2月12日(月・祝)、妻と山の友人は、休日を利用して、房総の伊予ヶ岳(336.6m)へ。案内役は、ハトちゃんとも親友で、11月に宿泊して観光、お世話になった隆ちゃん夫妻。
奥さんは、以前、妻と一緒の職場にいた後輩。
以下、妻の話をもとにまとめてみました。
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当日は、冬晴れ。しかし、風が強く朝は氷点下で寒い一日。
妻と友人(きんちゃん)は、内房線の岩井駅で隆ちゃん夫妻と待ち合わせ。千倉に引っ越して以来、久しぶりの再会。二人とも仕事をしていたときよりも元気で、早速、四方山話に花が咲きました。
伊予ヶ岳までは、隆ちゃんの車でコミュニティセンター前を通って登山口の天神郷へ。
いよいよ登山開始。
伊予ヶ岳は房総の低山では珍しく、鋭い岩峰をもち、「安房の妙義山」といわれています。
平群天神社の大鳥居をくぐると、樹の周りが4m以上のみごとな御神木が見えて来ます。境内に梅林があって、数輪開花して梅の香りが漂っていました。神社の後方に、険しい岩峰が顔を見せています。
天神社の左手の道をたどって伊予ヶ岳へと向かい、細い山道へと。間もなく、竹林があります。
シイやクヌギの雑木林から杉林へと緩い山道が続きます。その後、杉林
の急登をジグザグと登ると、
尾根の一角にベンチが置かれた展望台へ。日ざしが暖かく汗が出て来て小休止。
ここから岩まじりの尾根を15分ほどで伊予ヶ岳南峰に辿り着きます。途中、鎖場があったりで、登山上級者でも楽しめるコース。
南峰は鋭く切れ落ちていて360度のパノラマ展望が得られ、双耳峰の富山をはじめ、房総の低山や遠方には東京湾や伊豆大島が眺望できます。残念ながら、富士山は霞んでいて観れませんでした。
強風で髪が乱れる中、さらに北峰へと。10分ほどで無事に北
峰の頂上へ。北峰からの南峰
は崖が切れ落ちていて鋭い山容を眺められます。
下山は南峰まで戻り、富山方面の分岐から雑木林を抜けて、神社まで下ります。神社内に隣り合わせの神照寺という寺があり、神社と寺が一緒の場所にあって不思議な感じ。
そこからグリーンラインを抜け山を越えて隆ちゃん宅までドライブ。途中、館山の手打ち「九重蕎麦」で昼食。季節限定の鍋焼きうどんと鴨南蛮そばに舌鼓を打ちました。蕎麦屋の周囲には黄色一
面の菜の花畑がありました。隆ちゃん宅を初めて訪問。
リフォームした古民家を購入したので、都会では手に入れられないほどの敷地や家の広さ。布団も20組くらいあって、夏はだれかれと泊まりに来るそうです。近辺は自然に恵まれていて、さらにおいしい空気。元農家だったので、土間もありました。農具も多数。ご夫妻はこの地を選んで畑や趣味の陶芸(窯も購入)を始めました。
お茶をしてから、千倉海岸から白浜野島崎の厳島神社参拝。
途中、妻と娘と歩いた外房千倉海岸沿い-道の駅「潮風王国」やお花畑、千倉漁港の景色が懐かしく感じました。
フラワーラインに出て、オーシャンビューの白いホテルが海岸沿いに立ち並びます。間もなく、白浜町の野島埼灯台前。駐車場に車を停めて野島埼灯台公園へと向かいます。
公園内には灯台をまわる遊歩道があって、歩いて行くと、太平洋を一望できる広場や七福神の石像がある厳島神社があります。厳島神社の参道を進んでいくと、その脇にお堂があり、 そこに巨大な男性器と女陰の
シャコ貝が! この「男のメンツ」、優に1m。 先端のずんぐりむっくりと、その手前のジャバラ状が、やけにリアルです。
灯台の奥には「南房総最南端の碑」がありましたが、強風のため断念。岩場から広大な太平洋を望むと、遠く伊豆諸島がうっすらと観えました。「風、強っ!」。
時間があったので、安房グリーンラインへ。県内で珍しい海底地すべり地層を見学。さらに小松寺(本堂前に手製のベンチを新しく作ったそうです)も案内してくれました。
帰りは館山駅西口まで送ってもらうと、駅前通りには温暖な気候を示すココヤシやフェニックスの木が立ち並んでいて南国の雰囲気。北条桟橋から富士山が観えました。近いうちの再会を約束して17時20分発の電車に乗り込むと、車窓から日が沈みかけた富士山のシルエットが幻想的に観えて感激。
思い出に残る伊予ヶ岳登山と楽しいドライブ観光で南房総の一日を満喫しました。