1月9日(水)は5時過ぎに起床。本日も晴天続きで雨の心配なし。少し早めに上野に着いて、トイレをすませて14番線ホームへ。ホーム前に、石川啄木の歌碑があるのに初めて気づきました。
まず、上野駅から始発 高崎線・両毛線内の前橋行きに乗りました。早朝なので、車内の乗客はまばら。
高崎駅(9:20)到着後、中央改札前の駅ビジターセンター(総合案内所)へ。東西連絡通路前には、おぎのやの釜飯販売店や土産店が並んでいます。
9時30分からの受付でしたが、開いていて早速カードをかざしてスタート登録。コースマップと資料をもらいました。コースマップは「たかさき遊び」パンフのコピー。同コースは数回歩いていたので受付のみ。
コースは約12km;高崎駅駅ビジターセンター(総合案内所) 群馬音楽センター高崎市山田かまち美術館観音山観光センター白衣大観音染料植物園洞窟観音清水寺高崎公園高崎市役所21階展望ロビー高崎駅
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時刻を見ると、乗って来た電車の待ち時間まで1分あり、あわてて改札口から2番線ホームへ。エレベーター壁面にはSLのプリントが貼られていました。飛び乗ると、乗客は多数。間にあって15分ほどで終点前橋駅(9:43着)へ。
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コースは4.5km;前橋駅 駅観光案内所 豊川稲荷神社(隆興寺)赤亀橋尾曳稲荷神社JAファーマーズ上毛電鉄中央前橋駅出世稲荷神社岡本太郎 太陽の鐘前橋文学館前橋初市まつり会場前橋八幡宮(だるま供養) 前橋駅
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前橋は3回目。しかし、初市まつり開催日は初めてだったので、興味があり遠路はるばる来ました。
まつりは、六斎市として毎月4と9の日に開かれた日用雑貨や生糸の市が起源といわれ、厩橋(現在の前橋)城主、酒井重忠候の時代(1600年代初め)から続く伝統ある行事で、別名だるま市とも呼ばれています。
駅改札突き当りの観光案内所で受付スタート。北口前のバスロ ータリー横を抜けて、赤レンガ造りの上毛倉庫を左折し直進。
国道50号線に出て川を越えると、右側に豊川稲荷神社〔曹洞宗普門山隆興寺: 江戸初期の1636(寛永13)年に前橋城主酒井忠世により、龍海院九世角雲全虎和尚を招請し開山。1885(明治18)年に愛知県豊川妙厳寺から勧請して建立された〕へ。本堂前の狐は、巻物を咥えていました。
参拝後、寺を出て信号を右折。三河町一丁目公民館前を通って、真っ直ぐ進むと、途中に大竹レンガ倉庫、前橋市芸術文化れんが蔵があり、その先の端気川にかかる橋が赤亀橋。橋はその名のと おり赤色で、欄干に赤亀伝説」が伝わっています。尾曳稲荷の御神体が赤い瓶に入って流れ着き、太田道灌が厩橋城を築城した時、赤い亀が現れて手引きをした経緯の解説版が付けられていました。
橋を渡って2軒の床屋を過ぎて左折。直進し、人家の先に朝日公民館の敷地内に、尾曳稲荷神社 へ。場所が奥まっていて、見落としやすい。厩橋城は太田道灌が築いたという「なわ張り」伝説〔ある日、城をつくる場所に立って思案しているとき、突然一匹の赤い尾をもった亀が現れ、亀の行方を追っているうち、歩いた後が城のなわ張りになっていたのに気が付きました。こうして厩橋城ができた。亀は、城の守護神として稲荷神社に祀られています〕が伝わっています。
狐は1925(大正14)年と1949(昭和24)に建造された一対ずつの計4つ。
参拝後は、その先を直進すると、広い道に出ます。いったん、右へ曲がる とJAファーマーズの建物がすぐ見えます。横断歩道が無いのですが、車がほとんど通らないので大丈夫。JA(農協)の直売所になっていて、ウォーカーが立ち寄っていましたが、ハトちゃんは外観のみ。道を戻って広い道を進み、広瀬川を越えて右側に上毛電鉄の城東駅が見えます。単線で鄙びた感じ。
駅踏切を渡って、線路に沿った細い舗装道を進みます。矢印があるので、間違えません。住宅街を 抜けて10分ほど歩くと左手に上毛電鉄の終点中央前橋駅があります。
駅前通りのホテルビルを右折して歓楽街の一角の出世稲荷神社へ。
前橋城築城に際して、鎮護のために勧進されたという。耳の立った狛犬が巻物を咥えて、目つき鋭くにらんでいました。もう出世したくはないので、軽く参拝だけ。
前橋八幡宮を除いて、ここからは初市まつり会場へと向かいます。
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川沿いの景色を眺めながら前橋文学館。萩原朔太郎の立像が建物玄関前に。
その後、諏訪橋西詰の交差点に戻って、立川通りへ。市中パレードは、先頭の鼓笛隊だけの姿だけを見て、後続の踊りや行進部隊は遅れているとのこと、警備の人たちがやきもきしていました。
まつりは本町の八幡宮境内で午前10時からの神事と、古いだるまを供養する「お焚き上げ」で幕を上げます。10時半ころ八幡宮から「市神様」の渡御行列が出発、木遣りや神輿、天狗や大獅子などの行列が中心商店街を練り歩き、東和銀行本店前(憩いの広場)の仮宮まで行進します。
国道50号の本町通りは完全交通規制され、中心商店街全体に市が広がり、だるまや招き猫、さまざまな縁起物、また植木などの露店350店あまりが出店します。
縁起物を買い求める人たちで賑わい、買い手の値切る声と露天商との威勢のいいやりとりが深夜まで行われるそうです。
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弁天通りと中央通りとのぶつかる交差点から中央通りに入ると、一気に露天商が並んでいます。地元や観光客がごった返ししてウィ ンドーショッピングや、飲食物を買って頬張 っていました。中央通りアーケード内と本町通り(国道50号)は車両進入禁止になっていました。
真っ直ぐ千代田通りまで進んで、群馬銀行横から前橋八幡宮へ。古いだるま供 養、お焚きあげ会場になっていて、境内付近のダルマ市をはじめ多くの参拝客で賑わっていました。こちらの狛犬は獅子のようで、顔にはふさふさの毛で覆われていました。
女性警備員に駅までの道を尋ねると、きちんと教えてくれて、本町2丁目の5差路の信号を右折。駅へと通じる、けやき通りへと...。
この時点で、予定していた電車に間に合うかの状態。何とかゴールの前橋駅(11:25)へ。
前橋駅(11:35発)から高崎駅へ(両毛線)。
高崎駅では乗換時間3分。高崎線ホームへと駆け下ると、発車ベルが鳴り終わっていました。あわてて飛び乗り上野・東京ライン普通熱海行きに間にあいました。座席で昼食と飲み物をとって一眠り。大宮駅で発煙の安全確認で10分遅れ、幕張本郷駅に14時55分に到着。
初市まつりを初めて見ましたが、賑やかで活気があって気分も高揚できましたが、あまりにもゆっくり歩いたので、帰ってからドッと疲れが出ました。
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