10月23日(水)、「JR 駅からハイキング」で「 皇居外苑・江戸城史跡・北の丸公園散策コース(約8.4km)」に行きました。
東京メトロで西船橋から銀座駅へ。日本橋から銀座線に乗る予定でしたが、車内アナウンスで信号機故障で不通とのこと。あわてて、茅場町で日比谷線に乗ろうとしたら復旧とのこと。それでも、戻らずに茅場町でギリギリ電車に間に合い、乗ろうと。すると、中年女性から「ここは婦人専用車よ」と。謝って、次の電車に乗りました。銀座駅から数分でJR有楽町駅銀座口のビュープラザへ。
開始時間前にスタート(8:55)。このコースは、昨年と同じコース。スタートが京橋口から銀座口に変更。
この近辺は、ハトちゃんがH大学勤務時に映画・宝塚をよく観に来ていた場所。
スタート後、間もなくビルの陰に、小さな有楽稲荷神社。周囲がビルばかりで見落としがち。
続いて右折して、晴海通りを進み、200mほど左に、日比谷公園〔幕末までは松平肥前守などの屋敷地。明治36年に近代的な洋風公園として開園。ビジネス街のオアシスとしても有名〕を横断して、 入口脇に心字池、園内の木々は秋の装い。日比谷門脇を通って、大噴水。植木市のイベント準備が...。日比谷公会堂、松本楼の建物を眺めながら、テニスコートを左手に見ながら、晴海通りを渡ります。
右折して内堀通りを...。祝田橋を渡ると、右側は皇居外苑〔1949(昭和24)年、旧皇室苑地の一部を開放したもの〕の手入れの行き届い た松林が立ち並び、それと広い芝生。二重橋前の信号では、バスツアー外国人(主にアジア系)客とガイドさんの列。また、修学旅行と思われる生徒や、観光客も歩いており、広大に敷き詰められた砂利の道を歩いています。皇居前広場はかなりの広さで、都会の喧騒が嘘のようです。
遠方から、絶景ポイントとなる「二重橋」を眺望しました。観光客や記念写真を撮る人たちで賑わって いました。
「大手門」から、皇居東御苑〔1968(昭和43)年10月から一般公開され、月・金曜以外は入園可 能〕 http://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/higashigyoen.html に入りました。入口で「入園札」をもらって、入園。大きな石垣は、何度か補修されたそうですが、それにしても江戸時代には今のように機械が無かったのに、当時の城郭建 築の技術力は相当なもの。城の広さや各門の大きさ、鉄扉の厚さ、頑丈さなど、江戸幕府の権力の象徴がうかがい知れました。濠から、三つの櫓も観ることができました。
皇居東御苑内では、まず、入場無料の宮内庁「三の丸尚蔵館」で「美を伝えゆく―名品にみる20 年の歩み」で20周年記念展覧会を開催中。有名書家や画家の屏風や絵など15点が展示されていて、ひととおり鑑賞。
今回は、昭和天皇の武蔵野の樹林の面影を残した二の丸雑木林や、平成の小道、二の丸庭園へは行かずコースどおりに...。
御苑内は、江戸城を偲ばせる史跡が残っていたのと、天守閣に行くまで 坂が多く、同心番所、百 人番所、大番所と、建物も身分の違いから、立派になることを気づきました。坂を上ると、広大な「本丸跡」があります。天守台に向かう手前は、大芝生が続き、きれいに管理されています。皇居内の中央部に、こんなに広々とした芝生があるんですネ。 一番高い所より、一段低い所からの眺めがすばらしい。ちょうど、本日の奉仕団の人たちが、係員から説明を受けていました。
大芝生からは、「大奥」跡や「赤穂浪士で浅野内匠頭が吉良上野介に斬りつけた松ノ廊下跡」を、 小高くなった「天守閣跡(天主台)」から、当時では一望できた「東京湾」を想像して、遠景を眺めました。香淳皇后の還暦を記念した、音楽堂「桃華楽堂」も向かって左手に観え、色鮮やかな特徴のある建物でした。
その後、天主台の裏に回り、「北桔梗門」で入園札を返して東御苑にお別れ。
歩道橋を渡って、北の丸公園へ。北の丸公園〔旧近衛師団の駐屯地を1969(昭和44)年に森林公園として公開〕内を散策。吉田茂の立像 、右手に「科学技術館」、左手に「東京国立近代美術館工芸館」〔建物は明治洋風レンガ造りで、旧 近衛師団司令部庁舎で国の重要文化財〕もありましたが、今回はパス。
公園内の紅葉は時期が早くいまいち。散策道脇に、名前の付いた樹木が多数並ん でいて、目を楽しませてくれます。池のまわりの芝生には、中年のサークルと思われる方々が敷物を敷いて交流会。
公園を九段下方向に進むと、右手に日本武道館。キッス〔ロックバンド〕のポスター 来日講演の横断幕。
田安門は修復中で、すっぽりシートをかぶっていました。門をくぐり、靖国通りに出て、東京メトロ「九段下 」駅前の「昭和館」へ。名前のとおり、昭和の国民生活の歴史的資料、情報・映像、生活用品、また戦争を挟んでの暮らしが展示されています。昭和世代のハトちゃんには懐かしさが込み上げて来ます。
目白通りの交差点に交番があり、右折すると、九段会館〔現在、閉館中〕、千代田区役所など、 (千代田区観光協会に立ち寄りチラシをいただく)。清水濠前を通って、竹橋に。平川門を過ぎ、気象庁前の大 きな像「和気清麻呂像」が...。そこから内堀通りを進み、三井物産ビルを左折し、大手町方向へ。
平将門塚〔平安時代中期、天慶の乱で敗れた将門の首級が京都からこの地に落 ちたといわれ、 怨霊の祟りがあったため、鎮魂で石塔婆を建立〕に参拝。
右折して永代通りを左折し進み、途中、三菱東京UFJ銀行前を横断して直進すると、丸の内仲通り〔通りの両側に街路樹があり、この時期イルミネーションも夜観られる〕へ。
行幸通りの左手前に、改装なった赤レンガの2階建てで屋根がドームになっている、東京駅丸の内駅舎が...。さすがに一時の多くの観光客の賑わいは無いものの、携帯やデジカメで写真を撮ってい る人も数人。昨年は邪魔だった、正面の東京オリンピック・パラリンピック招致のポスターも2020年開催決定になり、今回はなぜか納得したりして...。
ゴールは有楽町駅でしたが、八王子の実家に野菜を届ける関係で、東京駅始発の中央線に乗ることに。というのも、スタートだけのチェックだけだったので、コースの大半を歩いたのと、その先は昨年歩いたのでショートカット(10:46)。ちょうど着いた特別快速高尾行(10:50発)に乗れて、実家へは12時前に到着。
週末の連続台風の心配もあって、本日決行して正解でした。自宅への帰りも、雨には降られずに帰宅。
今回は、昨年に続き、千代田区を中心に、深まり行く秋を感じながら、モダンな東京駅復原駅舎と皇居外苑、江戸城史跡、北の丸公園と欲張りなウォークとなりました。この地区は、美術館・博物館も多くて、美術館めぐりでも十分に楽しめるコース。また、以前の勤務先が近くて、ハトちゃんには馴染み深いウォークとなりました。
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