コースは7.5km;いすみ鉄道 大多喜駅 大多喜町観光本陣 大多喜県民の森タケの情報館大多喜城豊乃鶴酒造大屋旅館夷隅神社良玄寺・本多忠勝公墓所行徳橋・本多忠勝公銅像Resort Ⅴiew大多喜商い資料館渡辺家住宅大多喜町観光本陣 大多喜駅
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11月29日(水)、ハトちゃんは5時に起床して、4度目となる城下町大多喜へ向かうことに......。
天候は小春日和。一週間で一番暖かく微風。
千葉駅6時29分発外房線上総一ノ宮行きに乗り、一ノ宮駅で3分の接続で安房鴨川行きで大原駅下車。幕張本郷駅から約2時間。
いすみ鉄道 ムーミン列車(ワンマンカー)に乗り換え。ちょうど通学時間だったので車内は大多喜高校の生徒たちでいっぱい。2両で運行。車窓の両脇には、のどかな田園・里山風景が続きます。大多喜駅まで賑やか。
房総の小江戸「大多喜」は、江戸時代、房総一の十万石を治め、徳川四天王の一人、本田忠勝を初代藩主とする「大多喜城」を中心に、現在まで続く城下町。
電車に揺られて約30分。8時12分到着。駅構内に、忠勝候と家来 の武者人形やムーミンの車両が保管されています。
駅を出て、すぐ目の前に、スタート・ゴールの大多喜町 観光本陣。武家屋敷の外観を呈する観光案内所。手続き後、チラシももらうと、前回とまったく同コース。いざスタート(8:20)。
町中は、いかにも城下町らしい。十字路などには、標識案内が木製 で、歌舞伎の 看板に使う勘定流文字で書かれています。歩いてすぐの所に、大手門。大手門をくぐり、「小谷松」駅方面へ線路に沿って歩き、南郭踏切を右に横断。
その先がメキシコ通り。 起点に、メキシコ国旗が掲げられて いる 記念塔があります。
沿道沿いに「本田忠勝・忠朝」を大河ドラマにという紫の幟が立ち並んでいます。これは町のあちらこちらで掲げられています。ゆるい上り坂を、くねくねと。 歩道に蛙などのアートデザインが。
左手眼下に御禁止川(おとめがわ)の渓谷が続きます。紅葉はあまり観られません。夷隅川と同じ流れですが、お城の前は御禁止川という別名になっています。
1.2kmほど坂を上って、大多喜城への分岐を右折せずに左の道を直進すると、大多喜県民の森・タケの情報館。入館して、展示場を観賞。竹細工の香りと自然を生かした技法が伝わって来ました。帰りに竹のペン立てがお土産。
情報館前から案内矢印で左折し、縄とその先が鎖の張ってあるゲートを 通って、野球グラウンドに沿って大まわり。左側の雑木林はうっすらと紅葉。グラウンドから一望できます。
図書館と大多喜中央公民館を通過して、左の道へ。 いったん下って、上り坂になり、天守閣を目指します。
通行門があ って、 その先が駐車場に 。落葉を清掃している人たちに挨拶。右手に曲がって目の前の大多喜城天守閣を見上げます。城内には開館前だったので入館せず。
「大多喜城」は、徳川四天王の本田忠勝が1590(天正18)年に築城。千葉県立博物館大多喜城分館として、城郭と武器、武具などを展示。1871(明治4)年の廃藩置県で城は廃城。1975(昭和50)年に本丸跡に、天守閣作りの博物館を復元しました。
城前の展望所から大多喜町街を眺めました。横の山道を下って、大多喜高校のグラウンド前へと進みます。授業中で学校は静か。一部分崩れて補修した石段を下ると、すぐ前に大井戸〔忠勝が掘らせた大きくて深い井戸で周囲17m、災害時用。県指定史跡〕がありました。
その先、高校の入口階段を上がったところの薬医門〔二ノ丸御殿にあったと伝えられ、城建造物唯一のもの。県指定史跡〕に寄りました。
その後、元来たメキシコ通りを戻って、踏切を渡って、大多喜町役場、上南郭公園、減速通学路〔石像あり〕、大多喜小学校前へ。標識やバス停の白壁に土蔵のデザインが。大多喜小学校の校門と校舎〔三角屋根が並ぶ特徴的な外観で数々の賞を受賞〕を今回、初めて眺めました。
