コース;四ツ谷駅 帝国データバンク史料館新宿区歴史博物館消防博物館東京おもちゃ美術館民音音楽博物館聖徳記念絵画館迎賓館赤坂離宮弁慶濠聖イグナチオ教会四ツ谷駅
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9月27日(木)オジン隊は 「【学生駅ハイ】小さな美術館、博物館を訪ねて(約8km)」に参加。
コースは、上智大生に馴染みの深い四ツ谷周辺を舞台に、小さな博物館・美術館を巡ります。受付が10時から。オジン隊は10時に集合。ハトちゃんは運賃の安い地下鉄を利用しましたが、途中混雑のため少々遅刻。台風と秋雨前線の影響で雨が心配でしたが、全員そろってスタート。
歩き出して話題になったのは、何といっても酷暑・猛暑。全国で最高気温が35度以上が続き、40度以上も出るなど自分たちの若い頃と比較して、史上初ともいえる暑過ぎる夏でした。オジン隊の8月駅ハイ休みは正解。
まず、四ツ谷口から四谷見附を右折し外堀通りを通って、総合ファッションアパレル企業の三陽商会前を通って市谷本村町にある防衛省正門前へ。今春、文書改ざ
ん事件
が報道されて明るみに。国の安全を保つ省が大丈夫なのか、心配になりました。警備の警察官などが立っていて、通りの手前から建物などを撮っていると、メンバーから「捕まるかも?」というちゃちゃが入りました。かなり広い敷地と建物、高い無線鉄塔〔竣工は2000(平成12)年で、建物も含めた高さは220m。東京都の塔では、東京スカイツリー、東京タワーに次いで3番目〕が建っています。
途中、駅ハイのために案内女性が立っていた帝国データバンク史料館に立ち寄りました。手前まで
入館の予定は無かったのですが、先導役の兼子隊長が誘いに乗って入館。受付も案内役も若い女性だったので、メンバーもニヤケ顔。7階までエレベーターで上がり、入館。
(株)帝国データバンクは、1900年の創業以来、信用調査事業を通じて、わが国の企業活動、地域経済の発展に貢献。信用調査会唯一の史料館で、200年に及ぶ信用調査の歴史、役割が映像や貴重な資料で紹介されていました。政治家や小説家など著名人の写真が並んでいましたが、すぐに名前が出て来なくなったのは、老化?のせい。
先があることを伝えて早めに退館。その後も、防衛省を右手に見ながら靖国通りを進むと雨が降り出し、傘をさしてのウォーク。右前方に頭文字 C のマークと法科大学院棟がある中央大学市ヶ谷キャンパスが見えて来ます。
大学前の合羽坂下信号を左折 して、津の守坂を上って行くと、デザインが、新宿区のケヤキ、高層ビル群、淀橋浄水場のカラフルな下水道蓋がありました。
2番目のポイント新宿歴史博物館〔1989〔平成元)年設立。常設展では、新宿の歴史、生活の変遷を時系列 で、写真や資料で紹介・展示〕前へ。銀色のペン先の曲がった万年筆みたいなオブジェがトレードマーク。外観のみ。
コースを進むと、どこか懐かしい風景。大学職員時代に仕事で来ていた四谷税務署。角には三栄公園と、税務署の建物が変わっていなくてタイムスリップしたよう...。
その後、通行人や車の往来が多い新宿通りに出て右折。直進して間もなく
東京メトロ「四谷三丁目」駅の交差点を渡る と「消防博物館」。
10階からは新宿副都心をはじめ東京の街並みが眺望できます。エントランスにある赤い消防ヘリコプターがお出迎え。入館して、受付で来場証を付けてエレベーターで6階へ。6階は展示ホールというよりも託児所みたいになっていて、階段を下って5階の展示場へ。
各展示フロアでは、消防の歴史の歩みを見学。5階は江戸火消しの半纏や各組のまとい、町のジオ
ラマや三大大火など。4階では消防の夜明けで破壊消火から注水消火になった明治・大正の馬に牽かれる蒸気ポンプ車、火災報知機、関東大震災後のポンプ車なども展示されていました。3階は現代の消防、救急活動などが紹介されていて、都民の生活を守る一面が見れて有意義でした。2階は四谷消防署になっています。
B1階は各種消防自動車が並んでいて天井は吹き抜け。館内見学の説明中。売店で、兼子隊長と山根副長がお土産に記念グッズを購入。
