高齢化や一人暮らしが進む中、千葉健生病院健康友の会主催「成年後見制度」についての公開講座が、2月20日午後、大会議室で開かれました。参加者は23人。講師は千葉市成年後見支援センターの占部 学氏。資料に基づき、認知症や知的障がい、精神障がい者が一人では判断がむずかしい場合のサポートとして、家庭裁判所が管轄する「成年後見制度(法定後見制度)」と、社会福祉協議会の管轄になる「日常生活自立支援事業」を対比しながら、わかりやすい説明でした。
利用対象者、サポート項目、利用までの申し立てや相談と決定までの流れや後見人などの費用の基準などを知ることができました。お金のない人でも可。自分でできる能力に応じて利用が検討できます。現在は大丈夫でも、将来に備える「任意後見制度」は今のうちに決められます。むずかしい言葉もありましたが、身につまされる問題で熱心に聞き入り、大変ためになる話でした。講演後も質疑が続き「今後、誰を信用し、生活不安、財産管理をどこに、どのように相談したらよいか」という悩みを打ち明ける参加者も...。
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