「江戸から明治・大正・昭和・平成・令和時代を巡る」
コースは約11km;巣鴨駅 眞性寺とげぬき地蔵尊 高岩寺大正大学加賀公園(陸軍板橋火薬製造所跡)板橋板橋宿本陣跡近藤勇の墓宮仲公園「皇后宮御歌」の碑東池袋中央公園(巣鴨プリズン跡)池袋駅
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オジン隊は12月19日(木)「おばあちゃんたちの原宿」で有名な巣鴨へ。今月の駅ハイで適当な場所がなかったので、兼子隊長の案で、聞いてはいても見たことがない街、巣鴨を訪れました。
10時駅前全員集合。全員揃ってスタート。駅ハイとしては終わっているので、スタート手続きはなし。
駅傍の染井吉野公園は、ソメイヨシノ発祥之碑が建っています。
駅前から白山通りへ。和気藹々と雑談しながらスタート。ウォーク途中、「桜を観る会」の時事問題や 年賀状の減少やながらスマホの身近で起きた事件などが話題に...。横断して、地蔵通り商店街手前の江戸六地蔵〔本堂に向かって左手前に、柔和な顔をした地蔵さま。江戸六街道の出入口に置かれて、中山道を守っている〕がある、眞性寺〔真言宗豊山派。1615(元和元)年開基。400年の歴史がある巣鴨で最も古い寺〕へ。
ちなみに、江戸六地蔵は、石の台座の上に安置された大きな地蔵菩薩(座像)。1708(宝永5)年、江戸深川の僧、地蔵坊正元(しょうげん)の発願によって浄財が集められ、座高2m75cmの青銅の地蔵菩薩座像が鋳造され寄進されました。
江戸に出入りする六つの街道の入口にそれぞれ一体ずつ安置され、「江戸六地蔵」と呼ばれました。各街道の尊像として「天下安全、仏法繁栄、衆人快楽」の祈願のもと奉安され、像の全身と台座には、造立のために寄進された人の名前が刻まれています。
第一番 品川寺(品川)、第二番 東禅寺(浅草)、 第三番 太宗寺(新宿)、 第四番 真性寺(巣鴨)、 第五番 霊巌寺(深川)、第六番 永代寺(深川) ※永代寺が廃寺になったことにより、浄明院(上野)に造立されています。
参詣後、いよいよ平日でもごった返している「おばあちゃんたちの原宿」で有名な巣 鴨地蔵通り商店街へ。旧中山道にもあたります。ところが悪天候が心配されたため、人通 りはいつもより少ない。通りには洋服店や飲食店、土産物屋をはじめ各種商店が200店舗ほど軒を連ねています。店先で店員が声をかけて買い物をする人、圧倒的に中高年の姿が目に付き、活況を呈しています。オジン隊もつい、足を止めて覗いてしまいます。「赤シャツや赤パンツ」はどういう時に身に着けるのか?話題に。
間もなく商店街の右側に、「とげ抜き地蔵尊」という名で親しまれてい る名刹の曹洞宗萬頂山高岩寺へ。まだ黄葉が残っていました。1596(慶長元)年に江戸湯島で開創され、1891(明治24)年にこの地に移転〕。とげぬき地蔵の本尊は、本堂に安置されていて、平日でも参拝客の足が絶えません。境内にある洗い観音像は、水をかけ、自分の悪いところ洗うと病気や痛むところが治癒する信仰が生まれ、参拝客が順番に観音様に水をかけたり、設置されている布で拭いたりしていました。もちろん、オジン隊も同感で早速実行。さてどこを治すんでしょうか?
