コースは13.5km;逗子駅 延命寺(弁財天)宗泰寺(大黒天)東昌寺(福禄寿)光照寺(寿老人)HAYAMA STATION仙光院(毘沙門天)長運寺(布袋尊)玉蔵院(恵比寿)葉山一色海岸 葉山バス停逗子駅
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1月24日(木)快晴の下、湘南七福神めぐり http://speedbz.com/sevengods/ にオジン隊4人で行って来ました。
逗子は、三浦半島北西部で相模湾に面し、湘南の一部とされ、鎌倉市、三浦郡葉山町、横須賀市、横浜市にも接し、鎌倉・葉山などとともに海水浴場のある観光都市。東京や横浜のベッドタウンで、市街地では新興の高級住宅街が見られます。
元職場の後輩も、ここから職場まで通っています。
湘南七福神は、1973(昭和43)年に開設され、今年も元旦から1月10日まで御開帳されました。
ハトちゃんは、総武線快速・横須賀線を利用。平日だということと、冬場ということもあり、隣りの鎌倉駅で観光客はほとんど降りてしまいました。
10時。全員風邪もひかずに元気に集合。同乗の駅ハイ参加者は一桁。スタート手続きをして、ウォーク前に、恒例の新年挨拶。今回は13.5kmのロングコース。メンバーで話し合って、兼子隊長から「七福神めぐりのみで、ゴールは逗子駅に戻る」ことになりました。
今年は晴れが続いて、空気はカラカラ。早速、隊長を先頭に、和気藹々と話しながら、マップとマップの掲載写真を確認しながら進みます。
駅東口前から店員が呼び込みをしている鮮魚店横を通って、京浜急行の踏切を横断し逗子橋を渡ってうっかり右折。傍に京急「新逗子駅」。川に沿って清水橋へと。ここで、遠藤副長が道の違いに気づいて、メンバーは逗子橋まで戻って、右折し正規コースへ。
突き当たりの延命寺〔弁財天:真言宗・黄雲山地蔵院で逗子大師 として知られ、奈良時代に行基が開山したと伝えられる。鎌倉時代に三浦氏の祈願寺となり、北条早雲に攻められて一族が滅亡した折、三浦道香主従がこの寺で自害した。本尊は大日如来〕へ。
本殿(拝殿)は、石段のうえにあり、駅ハイパンフに載っているとおり、屋根が二段になっていて威風堂々としていました。「延命」という言葉に惹かれるのも年齢のせいでしょうか?
参拝後、逗子文化プラザの前を通って、先ほど行った清水橋へ。橋を渡らずに手前を左折し田越川に沿って歩くと、川の水は意外ときれいで、魚群が見えました。
ここで、箱根駅伝で青山学院が総合優勝を逃したことと、母校のH大学が目標の5位には及ばなかったものの、昨年と同じ6位の大健闘に、盛り上がりました。
仲町橋を見つけてその先T字路を右折すると、間もなく宗泰寺〔大 黒天:阿弥陀如来を本尊とし、高野山金剛峯寺の末寺に属する。如来は室町後期のもので、不動明王、天燈鬼、十王像が残っており現在の堂宇は、昭和40年に再建したもの〕へ。目前の丘の中腹から段々に、墓地が並んでいて奥の院は高いところにあったので、本殿のみ参拝。駅ハイ者と言葉を掛け合いました。
その後、住宅街を抜ける際、本日はゴミ収集日。途中、何台もの収集車を見かけました。途中、烏の「カァーカァー」という鳴き声。ゴミを散らかしている場所があり、烏対策と烏の賢さが話題に。
ここまでは約30分。3番目の七福神までが一番距離が長い。ちょうど全豪オープン決勝で大坂なおみ選手が相手にあと1ポイントで優勝だと思われたところから、第2セットを逆転され、そこから気持ちを入れ替えて優勝して感動した話。「もうだめかと思った」のはメンバー共通に感じたそうです。他の試合も逆転勝ちが多くて価値ある優勝でした。
続いて、ほとんど道なりに進んで、ガソリンスタンド前の横断歩道を渡って直進し、ミラーと郵便ポストの前を左折し突き当りが先ほどの田越川。右折して川沿いを進みます。川面から、鯉や錦鯉を発見。烏川橋を渡って右折し道なりに直進。
JR線の電車の走る音が聞こえて、間もなく踏切を渡って右折すると、左側に第一運動公園が広がっています。トイレ休憩。トイレの前には、犬が遊べるドッグランドがありました。
その後、運動公園を左側に見ながら京急線手前の道を右折し、直進。間もなく右側に東昌寺〔福禄寿: 真言宗・青竜山東昌寺と号し、昔は東勝寺と書き、北条氏の菩提寺、鎌倉の東勝寺の由来を受け継ぐ寺として知られている。北条氏滅亡の際に、当時住職 の信海和上が一人で大日如来を守り、池子に落ちのびてこの地に寺を再建したと伝えられている。境内には国重文の五輪塔がある〕。本殿柱の彫刻が見事。
参拝後、その先、神武寺駅ロータリーを通って、池子駐在所前へ。池子といえば、2018(平成30)年11月に反対闘争の末、米軍家族住宅の建設を中止し、新たに横須賀基地内に独身下士官宿舎を建設することで日米両政府が合意したニュースが流れたことを思い出しました。
