8月22日(木)は、12日ぶりに駅ハイに...。今回は桐生と上州富岡のかけもち。
早朝、幕張本郷駅(5:50発)乗車。上野から宇都宮線快速ラビット(6:48発)で小山駅へ。ここから両毛線に乗り換えます。座席は夏休みなのになぜか高校生でいっぱい。栃木の高校生は、ゆったり座っていて詰めません。もう一人座れるのにと感じます。2駅目の栃木駅で3分の1は降りたので座りました。途中、車窓を眺めていると、田んぼでは稲が育ち緑一色の田園風景が続きます。
コースは;桐生駅 観光物産館「わたらせ」 西桐生駅桐生織物記念館大川美術館ベーカリーカフェレンガ織物参考館"紫"錦桜橋新桐生駅桐生大橋絹撚記念館観光物産館「わたらせ」桐生駅
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桐生の夏は4鉄道〔JR、東武鉄道、わたらせ渓谷鉄道、上毛電鉄〕の合同開催コース。
桐生駅に到着(9:01)。
「桐生」といえば「織物」の町。桐生川と渡良瀬川の二つの川が市内を流れるこの地は「西の西陣、 東の桐生」といわれたほど織物の町として有名。まちなかには絹遺産群としての繭と絹織物のスポットがいっぱい。
天候は雲が広がり時折晴れ間が出ていましたが、構内を出るとポツポツと小雨が降って来ました。本日は2コースを回る予定で、桐生は40分ほどの時間。久しぶりに南口周辺のみを歩くことに。
最初に向かったのは、東横インの隣りにある、ピンクの建物「絹撚記念 館」外観のみ。つづいて本町6丁目にあって、電車から見えた桐生伝統のノコギリ屋根が自慢のヘアメイクサロン[ash アッシュ 桐生]前へ。出入口が赤い縁取りが特徴。
続いて、樹徳高校前の交差点へ。歩行者・車分離式の信号はなかなか青になりません。車が停まっていたので、急いで新町公園へ。水が流れているドーム型展望台から園内のきれいな植栽を眺められます。
公園内を通って、「桐生」駅へ。
急いで、駅前ロータリー に戻ると 白とピンクの百日紅が見事でした。構内のベンチで、電車を待つ間、朝食のパンを頬張りました。
次の目的地、上州富岡に向かうため、 9時49分発の高崎行に乗りました。上信電鉄は高崎駅0番線ホームにありますが、いったん改札口を出て別の出入口から入場します。電光掲示板を見ると、10時53分発の掲示。あわててホームに行くも、タッチの差で見送り。
30分後の電車まで、トイレ横にあった車両待合室へ。2014年度ゆるキャラグランプリのぐんまちゃんが車両に描かれていました。
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上信電鉄はワンマンカーで、扉の上に無人駅・運転時駅員不在 駅は運転席横で切符のチェック、駅員のいる駅は全扉が開閉し、駅員へ切符をの表示。
40分ほどで上州富岡駅に到着(12:00)。駅ハイの受付は、お富ちゃん家で12時まで。
駅前通りを直進。まちなか周遊バス(ガイド付き100円)を見 かけまし国道256号線突き当たりを渡っ て右折。諏訪神社の鳥居が見えます。信号を左折。宮本町通りを直進し、徒歩5分ぐらいの左手に「まちなか観光物産館(お富ちゃん家)」―「お富ちゃん」は富岡市のイメージキャラクター。
観光協会に受付ができるように事前に連絡し了承されました。徒歩10分かかり、あわてて名前を言って、スタート手続き。
コースは約8km;上州富岡駅まちなか観光物産館 仲町まちなか交流館富岡製糸場甘楽教会永心寺龍光寺銀座まちなか交流館高田川親水公園上州富岡駅
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本日は世界遺産の富岡製糸場見学と街なかを早足で散策。その後、すぐ近くの仲町まちなか交流館のある仲町通りを右折すると、街なかには絹にちなんだ石鹸、菓子の老舗、地酒の銘酒販売店などが並んでいて、飲食店、土産店があちらこちらにあります。街なかは狭いので、すぐ一回りできます。
通りの突き当たりに、製糸場の門と赤レンガの東繭倉庫の建物が見えて来ます。
入場すると左手の検査人館が入館受付になっていて、早速、手続きをして 館内の案内チラシをもらいました。ボランティアガイドが多数。右側に、行啓記念碑などが建っています。
30分間隔で、シルバー人材センターの観光ガイドさんが、ガイドツアーを行っています。
東繭倉庫1階が見学できるようになっていて、向かって右手にガ イダンス展示と売店。製糸場の歴 史―1872(明治5)年、明治政府により官営工場として近代国家への礎石として建設され、当時世界最大規模を誇っていた―や、フランス式繰糸器(復元機)の展示、写真やパネル紹介。座繰り実演・体験も休日に行われています。この倉庫の2階に乾燥させた繭を貯蔵していたそうです。
館内は少し照明がほの暗い感じだったのが、かえって雰囲気がありました。東繭倉庫の外観は赤レンガが見事な「木骨煉瓦造」で、木材の骨組みの間に煉瓦を積み上げています。通風の用途から窓が多くなっています。
その後、順路に沿って「女工館」(日本人工女に技術を教えるためのフランス人女性教師の住居)外観のみ。
「操糸場」(入口から、ビデオ上映のある地点まで見学できて、両脇に自動繰糸機(昭和40年代以降に設置された)がずらりと並んでいて、カバーがかけられていないで直に見学できる場所もあります。
内部は柱がない広いスペースと採光用の多くの窓、蒸気を抜く越屋根など。操業時の「繰糸場」は、300釜の繰糸機が稼動したともいわれ、操業停止まで115年間もの間、休むことなく活躍し続けたそうです。
工女の活躍が、絹産業ひいては日本の近代化に大きく貢献した足跡を見ることができます。
最後に、「西繭倉庫」付近の建物は2015年から5年計画で保存修理工事中との ことでしたが、見学施設が公開されていて、だいぶ復元が進んでいました。
一まわりした後は、急いで来た道を戻って駅へ。高校生が職場体験で改札をしてくれました。「頑張ってね」と声をかけホームへ。
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桐生と上州富岡の合計歩行距離は約3km。上州富岡から幕張本郷まで約3時間半の長旅でした。帰ると明日から植木屋さんが入ることになり、思い切って出かけて正解でした。
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