コースは;浜松町駅 築地場外市場築地本願寺永代寺清澄庭園江東区深川江戸資料館臨済宗臨川寺COREDO日本橋COREDO室町榮太郎總本鋪貨幣博物館東京駅
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オジン隊は今年最後となる「JR 駅からハイキング(浜松町~東京)(約14.5km)」に参加。
天候は冬晴れで、風も無く行楽日和。
久しぶりに4人全員が揃って浜松町駅南口に集合(9:30)。
スタート受付では、都内ハイキングで集めたシール6個の景品「マップホルダー」が初日でなくなるという盛況ぶり。代替品の新幹線クリアファイルをもらいました。都内は参加者が多いことを証明しています。
まず、電車の高架に沿って歩いて、国際貿易センター傍の北口へ。雑談をしながらのウォーク。
先導する兼子隊長のリュックには、中国で買って来た鈴が多くぶら下がっていて復活。「リン、リン、リン♪」と、勢いよく鳴っています。出勤時間の9時をまわっても、多くのサラリーマンが歩いていて「フレックスタイムが増えている」話題に...。
すぐ右手に、旧芝離宮恩賜公園の出入口が見えましたが、コースポイントではないので横を通るだけ。
歩いていると、早速、隊長の体調の話から、生活習慣病検診や人間ドッグなどで、各種注意事項や要精検が出るのは仕様がないのと、後期高齢者にもうすぐなる話で「健康が一番」ということに。駅ハイができる幸せを感じました。
芝商業高校前の交差点を横断して首都高速道に沿って左折。大型ダンプなど交通量が激しくなり、車の排気ガスが漂って来て気持ち良くありません。
間もなく右手に浜離宮恩賜庭園の堀と、庭園の緑が続き、2ヵ所の橋から庭
園の出入口があります。紅葉はさすがに葉が落ちていました。芝離宮・浜離宮恩賜庭園は駅からも近くて、四季折々の樹木や草花、造園が見事で、この日も出入口に外国人観光客の姿を見かけました。
工事中が続く汐先橋交差点脇の歩行者専用道を通って道
なりに右に曲がって進むと、右手に築地中央市場青果門の看板と、市場内にトラックや小型運搬車の荷を運ぶ光景が...。
左手の立派な建物は朝日新聞社。隊長から二大新聞社(朝日・読売)の内部事情の話が聞けました。
敷地の広い中央市場を横目に見ながらもんぜき通りを
進むと、多くの買い物や飲食客で賑わう、場外市場〔水産物を中心に新鮮なネタを格安で買えたり、食べられる店が軒を連ねる〕通りに。
覗き見しながら人を掻き分けて前へ進みますが、かなりの混雑。
新豊洲市場への移転で揺れる東京都ですが、「築地の場外市場の店はどうなるのか」全員が心配になりました。
築地と勝鬨橋を通るコースは、9月駅ハイ(りんかい線東京エアポート駅スタート)でも一部重なるコース。
築地4丁目の交差点を横断して右折。晴海通りへ。今までの雑踏がウソのように静かに歩けました。築地本願寺は皆知っていたのでパス。
隅田川に架かる勝鬨橋〔勝ったときにあげる「かちどき」が由来。1940(昭和15)年に完成。特徴は
「跳ね橋」で全長約250mのうち、両側22mが1日5回跳ね上がり、大型船も通行できたが、1969(昭和44)年交通渋滞問題などで2度と開くことは無し〕を渡ります。自転車がスピードをゆるめず、避けながらの歩行。屋形船がちょうど航行中。橋は車の振動で一部揺れましたが、橋上からの眺めは気持ち良い。
橋を渡って月島第二幼小前を左折して、西仲橋を渡って直進。もんじゃ焼きで有名な月島西仲通り(月島のメイン通り)へ。出入口に「四」「参」「弐」「壱」の表示が続いて、途
中、もんじゃのお店が並んでいますが、ほとんどの店が開店前。商店街を抜け突き当りの高架をくぐって右折。寒くはないのですが、トイレ休憩。最近の頻尿が話題に。初見橋の交差点(交番)を左に曲がります。途中、相生橋から東京海洋大学の明治丸の船が観えて、メンバーは感激。
「国立大学では唯一の海洋の研究・教育のみに特化した大学で、2003(平成15)年10月に東京商船大と東京水産大を統合してできた大学」で、明治丸は
明治政府が英国に燈台巡廻業務用に発注し、明治7年に竣工した鉄船で、商船大学(現東京海洋大学)に譲渡されてからは係留練習船として使用。1978(昭和53)年に船としての重要文化財指定は初。昨年11月よりリニューアル一般公開されています。
