コースは約12km;館山駅 駅西口まちづくり観光センター北条海岸渚の駅たてやま館山夕日桟橋鶴谷八幡宮那古寺ふれあい市場崖観音那古船形駅
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館山へは、昨年5月6日以来。そのとき、千葉健生病院健康友の会元事務局長 で親友の隆ちゃん夫妻と一緒に歩きました。今回は奥さんが家事の都合で来れませんでしたが、隆ちゃんと駅ハイを楽しむことに...。1ヵ月前に、捕獲したイノシシの写真を送って来て、夫婦一緒に宿泊歓迎のメールをいただきました。
やっと都合がついて、11月8日(水)6時半起床で、早朝の電車。千葉駅7時45分発の内房線で終点の館山駅へ(9:35)。天候は曇り。朝方は小雨が降りましたが、ウォーク中は大丈夫。途中、薄日がさして暖かくなって来ました。隆ちゃんはTシャツで歩行。小生は館山4回目。
館山は南房総特有の暖かい気候なので、海側の西口バスロータリーは南国情緒 のシュロが高く聳え、少しだけフェニックスも。花壇には色とりどりの花が咲いています。一昨年10月から千倉に住んでいる隆ちゃんと元気に再会。
マップをもらいスタート。北条海岸から渚の駅たてやまは前回歩いたのでパス。駅前大通りから海岸沿いの県道257号線に出て右折。正面が北条海岸。徒歩5分ほどの「イオンタウン館山」に車を止めていたので、持参のスコッチウィスキーを置いていざ出発。久しぶりに会って、四方山話に花が咲きました。
県道は内房なぎさラインと呼ばれています。イオンを出てなぎさラインを那古船形方 面に向かって歩いて行きます。左側に館山湾の波打ち際の海岸線の景色が広がります。平久里川に架かる館山大橋を渡って進みます。隆ちゃんは地元なので道案内をおまかせ。
その後マップでは、海岸沿いの道を進むようになっていましたが、そのまま舗装道を直進。約3kmの直線ロングコース。やっと那古海岸交差点へ。
交差点を右折して那古観音前の交差点を左折し、突き当たりの案内の階段を上ると、裏手が那古山の中腹に立つ坂東那古寺〔国の重要文化財。717(養老元)年創建。元正天皇の病気平癒に、行基 が海中より得た香木で千手観音菩薩像を刻み祈願したところ、たちどころに病気が治り、その報謝で建てられたと伝えられている。以来、源頼朝をはじめ足利尊氏、里見義実、徳川氏らの武家の信仰を集め栄えた。本尊は木造千手観音像〕へ。
境内と本殿、多宝塔、建造物は立派で古刹。境内裏山の自然林は館山市天然記念物に指定されており、多宝搭は、1761(宝暦11)年に造立され、多数の宝物に恵まれた寺院。歩きづくめだったので小休止。
金比羅神社はポイントでは無かったのですが、ついでに急な石段を上って参拝。
その後、内房線の線路を越えて那古船形駅交差点へ。
交差点の角に団扇(うちわ)製造会社を発見。左折して進むと若潮ホールの先に海岸線。潮の香り が強くなって来ました。傍に漁業組合直営のふれあい市場がありましたが、市場の中が電気が点いていません。休業日なのかと思ってうろちょろしていると、店員さんが塩害で停電中とのこと。近くの電柱に上って調べている場面に遭遇。何も買わずに海岸沿いの道へ。
その先に、船形漁港があり、館山湾の遠望と停泊中の漁船が並んでいました。
そのまま海岸線を進んでしばらく歩くと、今回のメインであ る崖観音〔普門院船形山 大福寺と称し、真言宗智山派の寺院〕へ。
船形山の中腹に浮かぶ境内の朱塗りの観音堂は「崖の観音」と呼ばれていて、二人で上がって館山市街や館山湾、陸続きの沖ノ島などを眺めました。険しい崖によく建てたと感心。好奇心旺盛な隆ちゃんは、洞窟を探検。
マップのコースは那古船形駅へ向かうようになっていましたが、車を駐車しているイオンまでの長い距離を戻ることに。途中、那古船形駅入口交差点で駅ハイのオバさん二人組に遭遇。ふれあい市場の停電状況を教えてあげました。
それからの道は隆ちゃんにまかせて、折角来たので、コースを戻って鶴谷八幡宮〔関東の三鶴八幡(名称に鶴が付く八幡神社)と呼ばれ、関東地方を代表する八幡神社。他に鎌倉の鶴岡八幡宮。平 安時代初期に安房国の国府所在地である府中(現在の南房総市府中の元八幡神社)に安房国の総社として建立。鎌倉時代に八幡信仰の高まりにより八幡宮と改名され、現在の位置に移転〕へ。
雰囲気が明治神宮に似ていて、玉砂利が敷かれていて、参道の奥に立派な社殿があり、左手前に水田三喜男〔1905(明治38)~1976(昭和51)年、千葉県安房郡曽呂村(現在の鴨川市)生まれ)元大蔵大臣の立像が建っていました。眉間に大きなほくろが特徴なので、すぐわかりました。また社殿左右の鋭い形相の狛犬や拝殿の向拝に初代後藤義光の彫刻があります。
参道を出ると、すぐ近くにイオンの建物があってゴール。イオン内の軽食フロアでラーメンと餃子をとりました。隆ちゃんは買い物。小生はコーヒーを飲んで休憩。
隆ちゃん宅は車に乗って県道188号線で千倉・大貫方面へ約40分。
家に到着時に、なぜか真ん前の道路で近所の方の車が脱輪。なかなか抜けられず、多くの村人たちがジャッキなどを運んで四苦八苦。1時間近くかかって、やっと車を脱出。「こんなに集まったのは祭り以来では?」という冗談が出るくらい。みんなで力を合わせて車の損傷もなく良かったです。
近辺は自然に恵まれていて、さらに空気もおいしい。ハトちゃんが大好きな田舎です。民家をリフォームした家を購入。元農家だったので、土間もありました。農具も多数。ご夫妻はこの地を選んで畑を始めました。奥さんとは1年半ぶりに対面。
にんにくや玉ねぎの発芽具合を見に一緒に近くの畑へ。途中、清水で飲料できる場所あり。畑にイノシシが荒らしに来るため、ワナを村で仕掛けていました。秋の陽はつるべ落としで、間もなく暗くなって来ました。
夜は、酒を酌み交わしながら、イノシシの燻製肉を賞味。全然、臭くなかったです。食べると元気が出て来て、なるほど猪突猛進の気分。奥さんが妻の同職場だったこともあり、久しぶりに、昔の勤め先や原水禁世界大会の思い出、青春(性春)時代のエピソードや家族など多くの話題で盛り上がりました。またギターを弾いてくれて、懐かしいフォークなどを一緒に歌いました。つい時間を忘れて、午前様に。川のせせらぎを聞きながら、千倉の夜は更けて行きました。
翌日の続きは、次のブログで紹介します。
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