「ゆうほ21」で 神楽坂から地蔵通りを歩き印刷博物館へ

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6月10日(火)は、「ゆうほ(友歩・遊歩)21」で 神楽坂から地蔵通りを歩き印刷博物館(約7km)を歩きました。

 

9時30分に船橋西武前に集まった面々は、先生を含め15名ハトちゃんは、家の外装工事等の作業日とぶつかって、1月例会以来の DSC07097.JPG参加。

JR中央・総武線に乗って、飯田橋駅へ。各駅停車でも35分と近距離。ラッシュ時間ではないので、座れたメンバーも。駅のホームは、カーブしていて、車両との幅がところどころに広くなっていて足元注意。

飯田橋駅西口へは、長い通路を抜けて改札口を出ると、外堀公園沿いに新しい高層ビル「ステージ DSC06980.JPG DSC06981.JPG DSC06983.JPGビル」と「プラウドタワー千代田富士見」が建っていました。

 

 

遠くに長年勤め先だったDSC06990.JPG DSC06987.JPG政大学のボアソナードタワーが見えます。外堀通りの神楽坂への坂道を上らず、「神楽坂飯店」を抜けて、軽子坂を上って東京新宿メディカルセンター(旧厚生年金病院)前の広くてゆるやかな上りを進むと、交差点前方に筑土八幡神社〔江戸藩主の城郭があったところで、筑紫宇佐八幡宮の土を取り寄せたことから名づけられた。

DSC07000.JPG DSC06994.JPG 

境内には小学校唱歌で「金太郎」などの作曲家、田村虎蔵の五線譜と歌詞の書かれた顕彰碑と旧居宅を見学。また、近くには、幕府の武器をつかさどる具足奉行・弓矢鑓奉行組同心の拝領屋敷があり、幕府の武器を総称して、「箪笥」と呼んだことから、箪笥町という地名があるとのこと。

 

続いて、神楽坂に戻って、石畳の残る横丁に入ると、黒い塀の料理屋や甘味処、飲み屋などが立ち DSC07001.JPG DSC07003.JPG DSC07004.JPG並びます。メンバーは、ちょっと出入口を覗いて『高そうね』と相槌を打ちます。昔は、東京では芸者というと神楽坂が有名になりましたが、今でも横丁や裏道に入ると、高級な飲食店や料理屋が点在しています。

神楽坂のメイン通りには、駐車している車が多く、車は片側が通れるスペース。広い歩道を、道行く人が行き交います。

坂の途中にある善国寺・毘沙門天〔日蓮宗の寺院で毘沙門天像を本尊とし DSC07009.JPG DSC07007.JPGていて、出世稲荷が境内にあり、縁日に夜店が開かれた発祥地〕に寄ると、保育園の先生と園児が遊んでいて、その後、ジャックラッセルテリア2匹を連れて散歩中の地元の方と交流。

 

 

次に、外堀通りから1本入ったところの東京理科大キャンパス脇に、創立110周年を記念して2000(平成3)年11月に開館した「東京理科大学近代科学資料館(無料)http://www.tus.ac.jp/info/setubi/museum/index.html に入館。

 

DSC07012.JPG館内には、「日本一の計算機コレクション」「録音技術の歴史」「東京物理学校の貴重資料」の常設展示と特別企画を展示中。

計算機の歴史がわかる計算道具(そろばんなど計算のための道具から始まって、タイガー計算器などの機械式計算機や電動式計算機、さらに大型のアナログ微分解析機、FACOM 201パラメトロン計算機、BendixG-15真空管計算機、そして電卓、パソコンへと歴史の流れにそって展示。

国内外の3つ玉や真珠のそろばんをはじめ、貴重な計算機の数々、電卓が出始めたころの大きくて重い卓上計算機などを見ることができて、懐かしさと、その後の機器の進歩に目を奪われます。

 

DSC07015.JPG DSC07018.JPG DSC07020.JPGまた、録音技術も エジソンの発明した蓄音機に始まる100年以上の発展の歴史が、説明とともに展示されていて、貴重な体験ができました。

東京物理学校から東京理科大学への発展―建学の理念「理学の普及」は、小生もかつて近くの大学に勤務していただけに、高等教育機関の重要な役割は社会に多大な貢献をして来たと考えます。

 

女性陣の中には、早くも今回のウォークで一番見学できて良かったと言うメンバーも...。

DSC07026.JPG DSC07028.JPG DSC07031.JPG 

続いて、狭い坂横の石段を上って、アンスティチュ・フランセ東京(旧東京日仏学院)〔日仏両国の文化交流を目的 に設立され、フランス関連の書籍図書館があり、文化や思想を紹介する講座も開催されている〕は、建物の下を通過。学生さんらしきグループが会話中。

 

次に、宮城道雄記念館〔名曲「春の海」の作曲家で琴の名手であった道雄 DSC07036.JPGの後半生の地〕の前へ。外観のみ。

 

