宇都宮線の大宮を過ぎると、稲穂が黄金色に首を垂れている田園風景が車窓から見えて来ます。
18日(土)は5時過ぎに起床。前日も30℃を下回りましたが、本日は筋が見える秋空で涼しくなりました。酷暑が一段落。
ハトちゃんは「青春18切符」を利用して、駅ハイで群馬県へ。
11時までが受付終了の桐生へ向かうことに。小山から両毛線(8:45発)に乗って11駅約1時間で桐生駅(9:48着)へ。
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コースは10km;桐生駅 観光物産館「わたらせ」 西桐生駅桐生織物記念館織物参考館 "紫(ゆかり)"ベーカリーカフェレンガ桐生天満宮有鄰館錦桜橋(きんおうばし)新桐生駅絹撚記念館 桐生駅
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桐生は7回目になりますが、今回は4鉄道〔JR、東武鉄道、わたらせ渓谷鉄道、上毛電鉄〕の合同開催コースで昨夏に続き参加。
スタートは駅構内の「桐生観光物産館わたらせ」で受付。マ
ップを受け取ると、スタンプラリーが付いていました。
夏のウォークと足指ケガのこともあり、今回もレンタル自転車でまわることに。受付前の構内にある 「桐生市民活動推進センターゆい」で自転車〔無料〕を手続き。桐生は坂が結構多く、電動自転車を借用。
「桐生」といえば「織物」の町。桐生川と渡良瀬川の二つの川が市内を流れるこの地は「西の西陣、 東の桐生」といわれたほど織物の町として有名。まちなかには日本遺産の絹遺産群としての繭と絹織物のスポットがいっぱい。
早速、マップとデジカメを持って自転車に乗り、JR桐生駅北口ロータリ
ーの先の、上毛電鉄「西桐生」駅方面に進むと、セブンイレブンがあります。交差点左側に西桐生駅。駅名の看板は、右からの横文字で駅舎とともにレトロな雰囲気。車両の中に自転車を乗せられる「サイクルトレイン」が名物。
右折して本町通り方面へ直進。間もなく、右手を曲がったところに桐生織物記
念館〔1934(昭和9)年、桐生織物協同組合の事務所として建築され、「織都」の別称を持つ桐生の隆盛を今に伝え、国の登録有形文化財に指定されている〕へ。
入館すると、桐生観光大使の篠原涼子さんが見つめる大型ポスターあり。1階では、織物製品(和装織物・桐生帯や着物など、洋装繊維製品・生地)を産地価格で販売。2階に織物資料展示室〕があります。
館内は無料で、資料展示室内を見学。スタンプを押印。桐生織の歴史と伝統、七つの技法を用いて
織られた和装織物の豪華絢爛さ、織機の種類など、過去から現在までの移り変わりを紹介していて、ガイドさんが説明してくれます。
その後、2番目のスタンプ設置場所を目指します。本町通りに出ると本町4丁目。さらに直進。4つ角右側に「織物参考館 紫」、森秀織物〔森秀織物の旧釜場、旧整経場
、旧鋸屋根工場を利用して、館内で染色や手織が体験できる体験型博物館〕の看板と建物が見えて来ました。受付前の店内で押印。
道を戻って、中通りで右折。中通りは道幅が広い割には通行量が少ない。前方に群馬の山並みと手前に群馬大学工
学部の建物が見えます。マップの道を1本先まで過ぎてしまい、あわてて戻ると、途中、小学生が自転車で右側通行。小生の車と衝突。こちらは左側を走って、交通ルールを守っていて、小学生は平謝り。幸い、ケガもなく安心しました。
スタンプはありませんが、桐生に来ると、必ず立ち寄っている桐生天満宮〔桐生新町創設にあたり、現在地に遷座された
と伝えられる。社殿
は権現造で、本殿と
幣殿の外壁に極彩色の装飾が施されている〕を参拝。天満
宮だけに、境内に牛が鎮座して
います。また毎月1回、骨董市が開催されているので有名。
〔
折り返し〕
天満宮前の道を左折して、外装がレンガ造りの織物工場跡に喫茶&パン屋を
営業している「レンガベーカリー」へ。店
内にはおいしそうなパンや休憩処がありました。 押印。
本町通りに戻って近くに無鄰館の建物。オジン隊で一昨年の夏、兼子隊長が「桐生が世界文化
遺産を目指している」と話すと、隊長から「それは無鄰館(無理ん感)」というダジャレを思い出しました。
道の両側が桐生新町重要伝統的建造物群保存地区になってい
て、1591(天正19)年
、徳川家康の命を受け、大官大久保長安の手代 大野八右衛門により新たに町を興し在郷街として発展。絹織物業を中心に発展してきた桐生を象徴する伝統的な家並み群(主屋や土蔵、ノコギリ屋根など)が並んでいます。
右手に、土蔵やレンガ造りの建物が目を惹きます。
ただし、川越と比べると、新しい建物や壊れた土蔵もあり、整備されているとはお世辞にも言えません。
一本、道を入った買場通りにノコギリ屋
根の旧
曽我織物工場(1922(大正11)年建築された)の大谷石造り5連の建物を見つけました。
その後、本町3丁目先の交差点手前の左側にある有鄰館へ。
市指定重要文化財の有鄰館と矢野本店店舗及び店蔵〔二代目矢野久左衛門が1749(寛延2)年に店舗を構えて以来、商業の発展
に寄与してきた土蔵群。酒類、醤油、味噌などの醸造を行ってきたところで、江戸から大正期にかけて建築された〕に立ち寄って、敷地内にはたくさんの土蔵蔵があり、絵画や書道展のイベントが行われています。押印場所は建物奥にある事務所。スタンプ押印。
※「有鄰」とは、孔子の「徳孤ならず必ず鄰あり」という故事から引用した言葉。
有鄰館を過ぎて、さらに本町通りを直進。本町5丁目を過ぎて、両毛線の高架をくぐって反対側の南口へ。街並みはシャッター通りと化していましたが、
かつて繁栄していた商店街の名残りがアーケード、街灯や石畳に残っていました。
錦町1丁目から錦町通りに入っ
て、途中に雷電神社が右手にありました。結局、東武鉄道「新桐生」駅をカットして、渡良瀬川まで行くことに決定。
錦桜橋の上からは、渡良瀬川と山並みが観えて、これまでまちなかだけだったので、気分転換。川岸の高層マンションがうらやましい。
橋から引き返し、錦町1丁目で左折。樹徳高校前を通って、コロンバス通りの途中にある外観が桃色の「絹撚記念館」〔大正6年に建築された撚糸工場事務所棟で県内最古の
洋風石造建造物。現在
は市の郷土資料を展示〕があります。館内見学せずに押印のみ。ここで5カ所のスタンプゲット。あとのスタンプは足利市なので後日まわることにしました。
南口から駅構内の「市民活動センターゆい」で自転車を返して、ゴール(11:15)。すぐ前の「桐生」駅へ。
両毛線下り行きの隣りホーム後方に、ちょうど、わたらせ渓谷鉄道の電車が停まっていたので、発車前の車内でスタンプを押印。本当はダメでしょうが、まぁー大目にみてください。
間もなく11時27分発の小山行がホームへ。発車メロディーはご当地の「八木節♪」。小山駅(12:23着)へ。宇都宮線上野東京ライン熱海行き(12:33発)で上野→秋葉原→幕張本郷駅へ15時前に到着。
今回、桐生はサイクリングでめぐりましたが、次回は歩いて、できるだけゆっくり見学したいと思います。