ゆるキャラグランプリに思う

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全国的人気を競う「2018 ゆるキャラグランプリ」は、11月17日・18日、東大阪市の花園中央公園で開催されました。

今回は、ニュースで報道されたように組織票騒動という事態になりました。1日時点でトップ3は三重県四日市市の「こにゅうどうくん」、2位が福岡県大牟田市の「ジャー坊」、3位が大阪府泉佐野市の「イヌナキン!」でした。

しかし、ネット投票ルールがあいまいだったこともあり、「1人1日1票という原則に当てはまらない、投票先に『人』の存在が確認されなかったりで、捨てアカウントによる投票を無効として削除した」と説明があり、大幅に票が動くことに。今後、きちんとしたルールが必要です。以前、プロ野球のオールスター戦投票でも同じようなことがあり、現在では修正して良くはなっています。

これは、グランプリでゆるキャラの順位を上げて、有名になることをめざした、過剰行為です。

結局、会場での決選投票を含めて優勝は、なんと埼玉県志木市文化スポーツ振興公社カッパをモチーフにしたキャラクター「カパル」!得票数88万余り優勝しました。準優勝が大牟田市「ジャー坊」、3位が四日市市の「こにゅうどうくん」という結果になりました。

 

確かに、日本のゆるキャラは、数の多さだけでなく、世界的に有名なものもあります。本来、ゆるキャラは地元の観光や地域振興が目的で、そのキャラクターには老若男女から愛されて当然ですが、熱を帯び過ぎると、不正が起こり、子供たちの夢や興味がマイナスになってしまいます。

大会委員長は「ゆるキャラの即効性はもうなくなった。経済効果だけを追い掛けてほしくない。地方創生は、「くまモン」にしてもその後のたゆまぬ努力があって経済効果を生んでいる。ゆるキャラに頼らないでほしい」と話しています。

駅ハイイベントなどで、たびたび見かける、ゆるキャラたち。サービス精神旺盛で子供たちと遊んだり、写真を撮ったり...。ぬいぐるみの中で地道に頑張っている人たちのためにも、順位より、個性を伸ばして、その場を明るく楽しい場にしてくれるだけで、順位にこだわる必要はないと思います。最低限、地元の人々に愛されて、名前とキャラクターを覚えてくれれば、価値は充分だと思いますが?

ちなみに、地元習志野市はナラシドくん(写真左)、千葉県はチーバくん(写真右)。

181119(2).jpg 181119(1).gifグランプリ結果発表の公式オフィシャルサイト http://www.yurugp.jp/ranking2018/index.html

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このページは、hatochanが2018年11月19日 15:54に書いたブログ記事です。

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