その後、清澄通りを北上し、黒船橋を渡り、永代通りへ。東京メトロ「門前仲町」駅前から、ポイントにはなっていませんが、ハトちゃんの薦めで深川不動尊〔1703(元禄16)年の出張開帳が始まりで成田山新勝寺の東京別院。将軍綱吉の母桂昌院が成田山の 不動明王を江戸で参拝したいと希望し、それが実現したという説もある〕へ。
健脚者は成田山新勝寺~深川不動尊(別院)まで約75kmを歩くことを話しました。新春駅ハイの川越にも別院があります。
小生は2回目ですが、先輩たちは初。本堂の重厚で立派な建て構えは壮観。境内に出世稲荷、龍神他、左手に内仏殿が...。内仏殿に靴を脱いで上がり、木彫りのお願い地蔵、空海関連の資料や仏像画、日本最大級の天井画「大日如来蓮池図」などを見学。
ちょうど宝蔵大日堂で護摩祈祷に遭遇。祈祷が始まると、鐘の音に続き、太鼓の勇壮な音が腹に響き渡ります。経文を読みながら、途中で不動明王の倍ぐらい火が上がります。貴重な体験ができました。
傍にある富岡八幡宮〔1627(寛永4)年、江戸時代はじめに創建。世に「深川の八幡様」と親しまれ、今も昔も変わらぬ信仰を集める「江戸最大の八幡様」。山王祭
、神田祭と並ぶ「江戸三大祭」の一
つ〕も参拝。
境内入口右には、大石燈楼、左側に伊能忠敬の測量の旅姿の銅像があります。
ここでコースポイントの永代寺まで戻ることに。他のウォーカーも見逃していました。オジン隊は不動前の門前通りの右側の目立たない本寺を見つけました。
続いて、首都高速3号線の高架下を歩いて、右折して法乗院深川ゑんま堂へも
寄り道。狭い境内には、ゑんまが鎮座していて、ガラス越しに真っ赤な顔にカッと見開いた眼と吊り上った眉、黒くて太い髭、開けた口など、迫力ある風貌。いかにも地獄の大王閻魔という感じが出ています。
ゑんま堂を観た後は、再び清澄通りを北上して、清澄庭園〔江戸の豪商・紀伊國屋文左衛門の屋敷跡と言い伝えられている。明治11年、岩崎弥太郎が荒廃していたこの邸地を買い取り、明治13年に「深川親睦園」として完成。泉水、築山、枯山水を主体にした「回遊式林泉庭園」。1932(昭和7)年に公開。東京都指定名勝〕へと向かいます。
隣接の清澄公園内を歩きます。途中から庭園の外壁に沿って歩いて、木々の間から庭園の池や東屋を無料で観賞し、高麗川の彼岸花観賞と同様に入園せず。
深川江戸資料館と臨済宗臨川寺はパスして、中村学園前か
ら清洲通りを隅田川の清澄橋へと。
橋の上から東京スカイツリーが青空に映えてよく観えました。
橋を渡って新大橋通り(浜町中ノ橋)に出て左折。だいぶビルが立ち並んで来ました。水天宮は外観だけ。さらに東京株式市場のある兜町を過ぎる頃はちょ
うど昼時で、サラリーマンの姿も多く見られました。
高架をくぐって茅場橋を渡って永代通りを右折。茅場町を過ぎて間もなく日本橋(東海道五拾三次・江戸の起点)へ。
ここで小生は腰痛と電車接続の関係から別れることになり、
昼「高島屋」で食べることに。ビル街の日陰はビル風が強く吹きます。8階のレスト
ラン街へのエレベーターはレトロ風でゴージャス。エレベーターガールの服装も復古的。エレベーターを降りて向かうと長蛇の列。食事の値段も1,500円以上と高め。地下2階もいっぱいであきらめ。
結局、ビル街の路地に入って食事処を探していると、ハトちゃんが赤いファミレス「ガスト」の看板を見つけて入店。13時近かったのでサラリーマンが昼食を終えて出る時間だったので、少し待つだけで席に案内されました。
日替わりランチとビール・ワイン(税抜99円)という安価で、来月の予定「川越」を決めて雑談後、14時に店を出ました。
「来年も元気に歩きましょう!」と約し年末の挨拶をして、小生は東京メトロ東西線「日本橋」駅から帰路に〔歩行距離約12km〕。先輩たちはゴールの東京駅まで完歩したそうです(メールにて報告あり)。
澄んだ青空を背景に、古地図とマップを片手に、東京(江戸)の築地、月島、門前仲町、日本橋、東京駅など新旧の街並みや東京スカイツリー、深川不動尊、富岡八幡宮などの寺社、隅田川河岸の景色を堪能できました。