コース;寒川駅寒川町観光協会 下寺尾官衙遺跡群(七堂伽藍跡碑)高安善塚景観寺一之宮八幡大神妙光寺梶原景時館址八角広場(旧国鉄西寒川駅跡)一之宮緑道(旧国鉄相模線寒川支線跡)水道記念館西善院寒川神社ファーマーズマーケットわいわい市寒川駅
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オジン隊は4月26日(木)、相模線の寒川駅で10時集合。3ヵ月ぶりに全員そろって再会。本日は何と、遠藤副長の誕生日。「Happy Birthday!」。
相模線は車体が水色4両編成で意外とモダン。茅ヶ崎駅ホームに、沿線 の観光案内図が掲示されていました。単線なので、待ち合わせ時間がたびたび(旅旅?)。
今回は「想い出の西寒川駅・寒川支線跡を訪ねる寒川歴史巡り(約9km)」。
前日の暑さに比べ、ちょうど良いウォーク日和。
スタート受付は、北口の信号を渡って、駅前広場内にある観光協会。 早速、おしゃべりをしながら兼 子隊長の先導でコースマップを見ながら歩き出しました。毎回、恒例の時事問題(改ざん、忖度、セクハラなど)に花が咲きました。
駅前交番前から、岡田の交差点を右折して、線路沿いの道路へ。踏切手前を左折して香川駅に向かって線路沿いを進みま す。横を相模線の車両が通過。寒川東中学校脇を通ると、広がる畑や花が咲くのどかな田園風景。小出川に架かる寺尾橋付近で振り返ると、丹沢山系の山並みと頭が真白き富士山が頭を出しました。
橋を渡ってからすぐ右折して突き当たり左に、最初のポイント下寺尾官衙遺跡群(七堂伽藍跡碑)がありました。遺跡群は約1300年前のもので、七堂伽藍跡は7世紀前半~9世紀後半に寺院があったところ。道の反対側の空き地に遺跡群の説明板も立っていて確認。
元来た道を戻り、寺尾橋を渡ります。橋の上から鯉と亀の姿を発見。鯉が結構、汚い川にも生息している話に...。
線路を渡って、歩道が分離していない道を車に注意しながら直進。ミラーがいくつかあって、マップの写真を見て、コースどおりに右折。
道なりに進むと、小さな公園があり、その手前に高安善塚が。看板も矢印も無く、通り過ぎてしまい、地元の方に聞いてわかりました。
その後、県道45号線に出ます。車が多く、排気ガスを吸わないように進みます。歩道 があるところと狭いところなど、歩きづらく、途中の景観寺〔天台宗〕、一之宮八幡大神〔1697(元禄10)年の創建と伝わる。一方、梶原景時が一之宮に館を構え、鬼門除けの神社として創建されたともいわれる〕、妙光寺〔日蓮宗〕は、山門から眺めるだけで通過。
その先の前方に一之宮小学校前の歩道橋があります。左手前に、鳥居が見えて、奥が梶原景時の館址があります。梶原景時は、源頼朝に仕えた武将で、1181(治承5)年家臣となり、一之宮に居を構えたと伝わっています。内堀や外郭の伝承地、天満宮の他、近くに伝梶原七士の墓があります。
道なりに県道を進むと、三角地帯に出ます。手前角の八角広場〔旧国鉄西寒川 駅跡で八角形の噴水があることから名前がついた〕へ。小さな公園広場になっていて、相模海軍工廠と西寒川駅の記念碑、そして貴重な線路跡がありました。「八角」ということから、相撲協会が話題に上りました。さらに、オジン隊で見た線路跡といえば、八高線の「丹生(たんしょう)」駅ハイ。ハトちゃんが、「短小」では? と言って、大笑い。
噴水横を抜けると、煉瓦式やコンクリートの歩道〔一之宮緑道〕が約700m近く続きます。右側に一之宮公園の広場や森が見えて来ます。左側に相模線寒川支線の線路跡がありました。1921(大正10)年、相模線が茅ヶ崎-寒川間で営業。寒川-四之宮間で貨物専用の支線 が敷かれましたが、1984(昭和59)年に廃止。現在は線路跡を含め、一之宮緑道として、憩いの場に生まれ変わっています。公園の出入り口には、駅の表示板もあり、緑道に散りばめられた小石は、付近の小・中学校を表しています〔案内板より〕。
