コースは;桐生駅 観光物産館「わたらせ」 西桐生駅桐生織物記念館織物参考館"紫"有鄰館桐生天満宮新桐生駅絹撚記念館 観光物産館「わたらせ」 桐生駅
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7/22(金)はオジン隊の定例ウォーク。両毛線桐生駅10時集合でしたが、小生のみ普通電車で、先輩たちは新幹線を利用。小生は幕張本郷駅(5:50発)で、宇都宮線は快速ラビット(上野駅6:49発)で、桐生駅(8:53着)に1時間前。通学の生徒さんたちが多く乗っていました。構内で朝食。
先月は山根副長が都合が悪く、夏休み前の最後。兼子隊長以下、全員集合。
先輩たちは、桐生駅ハイは初。桐生は小生5回目になりますが、テーマとコースは毎回違っていて、今回は4鉄道〔JR、東武鉄道、わたらせ渓谷鉄道、上毛電鉄〕の合同開催で「桐生まちなかハイキング(約8km)」。
梅雨明けしましたが、天候は曇り。暑くないハイキング日和でラッキー。マップを受け取ると、スタンプラリーが付いていました。
「桐生」といえば「織物」の町。桐生川と渡良瀬川の二つの川が市内を流れるこの地は「西の西陣、 東の桐生」といわれたほど織物の町として有名。まちなかには絹遺産群とし ての繭と絹織物のスポットがいっぱい。
オジン隊は、隊長を先頭に観光めぐり...。ウォーク途中で、時事問題やゴシップなど多彩な話に、隊長のダジャレの連発など、和気藹々と話しながらポイントをめざします。山根副長から「来年の日中友好協会のカレンダー1月に今年に続き採用された」話を聞いた隊長はビックリするもニンマリ!
北口駅前ロータリーから、最初のポイント 上毛電鉄「西桐生」駅へ。 駅前広場には、「織物の町 桐生」を象徴するカラフルな糸をデザインした塔が立っています。
3分ぐらいで西桐生駅へ。駅名の看板文字は右から書かれていて今どき珍しい。駅舎とともにレトロな雰囲気。始発駅になっていて、車両の中に自転車を乗せられる「サイクルトレイン」も名物。
その後、ハトちゃんが近道を知っていたので、地蔵通りを進み、間 もなく桐生織物記念館〔1934(昭和9)年、桐生織物協同組合の事務所として建築され、「織都」の別称を持つ桐生の隆盛を今に伝え、国の登録有形文化財に指定されている〕。なお、壁の大きなポスターは、桐生市出身の篠原涼子(夫は俳優の市村正親)。「ご当地出身で仕方がないのかも知れませんが、もっと若くてきれいなイメージガールが良かった」とメンバー。「篠原さん、失礼しました」。
入館した1階両脇には、織物製品(和装織物・桐生帯や着物など、洋装繊維製品・生地)を産地価格で販売。中に入って覗いただけ。
その後、2階 織物資料展示室を見学。桐生織の歴史と伝統、七つの技法を用いて織られた和装織物の豪華絢爛さ、各種織機の種類など、過去から現在までの移り変わりを紹介していて、ガイド さんも希望すれば付いてくれて体系的に学ぶことができます。
また手織りコーナーでは、ガイドさんの指導のもと、織機による手織りを体験できます。全員が絹織物の良さと製品などに目を奪われました。なお、建物は古くて薄暗かったのですが、階段や手すりなどしっかりした造りで重厚感があり、さすがに有形文化財だ と。
そのまま地蔵通りを進んで、本町通りへ。本町4丁目交差点を左折。
本町通りの歩道を桐生天満宮まで。道にオブジェが間隔をあけて立っています。
道の両側が桐生新町重要伝統的建造物群保存地区になっていて、1591(天正19)年 、徳川家康の命を受け、大官大久保長安の手代 大野八右衛門により新たに町を興し在郷街として発展。絹織物業を中心に発展してきた桐生を象徴する伝統的な家並み群(主屋や土蔵、ノコギリ屋根など)が並んでいます。
右手に、土蔵やレンガ造りの建物が目を惹きます。
