さて8日(日)は、続いている梅雨を心配し、キャンセルするかどうか迷いましたが、予報が午前中曇りマーク。自宅から近いので、意を決して、外出。外房線・東金線に乗り、東金駅へ。
駅ハイ「いわしの町と九十九里浜のエコハイク(約10km)」に参加。8時9分着。ホームに降りたのは、50人弱。ちょうど専用バス1台分。
改札を出ると、駅前に専用バスが停まっていて、後の客を10分ほど待って発車(2号車なので、先
にもう1台出たようです)。
所要時間は直通で25分ほど。スタートの国民宿舎
「サンライズ九十九里」(扇形になっていて全室オーシャンビュー)へ到着。九十九里町のマスコットキャラの「くくりん」 がお出迎え。
受付の手続き、および海岸のゴミ拾い(エコハイク)のための軍手とレジ袋をいただきスタート(8:43)。 荒波のため、地曳き網体験は中止。
前のウォーカーに続いて、宿舎内の庭を抜けると、間もなく九十九里浜。
海岸に出ると、昨年時と比べ波が荒れて高く、空は暗くどんより。
サーフィンをする若者がいて、波間に
消える姿を遠くから見て、大丈夫かと人ごとながら心配。
早速、海岸の砂浜に打ち上げられたり、捨ててあるゴミを拾いながら
のウォーク。右手に海を眺めながら、潮風の香りをかぎながら意外と蒸し暑い中、砂浜を......。
砂浜の固めの部分を通って、あちこちに目を配りながら進みます。ペットボトルや草花のビニールポットや捨てたタバコの吸殻や割れたビーチボール、発砲スチロール、枯れ枝など波打ち際に散乱。
それでも、地元の方たちのご尽力で、危ないビン、缶の欠片はほとんどありません。
縄があって、ゴミだと思い、引っ張ると抜けずに、船を停めるものだとわかりました。
ここ数日、天候が悪いので、海水浴やサーフィン愛好家は少ない感じ。
ゴミ拾い〔エコ〕ハイクの意義を考え、いつもの半分くらいのゆっくりとしたペース
で、作業を継続。それにしても、海岸線が続いて眺望が遠くまで続くので(ただし、前方はかすんでいます)、昨年歩いたものの、ゴミ拾い区間約5kmの距離が非常に長く感じられました。
袋がすぐにいっぱいになり、途中にゴミを捨てる場所が無く、かなりの重いゴミを抱えて持つ手を換えながら、片貝海岸のゴミ回収地点をめざします。正直、腕が痛くなり、疲れまし
た。やっとゴミ回収所に着き、ゴミ袋を渡して、楽になりました。オバちゃんグループが『途中のゴミ置き場の設置』を係員に要望。
ゴミ拾いが終わると、今度は海岸線横の道(舗装)を戻る往
復コース。近道をして、何気なく休んでいる男女を見ると、駅ハイでお見かけする、おしどり夫妻。再会を喜びました。
そこからは、同行して四方山話をしながら、ゆっくり歩行。舗装してあるので、海岸よりは歩きやすい。右手に一本の偏形樹が頑張って立っていました。ピンクのハマヒルガオが群生で咲いています(ただし、昨年よりまばらで少なくなっていました)。
間もなく、右手に
ちょっと入ったところの「ふるさと自然公園センター」は外観のみ。
さらに歩くと、右手に消防ポンプ操法大会のた
めの消防車が多数停車中。
海岸では、これからゴミ回収所に向かって、ゴミを拾うウォーカーたちが続きます。
途中に海難事故で亡くなられた方々の慰霊碑がありました。
途中でトイレ休憩の表示があり、道はところどころ砂に埋もれている場所もあります。だいぶ疲れて来て足取りも重くなって来ました。それでも、語りながらの復路は距離が短く感じます。今年は、運動靴に砂が入ることも無く、スムーズに。砂地で歩きにくい地点は、防波堤の上を通って進みます。
途中、豊海海岸沿いに「不如帰」で知られる文豪徳富蘆花の「随筆 新春」文学碑を見学。「上総の海ほど美しい浜はない」という記載がありました。
