「友の会だより(6月号)」鼓動原稿

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千葉健生病院健康友の会の機関紙 『鼓動』寄稿の5回目。ハトちゃんの住む千葉県は、5月21日「緊急事態宣言」の継続が発表されました。25日に解除を検討するそうですが、一日も早い解除が望まれます。

本来は、コロナと別のテーマで書きたかったのですが、「鼓動」は表紙下欄にあたり、政治・経済・社会関連記事を掲載するので、5月21日現在のコロナ感染状況と生活状況の記事にしました。その後、「たより」の中で別の筆者がコロナ問題をとりあげ、重複していたので、2の黒川検事長関連の原稿を送付しました。


1.世界の新型コロナ感染者が500万人を超え、死者は32万8千人を超えた集計が発表された(5月21日現在)。誰がこんなにも感染急拡大を予想できたであろうか。日本でも感染者が1万7千人超。感染爆発による医療崩壊の危険から、4月7日にやっと「緊急事態宣言」が発出されて、外出自粛、3密回避、休業要請、学校休校など、これまでに経験したことのない生活を強いられた。国民の意識も変わって、感染者も徐々に減って、何とか宣言解除までこぎつけた▼1カ月以上、外出自粛(ステイ・ホーム)が続き、公共施設の休業などで、別の楽しみを見つけることになった。時間がなく後回しにしていた備品の修理や購入、庭木の剪定や草取り、読書やパズルなど。子どもや孫と話す時間が増えたことは良かった。巣ごもり生活の一方、外出時のマスク常用、手洗いといった習慣も当たり前になってきた▼国民はコロナで多大な影響を受け、商売人や経営者の生活は限界に近い。安倍首相肝いりの「アベノマスク」や「特別給付金」申請も届かず、政府の対応はチグハグ。知事や自治体の長の施策のスピーディーさだけが目立っている。▼経済を早く再開させないと、倒産や廃業など日本経済は未曽有の混乱と停滞になってしまう。4月訪日外国人客が約2900人で、前年比99.9%減。観光業は特に深刻▼これからも第二、第三波の感染拡大の危険性は十分に意識しなければならない。すでにコロナと共存しながらの新しい生活形態が始まっている。


2. コロナ渦で国民生活が疲弊している中、今国会で、政府は検察庁法改定案を国家公務員法改正案などと束ね「火事場泥棒」のように成立を図った。しかし、野党や国民、芸能人のSNSや元検察庁幹部などの反対多数の民意によって、成立を断念。先送りとなった▼検察は、三権分立で司法の独立性を確保し、ロッキード事件で首相逮捕のように厳正公平、不偏不党を貫くのは当然。内閣が必要と認めた場合、幹部を3年延長できる「特例規定」は、内閣により任期が決まり、忖度が発生する。政権と検察との適切な距離感が崩れてしまう▼そうした矢先、渦中にある黒川前検事長の賭け麻雀のニュースが飛び込んできた。「週間文春」によると、黒川氏は「緊急事態宣言」中の5月1日と13日の2回、外出して新聞記者2名と元記者と卓を囲み、賭け麻雀をしていたとのこと。法を守る、それも本年1月に強引な閣議決定をして定年延長した当事者の検察庁No.2。法の番人であり、最高幹部の立場なのに、外出自粛も守らず狭い部屋での密状態。賭博はまずいことはわかっているのに?記者との癒着も問題だし、関連する案件の審議中のていたらく▼甘過ぎる訓告処分で退職金が支給されるのは論外。懲戒免職に相当。安倍首相の責任は重大。検察庁の信用も失墜▼総辞職して、国民に信を問うべきである。


 

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このページは、hatochanが2020年5月22日 10:37に書いたブログ記事です。

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