DSC07033.JPGDSC07039.JPG途中の中町あたりは、会社社長や取締役などが住んでいる、大きな門構えや豪邸が並びます。また、女性警察官が警備中の大臣の邸宅もありました。

 

牛込中央通りに出て右折。この通りは、牛込郵便局に用事の際、頻繁に利用。真っ直ぐ進んで、大久保通りの牛込北町の交差点。

その先の右手に教育出版社で有名なObunsya(旺文社)の建物。

 

さらに、牛込郵便局の裏の住宅街をジグザグに曲がって、途中に沙羅双樹 DSC07047.JPG DSC07046.JPG DSC07045.JPGトランペットフラワー柏葉の花が咲いていました。南榎町の浄輪寺〔1612(慶長17)年に創建された日蓮宗の寺〕へ。先生の案内で、江戸時代の数学者 関 孝和の墓を墓参。先ほ DSC07053.JPGど、東京理科大の近代科学資料館で理系の知識を得たので、興味津々。目印の店や建物が無いので、マップがあっても、神田先生の案内が無いと、絶対、同じ道を歩けないという声に同感。

 

DSC07054.JPG DSC07059.JPG次いで、外苑東通りに出て、すぐ近くの多聞院〔1624~29(寛永)年間に創建された真言宗豊山派の寺では、松井 須磨子〔1886(明治19)年~1919年(大正8)年、日本の新劇女優で自殺〕の墓を墓参。こちらは、案内した先生の解説でもいまいちピンと来ません。そろそろ、腹の虫が鳴って来て、それどころではないようです。

 

通りを渡って、漱石山房通りに入ると、右手に漱石の上半身の銅像がある漱石公園〔1907(明治4 DSC07061.JPG DSC07063.JPG DSC07074.JPG0)年~1916(大正5)年に亡くなるまで住んでいた「漱石山房」が在った場所の一部を、新宿区立公園として1976(昭和51)年に開園。2008(平成20)年にリニューアルオープン〕へ。白色の山房は客間と書斎の算法を囲むベランダ風の回廊の一部が復元されていました。ここで、代表作の大半を執筆。また、建物の下には、トクサと園内にはバナナの木が配されています。猫塚もあります。

親切な管理人さんがいて、「漱石山房」の小冊子やビデオ DSC07071.JPG DSC07069.JPG上映、解説をしてくれました。

昼食にありつき、数グループに分散して、思い思いの弁当を...。

 

昼食後は、弁天町の交差点を抜けて、早稲田通りを神楽坂方面へ。牛込天神町から左折して江戸川通りを進みます。

ちょうど、地蔵通りの西側入口に、子育地蔵尊があり、参拝。そこから右折して両脇に商店街が続く地蔵通りへ入って行きます。通りの近隣には、中小の印刷工場や出版社が多くあって、小生が若い DSC07083.JPG DSC07081.JPG頃、出張校正や打ち合わせに通っていて、地蔵通りで、一杯飲んで帰ったことを思い出しました。工場の従業員たちの飲食、買い物で、平日でも結構、賑わっていました。

 

地蔵通りを抜けて、首都高速5号線の下の目白通りに出て、水道2丁目方向に橋を横断。神田川が高速道路の高架下を流れています。10年前よりは、きれいになっていまし DSC07086.JPGた。

 

高さ95.8m(地下3階、地上21階、塔屋1階)の凸版印刷(大日本印刷と並ぶ印刷最大手の会社)のトッパン小石川ビルがひときわ高く聳え立っています。

DSC07094.JPG地下1階に、創立100周年を記念して、印刷に関する日本初 DSC07093.JPG DSC07092.JPGの本格的な博物館を2000(平成12)年に開館して、印刷の様々な姿を歴史に沿って、過去、現在、未来への発展を解説する展示があり、カレンダーを自分の手で刷って作り上げる体験コーナーもありました。また、活字を使った印刷工房でも申込み制で体験できます。

なお、1階にはクラシックコンサートホール&ギャラリー、2階は総合展示場とレストラン&カフェがあってくつろげます。

 

初めて入館しましたが、館内は広くて、木目調のフロアに弱めの間接照明で、展示物を引き立たせる工夫が施されています。

入場料は一般大人は300円でしたが、65歳以上のメンバー?は無料で入館できました。

 

館内の貴重な展示を鑑賞した後、解散となりましたが、ほとんどのメンバーは、JR飯田橋駅東口から中央・総武線を利用し、船橋駅で下車。京成船橋駅へ出て、京成線で習志野方面へと帰りました。

 

今回は、ポイントめぐりは多かったのですが、都心で近いこともあり、13時30分にはゴール。久しぶりに15時前に家に着きました。梅雨の中休みの1日で雨に降られることも無く、神楽坂から新旧の歴史・文化を感じることができて、理系女を自認するメンバーには有意義なウォークとなりました。

 

 

 

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このページは、hatochanが2014年6月12日 14:58に書いたブログ記事です。

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