コースは;JR竹岡駅 黄金井戸燈籠坂大師の切通しトンネル燈籠坂大師堂三柱神社延命寺松翁院不動院和蔵酒蔵旧湊川橋梁橋脚岩谷観音堂上総湊駅
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いつもは内房線で無人駅の竹岡へ。1月19日(土)、駅ハイ(19~21日)で初の開催。天候は3月中旬~下旬の暖かさで快晴。
「話題の燈籠坂大師の切通しトンネルと東京湾の絶景を楽しむハイキング(約9km)」 に行って来ました。
千葉駅から内房線に乗ると、上総湊駅を過ぎる頃から東京湾の景色が車窓から見られます。車内の会話で駅ハイに参加する人たちとわかりましたが、竹岡駅に着くとゾロゾロと...。
なぜか我先に改札口まで駆け出しました。小生は何なのかわからず、渡り階段の上から、海岸をパチリ。
改札口を出ると、受付は長蛇の列。後ろに並ぶと、先着60名に即席の竹岡ラーメンが配られ、小生のだいぶ前で終了。それでも、「ふっつん(ゆるキャラ)」デザインタオルをもらえて良かったです。
傍にいた係員に聞くと300名くらいが下車して、主催のJR駅員や地元の関係者はうれしい悲鳴とてんてこ舞い。
コースマップと矢印案内を見ながら、多くのウォーカーの後に付いて行けば 間違えません。駅前を下ると、蒼い海が広がっています。間もなく左折すると、鳥居が見えて来て、最初のポイント「黄金井戸(こがねいど)」へ。
日本で初めてヒカリモが発見された場所で、これがヒカリモ!水面に浮かんでいるヒカリモは黄金色に見えて、奥の方が光って見えます。藻そのものが光ってるのではなく、太陽の光が反射して光ってるように見えるんだとか。この地域は海底に沈んでいた場所で、黄金井戸は波による浸食でできた洞窟だそうです。
見学後は、国道127号線内房なぎさラインに沿って歩いて行きます。晴れて青くはっきり見える海と左遠方には富士山やアクアラインも一望できる絶景が続きます。車の往来は休日なので多いものの歩道をゆっくりと約25分直進。
間もなく、城山隧道が見えて車道の左側に歩行者専 用道があって、くぐり抜けると右手に赤い門があります。話題の観光スポットなのに横断歩道が無くて、係員が立っているものの、交通整理をしていません。自分の判断で横断し、ゆるやかな上りを進むと小さなトンネル。「まさか、ここで は?」。トンネルを抜けると巨大な燈籠坂大師の切通しトンネル(高さ約10m)が眼前に出現。両脇の岩壁には断層の織り成す模様があり、反りたつ角度が急峻。夏には涼しい風が吹き抜ける名所。
なんとここは人力で掘って作られたトンネルだそうで、大師堂への参道に なっていてパワースポットとして知名度が上がっているそうです。確かに、迫力がすごい!写真好きな人は絶対お奨めです!
人力のすごさを目の当たりにし、感動後、階段を上がると燈籠坂大師堂があります。ここには弘法大師空海に由来した話がありますが、空海がこの世を去った後、漁師が漁の安全を祈願して建てたそうです。大師堂は昨年の台風で損壊し、現在、外観のみ。後方の展望台でも見晴らしはよくありません。
帰り道で上を見ると、とにかく、切通しトンネルはすごかった!
