「お楽しみ友の会寄席」に参加

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10月5日午後、友の会大会議室で、9回目になる「お楽しみ友の会寄席」が開催されました。34名の参加者は、楽しいひと時を笑って過ごしました。

それに先立ち、友の会の古澤事務局長の司会進行で、津久井 洋(友の会新会長)の挨拶がありました。落語の前に、お楽しみ抽選会が行われ、会長が当選番号を引き事務局長が読み上げると、参加したみなさんは番号の付いたティシュと照合し、歓声と落胆のため息が...。

第一部 「いつでも元気」誌紹介
30周年の歴史を持つ民医連の機関誌「いつでも元気」(医療・福祉の話題はもちろん、時事問題、料理や旅、海外の情報から有名人まで、豊富な内容)、古澤事務局長から購読の勧めがありました。

 〔第二部 落語二席
お馴染みの百楽庵金一さんめずらし家芝楽さんの楽しい話芸が披露され、参加者は大いに笑いました。「笑い」は健康の源といわれ、健康友の会としてもとても有意義な内容でした。

金一さんは、自身の落語会場での高齢者とのやりとりのとんちんかん、地方に行った際のAKB48(あきれたばばあーが48人)だったことや東京五輪・パラリンピックの森 元首相がクリントン大統領へ表敬訪問した際、ヒラリークリントンと会う。後にトランプ氏と大統領選を戦い、相手がトランプだけにババ抜きで負けたという落ちを紹介。

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その後、古典落語の「目黒のサンマ」へ。江戸時代に士農工商(身分制度)があり、道を歩く場合、7割ぐらいを武士が歩き、その他は狭いところを歩いていたそうです。殿様はいつも鯛のお頭付きが食事に出ていて、ある日、地方行脚に出た時、百姓の焼いた黒光りするサンマの匂いが鼻をつきました。ごちそうになると、旬で焼きたてのサンマは絶品。10匹全部平らげ、殿様は大満足。

殿様の命で、家来がサンマを探すことに。房州でとれたサンマを持参。殿様に出す前に、油を抜いて骨をとったり、肉を刻んだりしてムニエル状態に。殿様が食べると、全くおいしくない。
最後の落ちは、殿様が「目黒(地名と黒いをかける)のサンマに限る...」。

殿様と家来のサンマをめぐる掛け合いが面白い。

芝楽さんは、冒頭、自身の自己紹介。「歩く百ワット電球」と称し、苦しんだ腰痛手術と後遺症を説明。高齢者になると、まず耳鳴りが起こり、喉がいがらっぽくなり、歯が3本抜け、目は飛蚊症に、さらに爪がかさかさになった(これを、みのはめつ身の破滅)にたとえて大笑い)。長寿のためのかきくけこは、1.感動(感謝)2.喜怒哀楽3.くよくよしない4,健康5.恋をしましょう  反対に、避けたいがぎぐげごは、1,頑固2.疑心暗鬼3.愚痴が多い4.下品5.傲慢 だとのこと。
 なるほど、どれも的を得ていると感心しました。

また、コロナ渦で多くなった犯罪を取り上げ、野菜や果物を泥棒が増えたそうです。メロン(茨城産)だけに、泥棒がマスクをしていた。米泥棒が逃走中、脱輪で御用になったのは新米だったそうです。

演目は「西行鼓滝つづみが滝)」。短歌で有名な西行法師が全国行脚し、兵庫県
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に昔あった日本3大滝の鼓滝を訪れた際、滝の情景を見て詠んだ歌詞をめぐる話。

西行は、自分が日本一の歌人だとうぬぼれていましたが、ある村人の家族に会って食事をごちそうになります。御礼に、自信作を披露する。褒められるとばっかり思っていたが、爺さんから一言、婆さんから一言、孫娘からも一言指摘される。それが的確。

3人から自分の慢心を認め、「上には上がある」ことを悟る。以後、73歳で死去するまで謙虚に生きたそうです。

二人とも笑顔がとても良くて、内容は素人のハトちゃんでも、理解できました。
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なお、機関紙「友の会だより」に、感想だけ400字以内で寄稿させていただきました。拙文は以下。

コロナ禍で控えていましたが、4年ぶりに「お楽しみ友の会寄席」に足を運びました。お馴染みの百楽庵金一さんとめずらし家芝楽さんの古典落語は、相変わらず風刺の効いた時事ネタもとり入れ、面白くて、ついつい時間の経つのを忘れるほどでした。武士の時代の人と人との掛け合いや人生訓はためになることばかり。身振り手振り、顔の表情や滑稽な話芸に感心しきり。ご両人の熱演にみなさんと一緒に、大笑いしました。心温まる話に、最後に会場からは拍手喝采!

現在、ウクライナ侵略、新型コロナ、物価高騰や旧統一教会など社会問題が山積みする中、しばしの憩いとなりました。

「笑う門には長寿来たる」といわれ、笑うことは長生きにつながるそうです。これからも大いに声を出して笑い、長生きしましょう!

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このページは、hatochanが2022年10月 6日 13:03に書いたブログ記事です。

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