ただし、川越と比べると、新しい建物や壊れた土蔵もあって、行政の一貫性が薄い点が否めません。
行きは通りの左側を歩きます。
有鄰館を越えて間もなく、一本、道を入った買場通りにノコギリ屋 根の旧曽我織物工場(1922(大正11)年建築された)の大谷石造り5連の建物を見つけました。
本町通りに戻って近くに無鄰館の建物。ここでハトちゃんが「桐生も世界文化 遺産を目指している」と話すと、隊長から「それは無鄰館(無理ん感)」というダジャレが。メンバー全員そのとおりと思いました。規模が小さく、整備不足で点在し過ぎですネ。
その後は、通りを眺めながら直進して、突き当たりの桐生天満宮へ。
桐生天満宮〔桐生新町創設にあたり、現在地に遷座されたと伝えられる。社殿 は権現造で、本殿と 幣殿の外壁に極彩色の装飾が施されている〕を参拝。天満宮だけに、牛が鎮座して いました。毎月1回の骨董市では境内狭しと大混雑。ちょうど参拝に来ていた方に頼んで写真をパチリ。天満宮のすぐ傍には、学部こそ違え、医療不祥事の群馬大学工学部のキャンパスがあります。
天満宮で折り返して、帰りも道の左側(進行方向)を...。
右手の市指定重要文化財の有鄰館と矢野本 店店舗及び店蔵〔二代目矢野久左衛門が1749(寛延2)年に店舗を構えて以来、商業の発展に寄与してきた土蔵群。酒類、醤油、味噌などの醸造を行ってきたところで、江戸から大正期にかけて建築された〕に立ち寄って、スタンプを押印。
※「有鄰」とは、孔子の「徳孤ならず必ず鄰あり」という故事から引用した言葉。
敷地内を見学し、土産品を購入。
少し歩いて、本町4丁目の交差点を左折し直進。やっと「織物参考館 紫」、森秀織物〔森秀織 物の 旧釜場、旧整経場、旧鋸屋根工場を利用して、館内で染色や手織が体験でき る体験型博物館〕の看板と建物が見えて来ました。入館せずに建物前で記念撮影。のこぎり屋根の工場を確認。
カメラの話になり、隊長が富士旅行(有)の写真講座で「脇を締めて頭で押さえて、ブレをなくす」話は参考になりました。
外観のみで引き返し、中通りを越えて本町通りへ戻り右折後、直進。
本町5丁目左側に、足利銀行の次にあったのが、金善ビル〔織物工場 を操業していた金善株式会社のビルで、地上4階、地下1階建て。群馬県内の初期の鉄筋コンクリート造りの建物で、桐生新町のシンボルだった〕がありました。
両毛線の高架下をくぐると、街並みはシャッター通りと化していましたが、 かつて繁栄していた商店街の名残りがアーケード、街灯や石畳に残っていました。
錦町1丁目から錦町通りに入っ て、途中に雷電神社が右手にありました。錦町十字路で「どこまでコースを行くのか」相談。結局、東武鉄道「新桐生」駅をカットして、渡良瀬川まで行くことに決定。
錦桜橋の上からは、渡良瀬川と山並みが観えて、これまで街なかを散策しただけだったので、気分転換。
橋から引き返し、錦町十字路で左折。その後、新川公園前 を通って、コロンバス通りの途中にある外観が桃色の「絹撚記念館」〔大正6年に建築された撚糸工場事 務所棟で県内最古の洋風石造建造物。現在 は市の郷土資料を展示〕があります。館内見学せずに押印のみ。
右折すると間もなく、桐生駅に到着。 一応、観光物産館わたらせへ。
スタート時の北口にまわって庄屋で昼食。ランチは安価で美味だったのですが、ビールの注文時のお通し代に不満。
約40分の休憩後、桐生駅(14:10発)の高崎行きに全員乗って、天然温泉に行く先輩たちと別れた小生は、高崎駅(15:14始発)で高崎線経由で帰宅(18時過ぎ)。
桐生は観光スポットが多く、駅近くから織物の歴史・文化に触れられ、七福神めぐりもできます。遠いのがたまに傷ですが、足を運ぶと印象に残る街です。
オジン隊の皆さん、次回は9月下旬になりますが、また元気で歩きましょう!