8月7日(火)、「ゆうほ21」では日光杉並木~東照宮五重塔ウォーク(距離約9km)を実施し、神田先生を含む13名が参加。早朝6時の京成電車を乗り継いで、朝食や雑談に
花咲かせて、東武線で
下今市駅に到着(9:04)。なぜか、電車の切り離しを見ようと。時間がかかり過ぎ見れずに改札を出ます。
当日も猛暑日でしたが、さすがに、日光は山が近くにあり、気温も27度ぐらいで湿度は低く、肌に暑さは感じず、比較的歩きやすい感じ。
まず、鳥居前の丸い茅輪くぐりをして、報徳二宮神社を参拝(9:20)。二宮尊徳翁の像と墓所も見学。おいしい水飲み場も。
途中で酒造の看板が見えて地酒の話になり、急遽、神田先生が渡邊佐平商店(清開・日光誉醸造元)へと案内(9:34~53)。店に入って、ご主人に「現在、造り酒屋は今市に2件しかない」などの説
明を受けて酒好きのメンバーは宅急便で地酒を注文。その後、酒蔵に案内され5種類の利き酒を出してくれました。ウォークの開始早々のうれしいハプニング。それぞれの特徴を味わいました。味わいすぎた人もいたのでは?
今市観光案内所でチラシ・マップを...。市縁広場(今市宿場町
を再現したイベント広場)では、年金受給者の蕎麦打ちの実演も見られました。
東武線上今市駅近くから杉並木街道に入ります(10:13)。
この杉並木は、徳川家康公・秀忠公・家光公の3代にわたって将軍家に仕えた松平正綱が、20年の歳月をかけて植樹したもので、慶安元(1648)年、主君家康公の三十三回忌に、東照宮-への参道並木として寄進。当時植えられたスギが約1万3000本余り残っており、名物スギもあります。完成までに二十余年かかり、現在では、唯一「特別史跡」「特別記念物」の二重指定を受けています。また、樹齢360年を超える杉並木(3街道)の総長37kmは世界一。日光街道(舗装道路)に沿った旧日光街道(杉並木)散策へと。さすがに並木の中に入ると涼しくなり、時折、木洩れ日がこぼれます。また、道の両側に、水路があり、触るとかなり冷たく、タオルを濡らすなどして汗を癒してくれます。
杉並木公園内で小休止。名主屋敷(江戸時代の旧家を移築)や報徳仕法農家
が建てられていて、またギャラリーもあります。また、水量の豊富さを利用した水車が14基設置されていて、直径10mの大水車を観て感激(10:45)。
今市用の水円筒分水井(水を自動で分けている分水嶺)もありました。
その後は、まだ咲き残っていたアジサイや野草、名の付いた杉並木など(砲弾打込杉など)を眺めながら、森林浴を満喫。途中、石畳の上を歩き、ちょうど開催中のロンドン五輪のマラソンコースの石畳が話題に...。それにしても、江戸時代に敷いたことは、大変な労力だったと想像できました。
小さな地蔵尊、神社もありましたが、今回は寄らずに杉並木をひたすら前進。左手に、日光街道を走る車がちらちら見えましたが、杉並
木の中は閑静で別世界。平日でほとんど人を見かけません。ウォークの仲間は道の真ん中を堂々と大名気分で歩きます。窓辺ににきれいに咲いた朝顔のカーテン。
やっと、前方が開けて、道でパトカーが駐車。スピード違反の取締り中。現実に引き戻され、日光駅までの距離を聞くと、「あと2kmほど」だと。
そこから、舗装道路に出て、歩いて行きますが、歩道のないところもあり、車に気をつけながら進みます。まわりの景色を楽しむ余裕がなくなり、日が差し込んできたこともあり、汗ビッショリ。
だいぶ縦長になって、後ろはペースが落ちて姿が見えません。しかし、一本道で迷わないので、昼食にありつきたい一心で前方へ。電車がときどき木々の間を通り過ぎて行きます。
やっと、宝殿という交差点に出て、線路を越えて、右手にモダンな洋風のJR日光駅
が(12:10)。すぐ近くに東武日光駅があり、その手前で全員が合流(12:25)。
早速、昼食ということで、9人が洋食、4人が和食、13時10分にバス停集合ということで分散。
小生は、和食(蕎麦)組で、名産の「湯葉そば」を頼むメンバーも。食後、停留所で待つも洋食メンバーはあらわれず、結局、一本あとのバスで、東照宮へ向かう。帰りの電車の関係で、駅前での日帰り入浴は取り止めに。残念がるメンバーも...。
バスに乗ること10分あまり。世界遺産めぐりのバス停「表参道」で下車。東照宮全体を観る時間は無く、また観覧料が1300円と高い。広い参道の砂利道を進みながら、左手に聳える五重塔へ(13:45)。
東京スカイツリーの開業に合わせて5月22日から一般公
開されていて、300円の観覧料を払うと、絵入りの説明付きの団扇をもらい見学。1818(文政12)年に再建され、高さ36mで極彩色の日本一華麗な塔。
公開は一層目に当たる初重内部で外観から覗いて一回りするのみ。直径約60cmの心柱に金箔が施され、周囲の梁や柱に描かれた極彩色の模様や竜などが間近で見られます。
塔を貫く心柱は、懸垂式と呼ばれ、四重から吊り下げられている。塔全体が重みで縮んだ場合に屋根を突き抜けないよう、礎石からは数センチ浮いた状態に。柱同士が揺れを相殺。心柱は、今回、東京スカイツリーの免震機能に応用。
駅までの帰りは、下りなので、東武日光駅まで30分ほど歩きます。神橋脇の渓流で絶景を望みました(14:10)。
駅に着くと、快速電車(15時01分発)に乗り込み、席を確保。ビールを飲んでぐっすり眠る組と、冗談やおしゃべりに夢中になる組など。和気藹々のうちに帰京しました。
東武浅草駅に着いて、暑気払いに参加するメンバー10人と帰宅組3人とに別れました。小生は明日、定期健診があり、真っ直ぐ帰宅。それでも18時40分になりました。
日光で避暑を兼ねた、楽しい森林浴&涼感ウォ
ーキングができて、有意義な一日でした。
参加された皆さん、お疲れ様でした。都合で参加できなかった皆さん、撮ってきた写真を載せましたので雰囲気だけでも味わってください。写真の上でクリックすれば、拡大できます。
次回は、8月31日(金)9時30分、京成実籾駅前集合です。それまで、熱中症などで体調を崩さないように。 そう言うハトちゃんが、一番危ないかも?