国道に戻って間もなく行くと、三柱神社の看板。左折して直進すると突き当りが延命寺。「延命」という以上、帰りに絶対参拝することにして、その先にある三柱神社へ。神社の本殿は石段の上にあり、赤い幟には祝千三百年と神社名が記されています。718(養老2)年に創建された古社で、向拝には彫刻師で有名な波の伊八の彫り物があります。本殿前で資料が配布されていました。
階段を降りて左折し、真言宗智山派の延命寺へ。石段の先に本堂。本堂前に 祈願用の芋づる式の丸い板を引っ張ると音が鳴る、珍しい用具があったので参拝者は次々と引っ張って祈っていました。
白弧川を渡って左折。海岸が目の前に。赤くて小さな鳥居が左側に、正面に防波堤と竹岡漁港の 漁船が停泊中。漁村の間を抜けると、本堂から10分ほど離れた市街地に、露座の大きな銅造地蔵菩薩坐像がありました。
途中、竹岡コミュニティーセンターの 建物内でトイレ休憩。地元の主婦たちが飴入りの折鶴やコーヒーなどのサービス接待。ハトちゃんは初めての駅ハイと地元民のサービスの感想を話し、次回の開催を強く要望しました。
その先の国道に出て左折して間もなく、松翁院(十夜寺といわれる)へ。室町時代後期に、梵蓮社行誉上人によって開山され、浄土宗の寺を参拝。かわいい地蔵たちと墓所から海が眺望できます。
続いて矢印を見つけ、踏切を渡って左側にあった不動院へ。参道の両脇が松並木。コミュニティーセンターで聞いたお饅頭のサービスは境内を散策するも 場所がわからず残念!
寺は石洞山不動院と呼ばれ、本尊は不動明王。1294(永仁2)年に僧 願行が開基されたといわれ、手前の本堂と、奥に不動堂があります。本堂に向かって左に樹齢が相当経っている古木。上総七福神の布袋尊を祀っています。
参拝後は、急な上り坂を懸命に上って行きます。なかなか頂上につきません。汗ビッショリ。左側に鉄道、国道が見えて、途中で展望が開けて、海が観えます。海面の色がスタート付近より、薄く観えます。
右側は丘陵で、洋風の別荘と思われる建物が点在。上りが終わったかに見えた分かれ道。矢印はなく、勘で右側へ。ビュースポットから海を一望。
やっと上りが終わって、天羽マリーンヒルの看板と数軒の建物。これから開発される地域のよう。
多くのウォーカーが休んでいる中、小生は下りはじめ、前のウォーカーをだいぶ追い抜きました。
電車が走る音が聞こえ、国道を渡って海側に行く手前に「清酒 聖 泉」で有名な和蔵酒蔵。出入口では試飲サービス。酒を飲まない小生は、酒蔵を見学後、早々と退散。
その後、海岸に出て右折。富津湾に注ぐ幅広の湊川河口 沿いを歩きます。内房線の高架下をくぐって未舗装の道を進むと、右側に赤レンガの旧湊川橋梁橋脚が見えて来ます。1923(大正12)年に関東大震災で損壊した震災前の旧湊川鉄橋の橋脚がだいぶ黒ずんで残っています。
湊川橋を過ぎさらに土と砂利道を進み、次の橋を渡って右折し、国道465号線に出てさらに右折。矢印も看板もなかなか出て来ません。前にいたご夫婦の後についてしばらく歩くと、左側に岩谷観音堂の岸壁と本堂への急な階段がありました。看板に50m先から上ると記されていたので、駐車場横の舗装された坂道をちょっと上ります。
岩谷観音堂の洞窟は古墳時代の墓といわれていて、実 は14個も洞窟があるそうです。岩山をくり抜いた洞窟に多数の磨崖仏が彫られていて、ここもパワースポット!その他、階段があったり、テーブルが置いてあります。洞窟の地面は砂で滑りやすい。
観音堂の建物は小さくて、一緒にいたご夫婦は、帰り道に急な坂道を選び、二人で手をつないで下っていたのを見ました。
ゴールの上総湊駅までは、わかりやすいほぼ一本道。駅前で昼食をと考えていましたが、鄙びた土地 柄、コンビニも食事処もなく、結局、千葉駅まで昼食なし。電車が1時間に1本なので、出会ったウォーカーはほとんど一緒。駅ホーム横には、菜の花が黄色く一面に咲いていました。(12:24発)木更津行きで、君津で逗子行き快速に乗り換えて千葉駅まで。
千葉ステーションビル「ペリエ」で餃子定食にありつきました。
快晴のもと、コース名とピッタリの 「ビュースポット東京湾の青くて広い海に富士山、パワースポット燈籠坂大師の切通しや岩谷観音など」 満足した駅ハイでした。
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