小学校前を左折して間もなく、十万石最中が有名な御菓子司「津知屋」、すぐ先の角にある銘酒「大多喜城」の醸造元である豊乃鶴酒造〔国の登録有形文化財〕前へ。外観のみで右折。
途中、大屋旅館〔国の登録有形文化財〕を見て、隣接する夷隅神社〔鎮座の年 代は不詳。大多喜町では最も格式の高い神社;社殿は権現造り、玉垣を廻し、古来、牛頭(ごず)天皇宮ともいわれている〕を参詣。城下町通りに戻って右折して直進。突き当りに大圓寺。最初に来たときに良玄寺と間違えたのでよく覚えています。
右手に曲がると、広場のような境内で殺風景な良玄寺。境内を右手奥に まわると、小さいが風情のある「忠勝公園」。墓地の一番奥に「本田忠勝親子」の墓が並んでいます。
その後、マップは迂回するようになっていましたが、行徳橋への近道を知っていたので大圓寺から直進。橋の手前に大多喜町の観光絵図が立っています。
フィッシングパーク入口の看板が。橋の下には夷隅川が流れていますが川幅は狭い。行徳橋の親 柱の上に、本多忠勝公の威風堂々とした武者姿の座像。橋を渡ると、向こう岸の親柱には忠勝公の軍配を挙げる立像の雄姿が見られました。
ゆるやかな上り坂を歩いて行くと、正面に洋風の新しい建物。コースは上って国道297号線を迂回するよう になっていましたが、正面に敷地へ通じる石段を発見。階段を上って雑草の中、建物の裏からResort Ⅴiew大多喜〔大多喜城を中心にした街を一望できるホテル・レストラン〕へ。
境界部にイノコヅチが生えていて服にくっついてしまい、取るのに時間がかかりましたが、近道できて満足。誰かに見つからずに良かった!
玄関前にビスケットとウーロン茶が置いてあり、一服できました。
喉を潤して休憩した後は、国道を船子交差点まで。ゆるやかな坂はスピードを出して走行中。かなりの交通量。セブンイレブンを左折して町の中心へ...。
あとでマップを見ると、国道を直進すれば「城見ヶ丘駅」も徒歩15分ぐらい。次回は運賃も考え、直進しようと考えています。
赤茶けた外廻橋を渡って千葉銀行前を右折し、石畳の道を進んで道なりに進むと、城下町通りに「商い資料館」。
釜屋や、商い資料館などの商屋造りや土蔵造りが見られる城下町通りの町並みは房総の小江戸といわれるたたずまいが色濃く残っています。
100m先の向かい側に、渡辺家住宅〔江戸時代末期の商屋造りで 、国の重要文化財〕が、コンビニ「セブンイレブン」の隣りにあり、外観のみ。現在は一般公開していません。
左折してコンビニ横の坂を上って行く途中、房総中央鉄道館の建物を発見。有料なのでパス。
坂は短く、上がったところは駅前で、観光案内所手前に天然ガス記念館があ ります。入館すると、人形が受付に座っていました。
観光本陣でゴール(10:45)。コーヒーとなた豆茶のドリンクサービス。飲んでいると、観光バスで降り立った観光客51名が押し寄せて来て、土産品を大量にゲット。いすみ鉄道に乗るツアーで来たとのこと。最中屋さんの場所や駅近くで大多喜城の見える場所を聞かれたので教えてあげました。
団体客も小生の乗る電車(11:08発大原行き)と一緒 。ホームで電車を待っている間、大きな声でしゃべったり、大笑いで圧倒されました。枕木にいすみ鉄道への援助金者のご芳名を発見。1両のはずでしたが、団体客用に大多喜駅からもう1両連結。
帰りの電車は運転手が沿線の観光案内を放送。ムーミン一家の歓迎もありました。かつて日本のどこにでもあった懐かしい情景を、のんびりと走る「いすみ鉄道」で味わいました。
2年ぶりに晩秋の大多喜を楽しめました。
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夜は、29日(肉の日) だったので、妻の帰りを待って、息子と小生の3人で焼肉へ。いつもは午後6時前に入店するとのですが、本日は1時間の遅れ。
40分待ってやっと呼ばれてテーブル席へ。焼肉はとてもおいしくて、久しぶりに3人とも満腹になりました。ただし、時間帯で客層も変わり、いつもはファミリーが多いのに、新入社員や大学生のグループが多くていつもより大声が響き渡り、ちょっとうるさい中での夕食となりました。