コース;王子駅 王子神社北区立中央図書館(赤レンガ図書館)名主の滝公園王子稲荷神社北とぴあ展望ロビー装束稲荷神社ベーカリー明治堂お札と切手の博物館紙の博物館北区飛鳥山博物館渋沢史料館・青淵文庫・晩香蘆旧古河庭園六義園駒込駅
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6月17日(日)オジン隊は駅ハイ 「新緑あふれる王子・駒込の自然と文化にふれあう(約8km)」に参加。
このコースは、アジサイの時季、都内で人気になっています。オジン隊は、全員参加にあわせて、初の休日での集合。受付が9時30分で、ハトちゃんは9時過ぎに到着。駅高架 下に行くと、都内唯一運行している都電荒川線「王子駅」。子供の頃、中目黒に住んでいたので、「チンチン電車」と呼んで乗ったのを懐かしく感じました。
受付に戻ると、遠藤副長とバッタリ。受付は長蛇の列。山根副長が京浜東北線に乗るところを、山手線に間違えて15分遅刻。日曜ということもあって、子供連れなど多くの参加者にビックリ。
参加者の後ろに並んで、やっとスタート(10:20)。始まったワールドカップのロナウドのハットトリックや日大アメフトの大学側の対応の悪さなど、時事問題を話しながら、ゆっくりしたペースで歩き始めました。
本日は、梅雨の中休みで曇っていて涼しく、ウォーク日和。
マップはもらったものの、ウォーカーの後に続いて歩いて行けばポイントに辿り着けます。 ゆるやかな上り坂の石畳をまわり込むと、王子の発祥となった古社の王子神社へ 。石碑も多く徳川将軍家の崇敬も篤く、古くは「王子権現」とも呼ばれていました。
境内を抜けて、石神井川に架かる橋の横を下ると、橋桁に東京百景の絵画が ありました。続いて石神井川に沿った道をウォーカーと一緒に歩 きます。3mを超える防波堤で、川は見えません。紅葉橋から観た際、川は歩いて来た道よりだいぶ低く、意外と水はきれいでした。
アジサイが咲いていましたが、見頃は過ぎていました。
舗装道に沿って歩くと、間もなく北区立中央公園内に入って雑木林の先に、広場 で子供達が遊んでいました。広い公園を抜けて東京成徳大学のグラウンドの横を抜けると、右側に赤レンガの建物。北区立中央図書館(通称;赤レンガ図書館)前を通過。
マップに沿って本郷通りを横断。住宅街を抜けると三平坂、下って間もなく名主の滝公園〔地元の名主、細野孫八が 作った公園〕が。入園は無料で、入園すると目の前に珍しい「ねむの木」の花を発見。樹木の間に、岩石や川・4つの滝で織り成す公園で、園内は涼しく薄暗く、足元に注意して男滝や親水を眺めながら森林浴ができます。遠藤副長「都内にこんな静かで風情のある公園があるとは」。
薬医門をくぐってから右へ進むと幼稚園があり、傍に王子稲荷神社〔関東稲荷 社の総社。境内奥に願掛けの石がある〕。今回は山門から外観のみ。
中央工学校を過ぎて、次の角を左折し、JR線のガード下をくぐると王子駅前に。左側に「北とぴあ」〔北区の産業と文化の拠点で多目的施設〕の高層ビルが聳え立っています。17階の展望ロビーからは東京スカイツリーや東京タワー、JR線、飛鳥山公園の緑地などのビューポイントが眺望できます。今回は立ち寄らず。
マップを見ながら、間違わないように装束稲荷神社に寄りました。狭くて小さい神社ですが、赤い鳥居や幟がたくさん立っていました。
「ベーカリー明治堂(明治22年創業の老舗パン屋)」と「お札と切手の博物館(国立印刷局が印刷したお札や切手を展示)」は場所を確認したのみ。なお、途中に国立印刷局の建物があって、職員時代の印刷が話題にのぼりました。
駅周辺をぐるぐる歩いていて、歩行距離を延ばしている感じ。道を間違えて戻り 、王子駅前の歩道橋を渡って、飛鳥山公園の上り口へ。前方に「あすかパークレール(モノレール)」の公園入口駅がありました。コースは線路沿いにある遊歩道「飛鳥の小径〔各種あじさいが道沿いに約1,300株あり〕」を進むようになっていましたが、兼子隊長が車窓から十分アジサイを眺めたそうで、今回は直接、公園へと向かいました。