神武寺トンネルまでは、幅広のゆるやかな歩道を歩いて行きます。 トンネルを抜けて、JR横須賀線「東逗子」駅前へ。また、ところどころに選挙用ポスターがあって、最近の女性候補者が美人だということに。60歳を過ぎているオジン隊ですが、まだまだ色気というか、好奇心だけは衰えません。
駅踏切手前の道を左折。線路沿いを進みます。マップには近くに感じられた光照寺がなかなか出て来ません。やっと寺の駐車場看板があって、左手に光照寺〔寿老人:真言宗・開宮山光照寺と号す。開山は不明だが平治の乱で敗れた源義朝の嫡子悪源太義平の供養に建てられたとの伝承があ る。本尊は木像阿弥陀如来立像で、運慶風のたくましい彫刻で鎌倉時代の作とみられる〕へ。平屋で屋根の形が東昌寺と似ていました。右側に小高い山が見えます。
参拝後、東逗子駅前まで戻って踏切 を渡ってすぐに右折し、スーパーを越えて左折すると、正面に東逗子駅のバス停がありました。広い道はバスが通っていましたが、バスの本数は1時間に1本と少ない。ここまで戻れば、帰りはバスでも帰れますが、メンバーは先を急ぎます。
道なりに歩いて行くと、雑木林と低山が見えて来ました。桜山中央公園になっていて、いきなり167段の急な石段を上ります。遠藤副長は、頂上に上ると「バテた」と言って、日頃の運動不足を反省していました。小生も息が切れて汗ビッショリ。ウォーク途中の階段は応えます。
その後、保育園と運動が盛んで垂れ幕がかかっていた逗葉高校 横を通って階段を下りると、小さな公園。突き当たりを右折すると、HAYAMA STATION(地元の特産・土産品から新鮮野菜、スイーツやパン、生活用品など、葉山を感じるショップステーション)。マンホールはヨットが浮かぶ海のデザイン。
立ち寄らずに南郷前から県道にいったん出ますが、すぐ斜め右に入って、鄙びた道を道なりに進みます。間もなく右手奥に仙光院〔毘沙門天:真言宗・長谷山仙光院と号す。開山は 名僧長覚で室町後期。本尊は十一面観世音で脇仏に不動尊、毘沙門天を祀る〕へ。境内へは石段横のスロープを上って舗装されている境内へ。
「ぽっくり観音」「ぼけ除観音」があり、他人事のようには思えません。ここで、今後のコースの検討。「とりあえず、縁起の良い名前の長運寺まで行って、バスで逗子駅へ戻るか、逗子駅へ戻る道があるのでは?」ということになりました。
参拝後、県道に出て、葉山方面へと。川久保で県道から右手に入り、人通りの少ない道を歩いて行くと、やっと長運寺〔布袋尊:真言宗・景政山長運寺と号 す。大永年間(1521~27)、宥海の開基と伝えられる。この地の住人長江太郎義景(鎌倉権五郎景政の子孫)が衣笠城内の不動を分祀。本尊は不動明王。三浦不動尊25番札所〕へ。
石段を上って、奥まっている本殿を参拝。境内は狭い。ここで、光照寺から前後を歩いていた健脚の女性ウォーカーと立ち話。これから玉蔵院〔恵比寿:真言宗・守護山遍照寺と号し、奈良時代の東大寺別当 良弁僧正の開基で1250年以上の歴史を持つ葉山町最古の古刹〕をまわって、葉山一色海岸まで歩くと言う。われわれは、これから逗子駅へ山を越えて戻ると強がりを言って、別れました。
道を聞こうにも、寺には人影も無く、少ない人家にも人がいませんでした。幸い、近くにヤクルト配達所があったので、ハトちゃんが代表して、オバちゃんに駅への道を聞きました。山越えも考えなくてはならないと不安になりましたが、
「この先、長柄まで行って右折し、トンネルを抜けると逗子駅方面に抜けられる」と。
急いで、みんなに話して、その先、長柄の信号を右に折れて、県道311号線の長くてゆるやかな坂を上ると、桜山隧道(トンネル)前の案内標識「逗子まで1km」を見たときは、全員で「ヤッター」と、歓喜しました。立派なトンネルは新しくて、結構、長かったですが、歩きながら感謝!
まさに、「トンネルを抜けると、少しで駅だった」。 20分ほどで逗子駅前通りに出て直進し、横浜銀行があって、逗子駅でゴール。
メンバーの思い切った決断が、バスを待たずにバス代も浮いて、ちょっとの歩きで駅に着くという福をもたらしました。
駅前の中華・日本そばの「仙満亭」で、昼食をとりながら本日の成果と来月の日時を決定。
その後、14時42分発の湘南新宿ライナーで帰途に着きました。大船駅で別れて、先輩たちは、天然温泉でビールを飲んで軽く新年会。小生はそのまま降りずに千葉方面へと向かいました。
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本日は六福神めぐりでしたが、マップではわからなかったミステリーな道も歩けて、新しい発見があった駅ハイでした。海が観れなかったのは、残念でしたが...。