身体の心配をされていたので、妻は笑っていました。
園内の遊歩道を歩いて行くと「房総半島最南端の碑」
がありました。さらに海岸の岩場を伝わって、南白浜サンライズポイントの「朝日と夕日の見える岬」に到着。広大な太平洋を望み、遠く伊豆諸島がうっすらと観えました。まだ夕陽が沈むのには早かったので、岩場を注意して下りて、園内を一周することに...。
海女の像がある芝生広場では、子ども連れの父子に会い、白浜の台風被
害について、聞きました。
その後、かっとびくん(トビウオのモニュメント)前に行くと、ちょうど夕陽が落ちる場面に遭遇。夕陽がかっとびくんに当たる幻想的な写真が撮れました。
ゆっくり1周しても小1時間。その後、旅館に戻りましたが、隣りのホテルは、台風で被災して、屋根がブルーシートで覆われ休業中の掲示。
夕食前に、大浴場にそれぞれ入浴。温泉になっていて、肌がすべすべになりました。ゆっくり浸かって、部屋に戻ってから夕食。
夕食は大広間で海鮮料理バイキング。新鮮な魚や貝を自分たちで焼いたり、牛肉の鉄板焼きや揚げたての天ぷらなど和洋中50種類の新鮮な幸と料理を満喫し、妻はサービスの生ビールも飲み干しました。
いつもの倍くらいの量で腹いっぱいになり、部屋に戻ってテレビを見ていると、妻は満腹感と日頃の仕事の疲れで、7時半に就寝。いびきをかいて、グウグウガンモ。小生はテレビを観たり、もう一度、大浴場へ行ったりで時間をつぶし、10時に就寝。いつもは12時を過ぎるんですが、何もすることがないので早めに眠れて、疲れがとれました。
翌日6時半起床。本日も雲ひとつない快晴の小春日和。朝食バイキングも、和洋中があって豊富。鯵を焼いてその場で食べました。送迎バスの時間まで、フラワーラインの海
岸沿いを公園と反対方向にしばし散歩。
戻って、荷物をまとめて、支払いを終えて、送迎バスに乗り込みました。帰りのバスは5名のみ。行きと同じ道を通って、館山駅西口へ。
間もなく、元千葉健生病院友の会事務局長で、退職後、千倉で農業をいとなむ隆ちゃんと対面。相変わらず元気そうで、本日のウォークコースを相談。とりあえず、館山港の大桟橋まで歩くことに...。
コース:スタート 館山駅西口→館山港大桟橋→渚の駅たてやま→赤山地下壕跡→館山城→ゴール 渚の駅たてやま
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地元隆ちゃんの車で、最初のポイント大桟橋は舗装道と歩行者用のウッドデッキになっていて、桟
橋形式としては日本最長。海岸から先まで500mほどあり、年間を通じて様々なイベントが開催されています。桟橋の先までの往復。途中、釣り人が十数人竿を垂れていました。妻は釣り人のビクを覗いて釣果を確認。アイナメやイシモチが釣れていました。橋上から、見渡す限りの水平線や海岸線、館山湾の船の往来が眺望でき、海の上を散歩できて幸せ気分。大型船も突端に停泊するそうです。
さらに、5月・8月上旬には富士山の頂上に夕日が沈んでゆく「ダイアモンド富
士」を観ることができます。
続いて、隣接する「渚の駅たてやま」前に駐車。建物内に入って、さかなくんギャラリー・文化財が多
数収蔵されている博物館があり、おみやげを買ったり食事をしたりすることもできます。館内では房総の海と漁村の資料や本物の漁船も展示。また2階デッキから鐘ヶ浦(海面が鏡のように輝いていることから名づけられた)の眺望もできます。
ひとまわり観た後、妻はVR体験(自分がドローンみたいに空を飛び、空と海
の映像を360度楽しむことができる)にチャレンジ。10分ほど楽しんでいましたが、その仕草が可笑しくて、隆ちゃんと二人で思わず笑ってしまいました。
その後、館山の海岸線沿いの県道257号線を歩きながら和気藹々と雑談。遠方には雪をかぶった富士山が観えました。海岸線の道路は、車の割に人通りが少なくて、漁港に十数隻の漁船を見かけますが、人の姿は多くありません。直進のみで、歩行距離が長く感じました。
しbらく歩いて次に向かったのが、赤山地下壕跡〔太平洋戦争時に
館山海軍
航空隊のの防空壕と
して作られた、全長1.6kmのうち250mを公開〕前へ。豊津ホールで入館受付ができます。せっかく来たので一人200円を払い、受付で白い紙製の帽子の上に黄色いヘルメットをかぶり、3人で入壕。中は照明があるものの薄暗く、防空壕が縦横に走っており、矢印にそって見学。砂岩や泥
岩など、柔らかい地層が続き、鉢の巣のように幾つもの部屋でできています。通信所や発電所跡などもあり、貴重な
文化財として残されていました。壕内はひんやり。
気さくな隆ちゃんは、受付のおばさんに話しかけ、置いてあった「南総里見八犬伝」の史料等を見つけて購入。向学心の強い隆ちゃんならでは。3人は白い紙帽子を記念にいただき、地下壕を後にしました。
次に向かったのがツツジや桜の名所で有名な館山城。近道をして、階段を上って行くと館山市立博
物館横へ。博物館は外観のみ。博物館に通ずる道の両側にはいくつもの彫刻が並んでいます。
坂を往復するマイクロバスを発見。5月には色とりどりのつつじが咲き誇る斜面に差しかかります。
坂を上りきって広場に出ると館山城山公園の天守閣前へ。天守閣は外観のみ。
館山城前の高台からは、鏡ヶ浦(館山湾)
と市街地が一望できるので、観光客がいました。晴天で
来てラッキー。隆ちゃんが持参した望遠鏡を借りて、大房岬や沖ノ島、三浦半島などを眺望。館山湾や市街地を全方向眺められて、「ちば眺望100景」を堪能。写真を撮った後、舗装された長い坂の博物館横を下って行きます。
途中、今年遅れている黄葉したイチョウも...。彫刻の径の9基の像を眺めながら出口へ進むと、
芝生広場と里見茶屋があり、
出入口の公園にはチタン合金・白御影石「光と風と夢」という題のモニュメント。モニュメントから、遥か城を望む絶景スポットになります。
その後、国道257号線に出ると、車に注意して車を停めてある渚の駅前駐車場まで。駅前近くには、「波奈本店」の立派な建物がありました。
隆ちゃんから「お昼はラーメンにしたい」という希望があり賛成。しかし、お目当ての駅西口のラーメン屋をはじめ有名店は、混雑や休業中で断念。ちょっと離れてはいましたが、イオンと鶴谷八幡宮の間にあって、人気うどん店第1位の「丸亀製麺」へ入店。うどんは讃岐うどんで、うどんを除いてセルフサービス。具は自分で好きに選べます。お昼時間を過ぎていたのと運動後だったので、おいしかったです。
駅西口まで送ってもらって、館山の旅も終わりに近づきました。来春、千倉のお花畑に行く際に、今度は隆ちゃん宅で妻と二人で泊まり、元気な再会をを約して、別れました(館山駅14:45発)。定年後転身した隆ちゃんの元気と探究心、そして笑顔がとても印象的で、四方山話に花が咲きました。次回も会うのを楽しみにしています。