千葉健生病院健康友の会では、10月31日、今年で7回目を迎えた秋のイベント「いつでも元気・お楽しみ寄席」が開催され、45名の参加者は楽しいひと時を。事前に130軒を訪問し、「いつでも元気」誌購読と寄席への来場を呼びかけました。
第一部 頭の体操
高齢者の若返りや認知予防などで流行の脳トレとして、①声を出す②笑う③手足を動かすが有効。本日は、古澤さんより「もしもしかめよ」に合わせて、歌いながら手を交互にグー・パーをしながら、手拍子も入れて段々速めて行きます。何とかついて行けて、体がホットに。
第二部 落語二席
恒例の百楽庵金一さんとめずらし家芝楽さん(ともに花見川区在住)の楽しい古典落語が披露され、大いに笑いました。
金一さんは「時そば」。
時を12時間で表していた江戸時代、そばやにお世辞を言って、代金を 数える際、「一つ~八つ」の次に「今何時」と言って「九つ」と言わせ1文ごまかす。その様子を見ていた客がマネをするが、別のそばやでことごとく外れる。代金を払う際にごまかそうとするが「一つ~八つ」の次に「四つ」と言って損してしまう皮肉な結末に。特に扇子でそばを食べる仕草や客とそばやの絶妙なやりとりを熱演。
芝楽さんは「井戸の茶碗」。
正直者のくずやが長屋に住む浪人から、渋々仏像を預かる。通り道、大名の家 来から腹ごもりの仏像を見て止められ、洗うと台座に50両入っていた。金子は受け取れないと拒み、くずやが浪人に返しに行く。やっとくずやの計らいで双方半分ずつ受け取るが、浪人から渡された茶碗が鑑定で「井戸の茶碗」で国宝級。殿様が300両で買い、家来は浪人と150両ずつ。浪人は娘を家来に嫁がせる。「嫁を磨くのはよそう。また小判が出て来ると困るから」が落ち。
正直者のくずやが、浪人と家来の言い訳の面白さや困惑する様子、繰り返しされる展開に引き込まれました。面白いだけでなく、心温まる話に拍手喝采!
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