その先、ビーチタワー〔隣りにセーフパトロールの控える建物〕では、海岸の監視を続けていました。また、ゴルフボールを、なぜか海岸で打つ二人が「場違い」だけでなく、ウォーカーに危ないのがわからない、不
思議な光景に出くわしました。
やっと、国民宿舎の建物が見えて来
て、ペースが上がりま
す。というのも、海岸で11時から「宝探し」を開催とのこと。
ちょうど、開始時刻に間に合いました。
1等は、国民宿舎の宿泊ペア券が3枚、2等も3枚。その他が参加賞になっていて、当たりのプレートには該当数字が書かれているとのこと。
スタート合図とともに、砂を掻き分けて、参加者は一生懸命に探します。もちろん、われわれ3人も例外ではありません。
結局、参加賞をもらって休憩しようとすると、主催者から『1等と2等が、まだ1本ずつ残っています』というアナウンス。
もう一度、ロープ内へ戻ってチャレンジ。右手に持っていたデジカメを、ジャンパーに入れて、両手で当たり券を探すのに夢中。結局、見つからず、他人がゲット。
コースに戻ろうとすると、ポケットに入れて置いたデジカメを落としたことに気づき、あわてて受付に行くと、幸いなことに届いていて、御礼を言って受け取り。
しかし、ロープ内で落としたため、みんな目の色を変えて探し回っていたので、だいぶ砂をかぶってしまいました。電源を入れても、シャッターは開かず。欲をかいたばかりに、かえってカメラが壊れて高いものに...。 後悔しきり、落胆!
二度、駅ハイでカメラを落としてダメにしているハトちゃんは、これで「二度あることは三度ある」に。
あきらめて、持ち帰ることに。友人に話すと、『ドライヤーを使ってみたら』 というアドバイス。海岸から右折し高架下をくぐって、宿舎前でゴール(11:15)。汗ビッショリ。ゴール反対側のコーナーで、焼きたてのいわし丸干しと、
熱々のいわし団子汁をごちそうになりましたが、デジカメのことで頭が真っ白。
その後、お土産を見たりして館内へ。ロビーで喫茶しておしゃべり。ショックの小生をおしどり夫妻が励ましてくれて、アイスコーヒーとお茶菓子をいただき、30分休憩。
館内は国民宿舎とは思えないほど、きれいで、豪華な割に安価で人気の宿だそうです。バスに乗ろうとすると、四街道の中村さんとも会えて、向こうは着替えをすませてスッキリ。
帰りのバスでは、仲間3人とおしゃべり。大網駅まで所要時間は25分ほど。駅で3人と別れて、一人改札をくぐります。
大網駅(12:37発 外房線)→千葉(13:03)で、自宅に着いたのが13時30分。
砂浜のゴミ拾いは、有意義なウォークで、これからもエコ企画〔千葉では岩井海岸と東金・九十九里海岸〕には積極的に参加して行きたいと考えています。ポイントが2倍なのも魅力。
〔こぼれ話〕
自宅に戻ってから、日曜で休みの息子に相談。インターネットで、砂に落とした事例がたまたま在って、本体をたたいて直ったことが書いてありました。
うそだと思って、たたいたら、シャッターが開いたり閉じたりの繰り返しの状態に...。止まらないのでちょっと困ったのですが、バッテリーを抜いて止めました。少しは、動いたので、何とかなるかも知れないと淡い希望を。
その際、シャッターの隙間から砂がこぼれて出て来ました。あわてて砂を布で拭き取ったり...。それから、たたいた後に、友人に言われた、ヘアードライヤー(コールド)の送風を根気良く続けていたら、1時間ほど経って、シャッターを押すと開き、更にもう一度押すと、閉じるようになり、奇跡的 に正常に動作するようになりました。
正直、修理費は覚悟しましたが、息子のパソコンでの調べと友人の「直るから」という言葉を信じて、あきらめなかったのが良かったんですね。
今回の大失敗で、欲張らないことと、あきらめないことが教訓になりました。