コースは約5.5km;相武台下駅相模の大凧センター 本鏡山 常福寺金澤山 勝源寺旧中村家住宅史跡勝坂遺跡公園磯部八幡宮・不動堂三段の滝三段の滝展望広場下溝駅
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ハトちゃんは、八王子の実家に泊まり11月15日、「いにしえの散歩道(相武台下~下溝)」に行って来ました。
実家のある西八王子駅(7:58発)から八王子で横浜線に乗り換え、橋本駅で相模線に乗り換えて6つ目の相武台下駅(8:58着)へ。
駅は無人駅。スタートの大凧センターの地図が改札前に貼ってありました。駅から線路づたいに徒
歩10分。大凧センター
挨拶後、外に出てすぐ前の踏切を渡って間もなく常福寺へ。寺は臨済宗で、鎌倉建長寺の末寺。 1301(正安3)年に本覚了堂が開山。境内には、推定樹齢400年のシバの木があります。本堂前はきれいな石庭。
再び元の道に戻って右折して直進。新磯小学校前の信号を右折して直進。ねこ坂を上って突き当たりを左折。角に旧中村家住宅と史跡勝坂遺跡公園の標識。まず、旧中村家住宅へ。大きな長屋門の先に、母屋があり、幕末期の3階建の和洋折衷住宅で、2階の外壁はなまこ 壁。完成まで10年かかったそうです。2006(平成18)年国登録有形文化財に指定されました。
その先の勝源寺〔曹洞宗;千住観音を本尊〕 は道から右折して石段を上がって参拝。もう少し先には、広大な米軍キャンプ座間があります。
元の道を戻って、標識とカーブミラーを右折して 、上り坂。こんもりとし た林が見えて来て、左側の史跡勝坂遺跡公園への散策路に入ります。道の両側は雑木林。一箇所、ぬかるみがありましたが、避けて進みます。途中から木道を歩いて行きましたが、復元された竪穴住居は見つかりませんでした。園内に標識がほとんど無く、道を間違えたようです。それでも、出口の駐車場横には出ました。マップでは左側でしたが、小生は右側に位置していました。
結果オーライで、鳩川に架かる山谷鳩川橋を渡って上磯部のT字路に出て右に曲がり、次の踏切 を渡って回り込むと、磯部八幡宮・不動堂へ。1356(延文元)年以前に創建され、旧磯部村の鎮守。境内には、江戸初期の檜寄木造と玉眼で造られた不動堂があり、参拝。
赤い八幡宮参道橋上からは市街地がよく観えます。橋を下ると参道が続き両脇は民家。小さな石鳥居をくぐって、直進。突き当たって、ほぼ真っ直ぐ進むと交差点。 左折してすぐ右に曲がると、民家の間から川幅の広い相模川が目に飛び込んで来ます。
川岸に沿って相模川散策路があり、川を左側に眺めながら、下溝駅方面へ。すぐ傍の磯部民俗資料館〔地元の野頭謙一氏が自宅の納屋を改修し、昔の生活用品、農機具、民具など800点を展示〕は外観のみ。
途中、バードウォッチング・写真撮影の夫婦に会い、聞いたところ「台風19号時に、上流の城山ダムが放流し川の水位が急上昇。中州も沈んで、やっと最近落ち着いて来たが、野鳥の姿が少なくなった」と、こぼしていました。途中で釣り人の姿も...。
散策路を700mほど歩くと、新三段の滝橋の先に三段の橋があり、その先の右側に三段の滝があります。三段の滝は自然では なく、人工の排水でできた滝。1933(昭和8)年に造られた鳩川分水路と1988(昭和63)年にその上流に新三段の滝が完成。
近くには展望広場があって、上から眺めると、相模川の後方に大山・丹沢の山並みが一望できる風光明媚なスポットになっています。
階段を上がって、県道46号線に出て左折。間もなく細い路地を駅方向へ曲がるとゴールの下溝駅。ここも無人駅。改札口に入ると、ちょうど八王子行きが入線。車内は平日で空いていました。3時間かけて最寄り駅に戻ると、駐車場に飼育中の陸カメが女主人と一緒にノロノロと散歩をしていました。
今回は5.5kmとショートコースだったので、完歩。相模線沿線の駅ハイは少ないのですが、自然のすばらしさと古の散歩を楽しむことができました。 「行って良かった!」
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