ハトちゃんは、24日のクリスマス・イブに、阪急交通社のバスツアー「東京クリスマス&イルミネーションクルーズ・ホテルランチビュッフェ」(日帰りコース)に妻と参加。
二人のバス旅行は、10年以上前に行ったきり。クリスマス・イブを外で過ごすのは、付き合っていた頃以来で30年ぶり。
出発は、西船橋駅10時50分だったので、起床してから自宅に残っていたゆずのジャム作りを二人でやってからゆっくりの出発。
それは良かったのですが、最寄り駅の駐輪場が違うため、別々に出て、「電車の津田沼寄りの前で待ち合わせ」となりました。小生は遅れてしまい、妻が先に。改札口を入場し妻の駐輪場が後ろの方で姿が見えないので探しに。見当たりません。仕方なく前へ戻ると、バッタリ。改札口の外で待っていたそうで、入場していた小生に「信じられない。改札口の外が常識でしょ!」と言われ、早速、機嫌を損ねてしまいました。
そういえば、付き合っていた時に地下鉄改札口をお互いに思い込みで1時間待って、別の改札口を見たら「いた」ことを思い出しました。携帯の無い時代。
西船橋駅から徒歩3分くらいの集合場所にバス2台停まっていて、
小生たちは2号車。添乗員は太った女性。時間どおり出発。添乗員さんから諸注意と夕食の代わりのコンビニ紹介。午後5時以降が強行軍になるそうです。西船橋発は2台、松戸発2台。全部で本日のツアーは時間帯をずらして川崎発などを合わせてバス10台の大所帯。
座席は運転席に向かって右側の前から8番目だと妻の言うままに座っていると、4人家族が来て自分たちの席だと。一つ間違えたと思って後ろへ。そこは着席中。結局、二つ後ろが正解。おっちょこちょいの妻、笑ってごまかし。
車内は家族連れや中高年夫婦、中高年友達など様々。バスは湾岸道路を走って、約40分で有明へ。観光無しで、まずは腹ごしらえ。「ホテルサンルート有明」へ。2階までは階段を上がります。昼食の食堂は意外と狭く、バイキング形式。
ところが一挙に100人ぐらいの人が料理の場所に殺到。混雑してゆっくり食べ物を選べず、早くも数珠つなぎ。何とか皿に盛り付けてテーブルへ。これだけで5分以上かかりました。食事内容はバイキングなので、好きな物を選べました。ビーフステーキは美味でしたが、ライスやてんぷらがぬるくなってしまい、料理はいまいち。
以下、歩いた順にポイントを書きます。
恵比寿ガーデンプレイス...
エビスビールとサッポロビールの建物があり、恵比寿駅から歩くエスカレーターの先に、ガーデンプレイスがあります。ゆるやかに坂を下ると、玄関前に世界最大級のバカラのシャンデリアがガラス
の大きなケースに囲まれて飾られています。ガーデンプレイスの敷地は広いので人が多い感じはしません。小生たちはビルの地下にあった三越に行って、夕食のいなりを買うことに。すると、ランチで隣りだった男女と偶然会って挨拶。40分ほど滞在。意外と時間が経つのが早く、建物内の見学は省略。
添乗員さんの紹介で「俺のパン屋さん」の買う人が並んでいたので、興味があって店内の様子を見ました。「1斤1000円」と言っていましたが、実際は「2斤で1000円」の間違い。昨日は天皇誕生日で皇居参拝の客で人だかりがすごかったそうです。
横浜赤レンガ倉庫...
2月に妻と横浜に来て以来。通りを往来する赤い市営バス「あかいくつ」を多く見かけます。赤レンガ倉庫では、1号館と2号館との広場で、クリスマスマーケットを開催中。カップルがツリー
の前で鐘を鳴らすのに行列。マーケット内は大勢の人だかり。人気の飲食店前では行列ができていて、野外の飲食場所のテーブルもほぼ満席。流れにまかせて、左右を見て回りました。途中から、倉庫前が人が少なかったので、そこを歩いて、倉庫内へ。
倉庫内には、飲食店の他、小物や洋装店などもあって、若者に人気
でした。ただし、倉庫なので周囲は黒くて、電気で照らしていて、独特な雰囲気を醸し出していました。手を繋ぐアベックを見たので、妻の手をとると、ビシッとやられてしまいました(笑い)。
時間があったので、横浜港を見学。正面に「飛鳥Ⅱ」豪華客船が停泊中。船も行き交っていました。奥に横浜ベイブリッジが観えていて、公園広場のベンチでしばし眺めていました。
新港ふ頭の手前の工作船資料館(入場無料)へ入場。日本を守っている海上保安庁の仕事内容と、中央に錆びて多くの銃弾を受けていた工作船を生で見て、現在も日本海で起きている北朝鮮の船を想像できました。
また、傍に以前使われていた、横浜港駅のプラットホーム(現在は休憩所)と線路がありました。遠方には、みなとみらいの大観覧車やコスモワールドや半円形のパシフィコ横浜などの施設も観えました。
お台場から日の出桟橋までのクルーズ...