その後は、賑わう商店街をウィンドーショッピングをしながら、マップを見ながら進みました。
都内唯一の都電荒川線「庚申塚」駅。都電が観れてラ ッキー。踏切手前に巣鴨 庚申塚〔江戸時代、中山道の立場(休憩所)として、「江戸名所図会」にも賑わいが描かれていて、再興された1657(明暦3)年の文字が刻まれている。猿田彦大神も合祀されている〕を参拝。
その後、庚申塚商栄会を直進。掘割交差点手前右側に高層の建物が見え、仏教学部もある大正大 学の構内へ。出入口付近にある、鴨台さざえ堂〔2013(平成25)年に完成した「すがも鴨台観音堂(おうだいかんのんどう)」は八角・三匝の建築。その構造を巻き貝のサザエ(栄螺)に例えて「鴨台さざえ堂」とも称している〕に拝観無料だったので、二重螺旋階段を上ることに。内壁には梵字が書かれ、階上には金色の観音像が安置されていました。
階段を下りて外に出ると、傍にインパクトのある赤いタコの置物があり、 オクトパス君と言うそうです。
愛嬌のある顔をしていて結構可愛いです。一同笑い。
名前のオクトパスから、置くとパスで合格祈願グッズとして売られているようです。
キャンパスに来る学生さんをよそに、明治通りを横断し旧中山道を直進。東京先端医療モールビルを過ぎて右折。「先端医療というので、もっと立派なビルだと思いきや、それほどでもありません。
首都高速道の高架下をくぐり、八幡通り児童遊園を見つけ左折。細い道を直進して行くと、右側に大型バスが何台も停車している東京バスの車両センターがありましたが、手前のバス車両がデザインや色が同じなのに表示を見ると、KANSAI となっていて大笑い。
その先の石神井川に架かる観 音橋は渡らずに、川沿いの 遊歩道を進みます。なお、対岸に観音像が見えます(2015.12撮影)。石神井川には鉄網が張られていて、覗くと川面は随分下に。今秋の台風では、東京の河川も大きな被害が出ましたが、どのくらいまで、水面が上昇したのでしょうか?見た限りでは大丈夫そうでしたが?
遊歩道は歩きやすい。川のほとりに紅葉が終わったサクラ並木 が立ち並びます。お花見の頃に来て見たいですネ。
くねくねと曲がっている遊歩道は、途中、音無くぬぎ緑地など・橋に隣接しています。閑静でしばし都心にいることを忘れてしまいます。左側は住宅街。
さらに埼京線の高架下をくぐって、川沿いを進み、金沢橋南の信号で川沿いから離れて、信号前の加賀公園へ。園内でトイレ休憩。加賀藩下屋敷跡、陸軍板橋火薬工場製造所跡を探して 園内の高台に上るも見当たらず。階段を下りるとすぐ脇の配管設備があった場所 に、案内板が。見つかって良かったです。
明治初期に官営の火薬工場が建設され、太平洋戦争終戦まで置かれていました。当時の建物や弾道管、露天式発射場の土塁などの遺構が現存していて、2017(平成29)年、国の史跡に認定されました。
ここで雨が強く降って来て、その後のコースを変更。
とりあえず、東板橋体育館まで行って、板橋駅前の近藤勇の墓を見て、ウ ォーク後の天然温泉のある巣鴨駅へ戻ることに決定。途中、今どき珍しい「園公橋板市京東」の文字を発見。
右側に体育館がありました。金沢小南の交差点を左斜めに進んで板橋駅方面へ。マップが正確なので、間違えにくいのが助かりました。マップを見ながら、高速道高架下を板橋1丁目をめざします。
1丁目でコースマップどおりに旧中山道に突き当たり、左折。昔のなりわいが嘘のような閑静な道を直進。駅前付近は賑やか。埼京線の板橋駅横の踏切を横断して、滝野川桜通りを左折して間もなく駅東口近くの近藤勇・新選組隊士墓所がありました。
このくらいの有名人になると、墓所もあちこちにあり、オジン隊で歩いた流山やハトちゃんの実家近くの東京・日 野市にもあります〔ここ(板橋)は、 近藤勇が処刑された平尾一里塚の近くで、隊士永倉新八らの手によって供養塔を建立。敷地内には、近藤勇や土方歳三、永岡新八の写真が掲示されて紹介されていて、新選組の慰霊碑も立っています。
近藤勇と土方歳三が連記されていたのを見て、奥さんではないの?という冗談も出て大笑い。
参拝後は旧中山道に戻って、巣鴨方面へ直進。そのまま進むと、先ほど曲がった先端医療ビルが あって、往路とぶつかりそのまま、左右の商店街を見ながら巣鴨駅まで戻りました。 途中、記念写真撮影のために、もう一度、とげぬき地蔵へ。
正午を過ぎて、人通りも多くなり、ステンレス製で作られた案内順柵に多数並んでいました。柵は最近できたもので、お年寄りが多いので手で支えることを考慮されているのでしょう?
巣鴨駅前に戻って「ガスト」に入店。ちょうど昼食時間帯で少し待ちましたが、席を早く確保するため、とりあえず二人席で、来月の日時と場所を決定。その後、二人ずつに分かれて昼食。
店を出て、先輩たちは「東京染井温泉さくら」へ。ハトちゃんは、都営三田線の巣鴨駅へと別れました。
途中、ところどころ傘が開く時間がありましたが、強く降られず、上手く切り抜けて約8km。巣鴨は、東京の下町の風情と昭和レトロを感じる駅ハイに...。
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今年も8月を除く毎月、駅ハイを楽しみながら無事に終了しました。また来年も、全員で健康で楽しい駅ハイとトークを楽しみましょう!
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