7月末の「日光ウォーク」が中止となり、久しぶりに顔を合わせたメンバーたち。猛暑はピークを過ぎて、朝晩だいぶ涼しくなって来たので、ウォーキングの季節到来という気持ちに...
月も変わった9月10日(火)に「ゆうほ(友歩・遊歩)21」で 「 城北中央公園から旧川越街道の旧跡を訪ねる(約6km)」へ。神田先生を含め16名が参加。京成「船橋」駅構内に集合(9:30)。
京成線で日暮里→JR山手線で池袋→東武東上線各駅停車で七つ目の東武練馬駅へ(10:40
着)。トイレ休憩後、駅南口へ出て右折。旧川越街道を板橋宿方面に戻るコース。
先生の話では「川越が九里四里(くりより)うまい十三里半」と、江戸時代に江戸と川越との距離をもじって、味の良さをうたわれたサツマイモは、今でも地域の特産品になっている」とのこと。一同、感心しきり。
通りを進むと、間もなく北町観音堂へ。このあたりが、旧川越街道の下練馬
宿があったところで、上板橋宿の次の宿。堂は狭いが、入口に仁王像が対にあり、その奥に石造り聖観音像が安置。皆で参拝。
左右の商店街は開いているものの、人通りは少ない。左手に浅間神社が見え
て来る。神社に参拝後、境内の左手奥にある、富士山信仰の約5mの富士塚に登り、ちょっとした眺望ではしゃぎ回る。5合目、7合目と言ういう表示もお遊び。コースは一人が通れるほど。富士山信仰の神社は、各地で時々見られます。今年、富士山が世界文化遺産になって神社関係者の皆さんは喜ばれたことでしょう。
その後は、北一商店街を進む。この商店街の店を覗き、眺めながら和気藹々と話
をしながら進む。
商店街を抜けると、環八通りへ。行く手右側に、北町若木トンネルからの道路が上って来る。
練馬北町陸橋前の手前の信号を左折。田柄川緑地の散策道前(棚橋)へ。途中に、あやとりをしている少女像(田中 昭 作)が目を引く。誰かが、あやとりの紐をかけたらしい。
遊歩道の両脇は、住宅群。曇っていたので、
歩いていると、
心地よい風も時折頬を...。
途中、何箇所か橋跡があり、道路を横断。行く夏を惜しむように、ツクツクボウシの哀愁のある鳴き声が聞こえて来る。
「練馬」というと、夏のイメージとして、東京都で最高気温が観測される地域で、ヒートアイランド現象が発生。とても、真夏ではウォークは厳しいところ。
大型車の往来の多い川越街道を横断して、田柄川緑地を再び歩く。途中、緑のイガがぎっしり生っている栗の木を発見。
その先、右手を曲がってすぐ金乗院〔1592~96)に創建〕へ。江戸3代将軍徳川家光が手植えし
たといわれる大イチョウの威容(高さ18m、幹の太さ周囲5m)を眺めて、一同、感動。六地蔵も境内に...。
再度、緑道に戻り、左手にゆっくり回って行くと、本堂と山門が見えて来る。円明院(真言宗豊山派)で、山門前で説明あり。両脇に馬頭観音の石像が並んでいて、左端に
血の道地蔵が立っている。「いぼ地蔵」と呼ばれて、祈るといぼが取れるという言
い伝えがある。
だいぶお腹が空いてきた感じ。というのも、ハトちゃんは足のケガのため、約2ヵ月ぶりのウォーク。アップダウンと歩行スピードが遅いため、足にはそれほど負担がかからない。
前方、道路の向こう側に森林が見えて来る。城北中央公園という看板。園内に入ると、左右
にイチョウ並木。黄葉の頃に訪れて観たいという女性メンバー。こども広場前を通って、野球場と陸上競技場前のベンチへ。待望の昼食で、各人、思い思いのお弁当と話に花が咲く。恒例の女性陣からのお菓子のプレゼント。
管理事務所も傍にあり、公園内マップをもらう。トイレ休憩後、出発。陸上競技
場脇の道を通って、公園内にある栗原竪穴住居跡(復元)を見学。
その後、雑木林が立ち並ぶ都民の森を抜けて、南側にある石神井川(約全長2
5kmの都内の川)へと。近年のゴミや水質浄化によって、水は昔のイメージとは違っていて、ずいぶんきれいになっていた。
川を右手に見ながら川に沿って、栗原橋、桜橋へと進む。左手には、中央公園の広いグラウンドや広場が続いている。
桜橋から石神井川とはお別れ。安養院〔真言宗豊山派;鎌倉中期正嘉元年(1257)に、最明寺北条時頼が諸国行脚のみぎり、持仏「摩利支天」を此地に安置し一宇を建立し
て創建されたと伝えられて
いる〕。境内を散策。境内は広く、本堂右手に、旧高崎藩の大河内家の大名屋敷を移築した庫裏が残っていて、造りの美しさにしばし立ち止まり目を見張る。川越城の本丸御殿に似ている。
帰り道を急ぐ先生率いるメンバーは、少し足早に。逆に後続は物見遊山状態。先頭と後続との差が少しずつつき始める。横断歩道を後続は、点滅状態であわてて追いつこうと...。先生にちょっと心配をかける。
コースマップの道を進んで、環七通りに出て北上すると、川越街道との交差点(板橋中央陸橋)にぶつかり、歩道橋を渡らずに、先の信号を横断して右折。
斜め前にある旧川越街道(下頭橋通り)に入って間もなく、石神井川の
下頭橋(げとうばし)へ。橋の袂に六蔵祠がある。
結構、蒸し暑くなって来たのと、メンバーの疲労と帰宅時間を考慮して、先生は轡神社への道を左折せずに直進して、川越街道へ。
500mほどで、アーケードの続く、板橋区最大の商店街 「ハッピーロード大山」へ。長さ540m、店
舗数は200を超えて、飲食店をはじめ、洋装店、各種商品の販売、銀行まどの金融機関など。、賑わいを見せていて、「祝2020東京オリンピック&パラリンピック」の横断幕が掲げられていた。自転車は乗車しての通行禁止で、通行人はゆっくりウィンドーショッピングを楽しむことができて、東武線大山駅まで直進。
線路の先にも、商店街は続くが、踏切手前を右折して駅構内へ。到着は14時5分前と、いつもより1時間ぐらい早い。
帰りは、行きと反対の池袋経由で日暮里まで。日暮里駅から京成線で大久保駅へと。途中、中川会長と中村前会長とが、次回の市内ウォーク時の暑気払い会場(JR津田沼駅前のモリシアの中華料理)へ予約するため、京成船橋駅で別れました。いつも手配していただくお二人に感謝。
久々のウォークと暑さで心配しましたが、かえって暑くもなく、アップダウンが少なくて歩行距離も短かくなったので、ちょっと物足りなさが残りましたが、何とか無事に歩けて良かったと思います。