さらに住宅の間を抜ける遊歩道ではツツジが咲いていました。
緑道の終点を出て、大門踏切を渡ると、全国初詣ベスト20位の寒川神社の大きな一の鳥居があり、 表参道の舗装道へ。真っ直ぐ進んで行きました。先輩たちは初めて寒川神社に来訪。「寒川」という言葉から、小説家で芥川賞作家の寒川光太郎の名前も。
途中に、水道記念館の看板あり。小さくてわかりづらく、うっかりすると通り過ぎてしまいます。左手に入ると、水道記念館〔1984年に誕生〕前の水の広場〔せせらぎの流れる日本庭園〕へ。手前の芝生は手入れが行き届いていてきれい 。記念館前には水色の水道ポンプ。
神奈川県営水道記念館の外観は古いですが、建物内には子どもが楽しめる実験装置やゲームなどがあり、水の歴史や知識を楽しみながら学べます。入館すると、水が飲めて、係員から予期していなかった駅ハイ特典で、県営水道水ペットボトル500mℓ をいただきました。ラッキー!
その後、表参道を進むと鉄筋コンクリートの二の鳥居があり、さらに直進すると、宮山駅に通じる道 路を渡って、神池橋と三の鳥居が見えて来ます。神池の石橋を渡ると、両脇は杉並木。大樹からの木漏れ日の中を歩いて森林浴を満喫。
対の狛犬を抜けて立派な神門をくぐると、東西の回廊の正面に本殿(拝殿)が。境内は広くて、拝殿の屋根の広さや建物のバランス 、左右対称の回廊など整然と配されていて、青い空とマッチして感激。平日にもかかわらず、参拝客が。メンバーは本殿に厳かに参拝。神式の結婚式受付の案内も。
寒川神社〔相模国一之宮と称され、約1600年の歴史を有する神社。朝廷をはじめ、源頼朝や武田信玄などの武将、そして民間と、幅広く信仰を受けて来た。関八州の裏鬼門に位置し、古くより八方除けの守護神として信仰されている。
御祭神は寒川比古命・寒川比女命の二神。御由緒『延喜式』神名帳によれば、相模国十三社のうち、唯一の名神大社とされている〕の境内へ。帰りは、神門を出て社務所に寄りました。特典チラシを落としてしまったメンバーにも、巫女さんは文筆箋をくれました。感謝!
マップの9キロより歩いた感じがありましたが、神社から寒川駅に出るまでが意外と早く、田園風景を過ぎて県道44号線産業道路を直進して、寒川町役場まで約800m。さらに途中、寒川中央公園前にファーマーズマーケットわいわい市(JAさがみの生鮮食品直売所)や Y字路左側に寒川町総合図書館と寒川文書館がありました。
寒川町役場前の県道47号線を左に入って直進すると間もなくゴールの寒川駅北口へ。観光協会に戻り、アンケートを書くと、クリアファイルをプレゼントされました。
昼食は駅近くの2階建ての雰囲気の良い「カフェ・フレール」。こちらでも特典が利用できて、ランチにドリンクサービス。来月の駅ハイは難航しましたが、皆が馴染みの河辺駅前の天然温泉がある、河辺に決定。昼食後、先輩たちは茅ヶ崎の天然温泉へ。
今回は遠藤副長の誕生日記念ということもあり、コースどおりに完歩できたことと立派な寒川神社を参拝できたのが一番良かったです。また旧相模線線路跡など、風情がありました。
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後日、兼子隊長から一句送られて来たので、ご紹介いたします。
「春風や巫女の髪引く絵元結」(はるかぜや みこのかみひく えもとゆい)
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