再び、お台場海浜公園へ。16時55分発の乗船でしたが、30分以上前に到着。桟橋には船(450人乗り)が来ていません。埠頭の反対側は、アクアシティお台場、後方にお馴染みのフジ
テレビの球体
が見えます。ちょうど水陸両用船「カバ号」が到着したところ。
海岸では、前方にレインボーブリッジが...。やっと10分前に船が到着。あたりはだんだん暮れて来ました。多くの乗客が下船後、乗り込み、船が走り出すと、デッキから暮れ行く東京湾と、七色に変わったレインボーブリッジ、京浜運河
や湾岸風景、赤いライトアップの東京タワーなどが見渡せます。
日の出桟橋に着くと、乗り込む観光客が大勢待っていました。降りて、バスの場所まで歩いて出ました。
カレッタ汐留...
新橋近くの汐留のビル街の間にあり、地下の広場にあるため、路上からも覗けますが、観光客が陣取って全貌は観えません。雰囲気は感じることができます。
階段を下りて、添乗員は入口まで誘導。あとは人の流れに沿って、「そのまま進んでください」と。大半の乗客は入場して、「美女と野獣」に沿った青が基調の光とテーマ音楽の祭典を楽しみました。入場したおかげで、ガーデンやツリーの大きさも体験できて良かった
です。
見終わって出口を出ると、私たちは、二人きりになってしまいました。建物内はお店屋さんが営業中。エスカレーターで1階上がりましたが、それ以上は無し。迷子になってしまい、集合時間が刻一刻と近づき焦ります。店員さんに聞いて、エレベーターへ。前は大勢の人。来たエレベーターに「バスの時間があるので、すいません」と言って、特別に乗せていただき、地上に出て路上へ。出たところが、最初にイルミネーションを観た場所の近く。二人いたので、何とかバスまで戻ることができました。同じような思いで戻った乗客もいて、案内不足に不満の声。
東京ミチテラス2017と丸の内イルミネーション...
東京駅前のKITTE前で下車。約40分時間があったので、まず丸の内仲通りの並木通りのイルミ
ネーションを観に行きました。木にかかっている電球が散りばめられたダイヤモンドのように輝いていています。明るい通りを多くの観光客が。交差点では警察官が交通案内。直進して、丸ビル内へ。1階にフルーツがぶら下がっている赤いツリー。
右折して行幸通りの「東京ミチテラス」へ。一方通行だったので、東京駅付近まで観ました
。途中、地下を抜け、反対側を見ると、人の波が動いておらず、新丸ビル側に行かず、元来た道を戻りましたが、途中、方向音痴のハトちゃんは迷いましたが、山歩きの妻は勘が良くて無事にバスの乗り場へ。「良かった」。
青の洞窟...
渋谷駅と原宿駅の間にある、青一色の光で表現された壮麗な並木が続く道を、ゆっくりと歩いて行きます。やはり渋谷が近いので、若者が多い。サンタの赤いコスプレも。青一色
は幻想的で、暗い夜
道を歩くのも若い二人にはお似合い。
一本道なので迷いませんが、途中のイベント場所まで行って引き返しました。横断歩道傍の公衆便所に面白い壁画がありました。
東京ミッドタウン...
昨日は16時半に来て、最後まで観ることができ、その後は、深夜まで2時間待ちの状態だったそうです。
添乗員さんが聞いてくれて、入場まで30分とのこと。添乗員が一緒に回ってくれることになり、みんなも安心。旗の後に、観たい人は付いて行きます。通路ができていて、柵が続いていて途中で引き返すことができません。前の人について、少しずつ進みます。
ふだん入れない建物内の宴会場やホール内を、蛇のようにくにゃくにゃと人の波が続きます。40分ぐらい歩いても、イベントが行われている芝生広場に辿り着けません。
みんなが不安になって、添乗員に相談。途中でいったんフェンス外に出た人も。その後、このまま歩いていってもダメだということになり、やっと添乗員と一緒にコースの外へ。付いて来た乗客が全部出たのか不安になりました。添乗員の乗客の人数確認が無く、歩くスピードも早く、後から来る乗客を待たない姿勢などに不満の声が起こりました。
結局、ミッドタウンの建物内からイベントをガラス越しに観て、トイレ
を済ませた乗客とともに、バス乗り場に戻りましたが、奇跡的に全員いたのでバスは定時に帰路に着くことができました。
帰りのバスで、添乗員は謝っていましたが、判断や慎重性に欠けた案内にアンケートに不満を書きました。人の後に付いてゆっくりだったのと、バスに乗っている時間が長かったので、足が重くなって疲れがドッと出てしまいました。
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天気は夜悪い予報でしたが、帰宅まで雨が降らずに、あまり寒くなかったのは幸い。イルミネーションは目に焼きついて、非常に感動しましたが、クリスマス・イブで休日のバス旅行は、込み具合が半端ではないので、やはり平日のツアーが楽ですネ。とにかくハプニングが多く、印象に残った二人のツアーでした。