8月28日、午後2時過ぎ、ニュース速報「安倍首相辞任」が流れ、ワイドショーを見ていた小生は、「やっぱり」という感じに。
筋トレ室でお昼のワイドショーを見ていた際、本日午後5時からの首相会見でコロナ問題の他に、自分の健康問題に触れる話があり、数日前から、首相の健康不安説がとびかっていました。
田崎史郎(政治評論家)氏は、番組の中で、健康問題で続投5で辞任5の割合で論評していました。次に、ポスト安倍についても、首相候補をあげ、おもしろおかしく話していましたが、安倍さんの辞任を信じている人は少なく、首相の激務と健康を心配する声がほとんどでした。
小生は、前回安倍首相が辞めた際、自身の持病からだったことを覚えていて、あらためて会見すると聞いたときに、直感で「辞めるのでは?」と思っていました。
「政治評論家は嘘つきで、いいかげんだなぁー」と思ったのは、発表の後、番組に出演していた田崎氏に、アナウンサーが辞任の状況を聞くと、「昨日ほぼ決まっていた。あとは手続きと発表の仕方で最終的な詰めを行っていた」と。1国のトップである人の動向は、大きな影響力があり、現に辞任の発表後、東京株式市場のダウは一時600円安をつけたほどです。「知っていたのに知らんぷり」。まったく評論家の話を信じて聞いていた自分の無知と、変わり身の早さに腹が立ちました。
さて、首相の連続在職は、24日で2799日と歴代最長。経済政策「アベノミクス」を推進し、一応、デフレ脱却の道筋をつけましたが、長過ぎた政権がゆえに、大臣の失言による更迭、森友学園、加計学園、桜を見る会、IR汚職、前法相夫妻選挙買収問題など、不祥事が次々と明らかになって、経済政策「アベノミクス」と外交政策に活路を見出していただけでした。経済再生や憲法改悪、東京オリンピック・パラリンピック開催など、重要問題は残ってしまいました。
最近では、新型コロナ問題に関して、政府対策の遅れや不適格性を欠いて、「通称、アベノマスク」の不評、リーダーシップの欠如(地方知事の対応の俊敏性と比較して)、リーマンショックを超える経済不況、消費増税の失敗など、「国民の命と暮らしを守る」というスローガンもかすんで来てしまいました。
コロナ渦のなかで、国民は健康とストレスがたまっています。今後、政局はあわただしく動くと思いますが、世界ではコロナ感染が続いていて、1国のリーダーが辞めた例は初めて。早くリーダーを決めて、さまざまな問題に対処できる体制を作ってこそ、国際社会での責任、貢献できる立場になるのでは...。
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