小高い丘に位置する飛鳥山公園は平らで、桜並木が続いていてお花見の名所。徳 川吉宗が江戸近辺の桜の名所は寛永寺程度しかなく、庶民が安心して花見ができる場所として整備・造成した公園として知られています。隊長が「往時(王子)をしのばせるものは何?」と言うと笑い。広くて、ところど ころに「あすかやま」と書いてある石の常夜燈。園内は日曜ということもあり、家族連れやアベックも。親水公園や噴水・小川などで水遊びに興じる家族連れもいました。都電や蒸気機関車D51や遊具に乗って遊ぶ子供たち。
しばらく園内・を散策しながら進むと、右側に、3つの博物館(紙の博物館・北区飛鳥山博物館・渋沢栄一史料館・青淵文庫・晩香蘆)が並んで建っています。入館料は駅ハイ参加者の特典で割引が適用されていましたが、今回は外観のみでパス。 博物館前にアジサイがきれいに咲いていました〔小径の代替?〕。
左側に「飛鳥山公園」の達筆な石碑を見て、広い本郷通りに出ます。
マップに沿って、滝野川警察署前を通り、名前がかわいい「花と森の東京病院」前を通って、東京メトロ西ヶ原駅近くの、平塚ではないのになぜか平塚神社前にある旧古河庭園へ。二つの庭園は割引あり。
北区の名園「旧古川庭園」をゆっくり堪能。 英国王朝風の重厚な赤みを帯びた洋館とテラス式の洋風庭園。設計者は上野・不忍にある、旧岩崎邸の ジョサイア・コンドル。第一印象がどおりで似ていると思いました。建物内には入れませんでしたが、広い庭園には、珍しいバラも 咲いていて、写真撮影。オジン隊も記念写真。ついでに、小川治兵衛作の日本庭園も一周して観賞。立派な石燈籠から、ハトちゃんちの灯篭が東日本大震災で倒壊したままに。灯籠の値段が話題に。隊長から「徒労(灯籠)に終わらないように」と。
最後は、さらに本郷通りを南下して、駒込駅方面へ。途中で「豊島区」に入ります。駅傍には桜で有名な「染井吉野公園」があり、駅前の十字路に六義園の門がありましたが 、現在は正門のみ。約10分ほど歩いて、サンクスからファミマに代わったコンビニを右折して間もなく、高いレンガ造りの正門。
入園すると大道芸が...。
広い庭園内は正面に古木のシダレ桜(枝を支えているが枝葉は隆盛)。きれいに手入れされた松やモミジ、広い芝生があり、ツツジの築山や展望所も...。池の周囲の古木は枝が根元で三つまたに分枝した松や、二人でも届かない太い幹の大ケヤキなど、都心での清涼剤には最適な観賞スポット。
綱吉の側用人で川越藩主、柳沢吉保が築園した「回遊式築山泉水」 の大名庭園で、池の中には大小の島があり、東屋など、多方面の角度から景色を楽しめます。池には、大きな鯉や亀が泳いでいて、花見や紅葉時にはライトアップもされて観光名所になっています。
駒込駅に戻ってゴール(13:05)。歩行距離は約8kmということでした が、公園や庭園内をぐるっとまわったため、10kmぐらいになったのでは?駒込駅前の「デニーズ」で1時間ほどランチタイム。健康や歯痛も話題に。次回はなかなか決まらず、結局、遠出をして、長野県信濃境駅ハイに決まりました。
その後、先輩たちは歩いて近くの東京染井温泉SAKURAへ。帰りに遠藤副長がメガネを忘れたそうでご愛嬌。
来月は梅雨が明けて、暑い「日本の夏」がやって来ます。また元気にお会いしましょう!
【追伸】
兼子隊長より
天然温泉はお客が多かったものの、食事処は空いていました。古河庭園、六義園と初めてでした。日曜日で人出も多かったですね。
今回の俳句献上
「紫陽花の咲き乱れてや風の道」 「六義園 鯉も亀もがじゃれあいて」
「庭に咲くバラ黄色その名はピース」
遠藤副長より
確かに今回のコースは良かったです。特に六義園は、江戸時代の名園を体感できました。
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