コースは約9km;川口駅東口 キュポ・ラ広場(旧国立競技場の聖火台)川口神社母子・父子福祉センター(旧鋳物問屋鍋平別邸)錫杖寺川口市立文化財センター大泉工場(庭園)アイジイ本店(ベーカリー)日三鋳造所元郷氷川神社旧田中家住宅埼玉高速鉄道川口元郷駅
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川口というと、京浜東北線で赤羽駅の一つ先、荒川を隔てて橋一本で東京都。東京とさいたまの間にあり、東京志向が非常に高い?でも埼玉県。江戸時代に日光御成街道の宿場がおかれていて古くから鋳物で栄えたまちで、現在でも工業地帯があり、工場や中小の会社が多い。歴史があり、住宅街も近郊にあり、アクセスに便利なことから人口はさいたま市に次いで県内2位で約59万人。
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11月9日(土)妻が西沢渓谷(1泊)で出かけたこともあり、ハトちゃんは「学生駅ハイ 鋳物で栄えた川口の歴史と文化に触れる」に出かけました。川口駅ハイは3年半ぶり2回目。オジン隊では武蔵野線東川口駅ハイ(2017年12月)に来ています。秋晴れ。
スタート受付は改札前。開始の10分前に着くと、駅階段下まで長い列。やっと2、3分前に開始。
東口前のペデストリアンデッキを下りると、旧国立競技場の聖火台があるキュポ・ラ広場前へ。広場には川口を象徴する彫像がありました。休日で、BMW社などの外国車を展示中。
鋳物職人の銅像、『働く歓び』。
鋳物の街・川口を象徴するような力強い作品。
「金属を溶かした1200度以上にもなる溶湯を鋳型に流し込む作業は、命をかけた真剣勝負。
川口は江戸時代から鋳物産業が盛んだった」ことを表しています。また、炉らしき彫像があり、 『伝統のものづくり』というプレートがあるのは、鋳物で作られたキュ・ポラ。
キュ・ポラというのは、コークスの燃焼熱を利用して鉄を溶かす炉のこと。
吉永小百合主演で、1962(昭和37)年に公開された浦山桐郎監督『キューポラのある街』(早船ちよの小説)で有名。
その後、川口本町大通りを直進。本町3丁目手前のY字路を斜め右に進みます。道の反対側には、成田山川口分院がありましたが、立ち寄らず眺めるだけ。
通りの角に日光御成街道の川口宿の当時の様子を描い た絵図と宿場跡(松を植樹)。
間もなく信号。渡らずに左側にまわり込んで川口神社〔天慶年間 (938~947年)に足立郡司判官代・武蔵武芝によって創建されたと伝わる。当初は氷川社と称した。明治初期に川口町内の天神社・稲荷社3社・金山社を合祀して社名を川口神社に改めた。1935(昭和10)年、川口市の総鎮守として県社に昇格〕。境内の森は森閑として広くて、総鎮守の名にふさわしい。
参拝後、元の道に出て、突き当りを左折すると、豪邸らしき門 構えの出入口に川口市母子・父子福祉センター(旧鋳物問屋鍋平別邸)。普通のお宅の玄関なのでビックリ。無休で開館中。案内板が立っています。庭を見学。
その後、左折して直進し、本町大通りへ。歩道橋は渡らずに、信号を横断し郵 便局を過ぎて右の細い道へ。先にある消防署横から左へ曲がり、突き当たりの錫杖寺〔真言 宗;養老元年(717)に行基が本堂を建立、自ら地蔵菩薩を刻み本尊とし開基したと伝えられる。由緒に「末寺53ヶ寺を有する名刹」。錫杖とは僧侶・修験者の持つ杖〕へ。境内には、川口天満宮もあって、合格祈願の絵馬もたくさんぶら下がっています。
寺の前の細い道を直進。大通りに出て左折。県道89号線と国道122号線の交差点に長い歩道橋。交通量が一気に増加。歩道橋を渡った横の文化財センターへ。手前に赤と黄色の花が可憐に咲いていました。入館すると、川口・鋳物の町の大き な絵と鋳物用品がお出迎え。ついでに2階の展示室 へ。こちらでは、藁を編んだ大蛇の頭があり、発掘された土器や伝統芸能、歴史的建造物など、川口の歴史を物語る資料が多数展示されていました。前回は見落としてしまいましたが、今回はリベンジ。
歩く途中、町のあちらこちらに、鋳工所や工場・商店があります。
前のウォーカーに付いて行き国道122号線を荒川方面に進みます。ゆるやかな坂を上り信号を横断して荒川の土手を上がります。
幅広いサイクリングロードがあり、土手沿いを大勢の参加者たちと歩きます。車止めがあり、車は通 行禁止。ウォーカーの他に、サイクリングを楽しむ若者が横を走り過ぎます。
右側の広い河川敷にはゴルフ場も見えます。
ハトちゃんは、明日、千葉・旭の駅ハイに参加するのと、川沿いの景色は見慣れていて、埼玉高速鉄道の川口元郷駅や旧田中家住宅の外観も知っていたので、途中から元の道へと引き返し、本町大通りから、ゴールの川口駅へと戻りました。
本日の経路は、京成線で日暮里駅に出て、京浜東北線。帰りは京浜東北が快速で日暮里が停まらないので、田端で山手線内回りに乗り換えて日暮里へと。
歩行距離は後半歩かなかったので、約3kmぐらいを1時間ちょっと。とりあえず、川口の一部をゆっくり歩いたという感じ。
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