入梅の6月11日(水)に、千葉健生病院健康友の会主催の第11回ファミリーウォークが開催されました。流石事務局長と今村さんと一緒に、総勢22名で新小岩から小松川・江戸8代将軍徳川吉宗鷹狩りの道を歩いて船堀タワーまで(歩行距離約8km)。当初は30名の参加予定でしたが、連日の不安定な天候のため、キャンセルが出ました〔本日は案内役のため、掲載写真は、6/3(火)下見時に撮影〕。
JR幕張駅に9時集合。皆さん、時間厳守されて、ラッシュ時間が過ぎた電車に無事乗車(9:06発)。
新小岩駅に9時39分着。
今回は、小生が所属する「ゆうほ(友歩・遊歩)21」〔習志野ウォーキングサークル〕が、昨年11月12日(火)に実施したコースで、参加者にマップと資料を配ってウォーク。
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「新小岩」駅南口ロー タリーを左に出て、平和橋通りを横断して、一つ目の信号脇の中華料理「香港坊」を斜め右折して、住宅街へ。
途中、右側に小松南小学校を見て、直進。
「新小岩憩い交流館・新小岩児童館」 の先に、江戸将軍吉宗の鷹狩り場だった「小松川境川親水公園」〔全長3,93 0mの親水公園が散策道「健康の道」になっていて、滝、せ せら ぎ、飛び石、吊り橋に冒険船などの5つのゾーンに分かれている。昔は船が行き来する水路として利用されていたとのこと〕に出ます。
「かぎや橋」からの散策道には、新緑の樹木に覆われていて、天候にも増して、ヒンヤリとした感じ で、避暑に向いています。小雨に濡れたアジサイやツツジ (最盛期は過ぎていました)。両脇は、住宅街になっていて、細い舗装道路が続いています。トイレは、多く設置されています。
約1kmほど歩いて、江戸川区総合文化センターの立派な建物内に 入って、トイレと小休止。
館内を出ると、あたりは一段と暗くなって来て、雨が降って来ました。
すぐ先のつり橋を渡って、右手に曲がると、旧西小松川香取神社〔下総国千葉家より康正二丙年(1456年、室町時代)に神職が当所に 引き移り創建したと伝えられ、旧西小松川村の鎮 守社で、明治5年には村社に列格していた〕へ。境内に「小松菜ゆかりの里」碑や、芭蕉の句碑があります。
神社に参拝後、記念写真を撮りました。
小松菜屋敷〔亀井家(昔より土地の人々に「いづみ様」とよばれて来た)に伝わる話として、1719(享保4)年に吉宗公が来られた際、西小松川村の間々井の森の香
取社で、ときの神主・亀井和泉守が、餅の清まし汁に冬菜を添えて差し上げたところ、その香味を大変喜ばれた。未だ名前が無かったので、小松川の里の名ゆえに「小松菜」と命名されたと伝えられている〕
は、冠木門(かぶきもん)になっていて、前の柵の通行棒をはずして庭を見学。「亀井家屋敷跡碑」がありました。門の横に、亀井家に伝わる「小松菜屋敷」のいわれの看板。
親水公園の舗装道に戻って、平和橋通りへ。通りを横断して、江戸川高校の校庭横の細い道を入り ます。すると、また親水公園に戻ります。
ここで、雨の様子と参加者の意見を聞き、そのまま歩いて船堀駅を目指すことを確認。傘をさしながらのウォークに...。
というのも、左側に平和橋通り、その先が船堀街道と隣接しているので、雨がひどければ、バスで向かう方法もありました。
グリーンパレス」横にリニューアルオープンした「江戸川郷土資料室」はパス。親水公園内が整備のため通行できない場所は、舗装道を進みます。
その先で、また散策道に戻って、川のゆったりした流れに沿って、今度は 右に左に親水公園が曲がりくねっています。国道14号線の下(頭上が低い)をくぐり抜けます。
その後も、親水公園内は歩行者のみなので、車、自転車の心配はまったく心配ありません。道は安全ですが、飛び石や橋、工夫されたゾーンはあるものの、その他の風景は単調で少々くたびれる感じ。花見や紅葉の時期は、良かったと思いますが、参加者はどうだったのでしょうか?