博物館を出ると、雨が本降りに...。その先の東京おもちゃ美術館には行かずに、外苑東通りを信濃町駅方面へ直進。とりあえず、駅まで行こうと。隊長から「前回が信濃境で、今回が信濃町で信濃つながり」というダジャレが飛び出しました。
雨で距離感が狂い、次のポイントを過ぎてしまったと思いましたが、東電病院前の信号を発
見。間もなくドーム式屋上で洋風建築、出入口にポスターが多数貼られている民音音楽博物館〔1963(昭和48)年、創価学会 池田大作氏が創立した民主音楽協会で、2階の民音文化センターに、世界でも数少ない音楽博物館が併設されていて、ライブラリー部門 ・展示部門を合わせて30万点を超える貴重な音楽資料を展示。古典ピアノ、自動演奏楽器、民族楽器を展示・聴くこともできる〕へ。外観のみ。
そういえば道の両側には、創価学会の総本部(本館・別館)、女性会館などの建物があって、公明党本部も信濃町駅南口傍にあります。
音楽博物館の隣りは、ペンが交差している校章の慶應義塾大学
病院が続いていて、多くの人や車が出入りしていました。
途中から雨が小止みになり、駅前で協議。「絵画館を観て信濃町駅に戻ろう」ということに。
駅前の歩道橋を渡って、中華チェーン店「日高屋」横の外苑近道を抜けて、壮厳な外観の聖徳記念絵画館〔明治維新をはじめ歴史的光景を画いた日本画と洋画が折半で80枚の壁画が飾られてい
て、国の重要文化財〕を、 正面から眺めて記念写真。6大学野球優勝パレードの起点にもなっています。奥に2020東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場、国立競技場を建設中。
ここで再協議。「まだ1時間ちょっとしか歩いていない。月1のウォーク
なので、もったいない」ということで、「ゴールの四ツ谷駅まで歩こう」と決定。外苑周回道路に出て、遊具のあるにこにこパーク前を通ると、近くになぜか京都造形美術大外苑キャンパス。
メンバーが元大学職員だったので、ちょっと違和感があったのでしょうか?「東京に京都の名前がある」と言って、笑い。構内前の掲示板が2段になっていて、縦に重ねて読むと「東京」になるのを見て、変な解釈で納得。街灯にはヤクルトスワローズの幟。
権田原の交番を抜けて、結婚式場でも有名な明治記念館横の安鎮坂に入った途端、ハトちゃんは後ろからメンバーに注意を受けました。若い女性が真後ろを歩いていて、避けなかったから。すると、その女性は記念館通用口から入って行ったので、きっと職員さん?なのかも。
坂の右側の森や建物は、赤坂離宮の広大な敷地。途中の出入口では警察官が数人立っていて、警備とはいえ、もっと重要な任務に着いた方が良いのでは。隣接した奥には東宮御所(皇太子・妃の住居)や秋篠宮邸などのある赤坂御用地(皇室の御用地)があります。赤坂御用地は江戸時代、紀州徳川家の上屋敷(紀州藩赤坂藩邸)があったところで、明治維新後、政府に接収されて帝室(現在の皇室)に献上されたもの。新春の園遊会が行われます。
ゆるやかな下り坂が続き、遠藤副長が「われわれと同じ長い下り坂?」と言われ、思わずそのとおりなので、大受け。
四ツ谷駅への見通しがよくなるY字路の左側に、皇室の子弟が通う学習院初等科舎があります。
迎賓館前は見学者や観光人が行き交い、交通整理。
赤坂離宮迎賓館(外国の国家元首や政府の長などの国賓を迎え入れたときに、宿泊等の接遇を行う施設)の鉄柵からバロック様式の西洋風宮殿(モスグリーン色)および敷地内の手入れの行き届いた低木の松などを外から覗いて見
物。1周すると約3kmにもなり、本館・主庭噴水池等が2009(平成21)年12月国宝に指定されました。小生の下品館とは大違い。
弁慶濠や聖イグナチオ教会はショートカット。真っ直ぐ四ッ谷駅まで歩いてゴール。コースを変更したので約2時間で6km程か。
昼食は四谷見附交差点を渡って、しんみち通りの「魚民」でランチ。これまでのオジン隊の駅ハイ歴史に話がおよび、検討の末、10月は山根副長の誕生日前夜祭の25日に恵比寿。40分ほど休憩して駅前で解散。
先輩たちは、恒例の天然温泉で御茶ノ水へと向かいました。ハトちゃんは、東京メトロ丸の内線に乗車。
それほど強い雨とはならずに、とりあえず四ツ谷周辺を散策できたので良かったと思います。