続いて、京葉道路の東小松川出入口付近へ。「京葉道」と「首都高速7号線 」の下をくぐり抜けます。「頭上注意」の表記があり、2mちょっとの高さで低いのですが、全員関係ないので、大笑い。 自転車と歩行者用の道路が分かれていますが、横を通過できるため、自転車を避けて通りました。
やっと、仲台院〔浄土宗の寺院で、1959(天文8)年、応誉良 道上人が建立。 吉宗が鷹狩りの際の御膳所で、頻繁に訪れた〕に到着。立寄って、門にあった金色の三つ葉葵の紋を確認。
親水公園は中川につながっていますが、「健康の道」終点 へ。新小岩から片道約3kmを歩いたことに。
今回は、雨にもかかわらず、オプションとして、手押しの信号を押して、土手から、手前に流れる中川と先の川幅の広い荒川を眺望。首都高速中央環状線の車の通行及び橋桁の長さ・アーチなど、雄大な眺め。
ハトちゃんは、オプションだけに調べが足りずに、川の名称を、左前方に江戸川競艇場があったため、勘違いして「江戸川」と言ってしまいました。自宅に戻ってから、前に歩いた「市川」が江戸川であったことに気づきましたが、後のまつり。説明者は、資料や地図を確認してから、案内しないとダメだと反省。
土手を注意深く下りて、信号をみんなでまとまって渡って、善照寺へ。地元では、この近辺には立派 なお寺が多いとのこと。
寺の山門前に、鉄の扉があって、扉を開けて境内へ。善照寺〔真言宗豊山派で隆範上人の創建といわれ、江戸幕府より寺領6石の 御朱印状を拝領。横綱明石志賀之助の引退相撲を境内で行い、以来、草相撲が行われて相撲寺とも呼ばれている〕は参道の先に本堂、両脇に鐘楼、不動堂、大師堂などがあります。境内は広く、風格があります。白いアジサイがきれいに咲いていました。
寺を参拝後、真っ直ぐ進むと、ちょっと広くなった通りの左手に、「市川」の表札。「市川家(臼の宮)」で、1717(享保2)年、吉宗が鷹狩りの際に立寄って臼に腰をかけ、その臼 を、裏庭に祀ったとのこと。外観のみ見学。
その後は、マップどおりに左折。東小松川小学校横を通り、東小松川南公園横を通って進み、交通量の多い船堀通りへ。
右折して「船堀」駅方面へ。左前方に高層の「船堀タワー」が 徐々に見えて来ます。駅前まで「船堀グリーンロード」が続いていて、その名のとおり、緑に囲まれた道を歩いて行きます。
新大橋通りを横断し、「タワーホール船堀」の入口へ。24人乗りのエレベーターですが、22名全員が乗れて、最初はビクビクしていたので、冗談が出て笑い。7階でエレベーターに乗り継ぎ「タワー展望室( 高さ115m:無料)」行きのエレベーターに乗ります。きれいなエレベーター嬢のガイド付き。
以前にも、サークルで来たときも、ハトちゃんはパス。これで2回とも観れずじまい。
雨で視界がどうかとも思いましたが、思いのほか、霞んではいましたが、東京タワー や市街地、荒川沿い、都営新宿線は良く観えました。360度の展望はなかなかのもので、無料も魅力です。日本夜景遺産にも選定されています。
天気の良いときや夜景を観るのには、ぜひとも立ち寄りたいスポットです。
15分ほどの展望を楽しんだ後、7階ロビーで、「完歩証」の授与。
次回、秋のファミリーウォークでの再会を約し、ちょうど、昼食時だったこともあり、ここで解散。
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雨が途中から降って来たにもかかわらず、参加者の熱意と頑張りで、ゴールの「船堀タワー」まで、ショートカットすることなく、歩けました。また、緑が多かったので、雨を避けることができたのも、親水公園ならではのこと。近隣に住んでいる人たちがうらやましくなりました。また、江戸時代にタイムスリップして、ちょっぴり地名の由来や寺社めぐりを、かえってしっとりした雰囲気で歩けたのも良い記念になりました。
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