舛添氏の都知事のイスにしがみつきは理解できない

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今般、「週刊文春」の記事に端を発した、舛添都知事公私混同による政治資金規正法、道義的責任問題は、連日、マスコミのトップニュースになっている。

都議会代表・一般質問前に、第三者による調査報告の記者会見が行われたが、そもそも第三者といっても、都議会や一般都民などが入っていない、知事本人が依頼し報酬を払う弁護士による調査で、客観性が疑われて当たり前。

調査報告は形式で、結局、政治資金規正法の違法性は無く、「不適切」ということで、宿泊費や飲食費、出張費など、どんどん出て来る前代未聞の事態。

 

都民でなくても、誰でも公金(税金)を私的流用に使うことは許されないと理解していたが、今回は公私の区別が全く無く、あきれるばかり。3度の会見では、「反省」「不徳のいたすところ」など、低姿勢で繰り返し謝罪するのみ。事実関係は不透明で、明らかになっていません。説明責任を果たしていない。調査報告が間に合わせで、十分に調査されたとはいえない。また、百歩譲って、やめ検の調査で指摘された「不適切」部分の返金や今後の是正は「返せばそれで良いのか?」。

法律に違反していなくても、道義的に許されるもので無い。小田原への別荘への頻繁な往復は、大都市緊急時の危機管理体制への無責任な姿勢が明らか。

都知事は、地方公務員で都民から信頼されて選ばれたのに、裏切ったことへの重大な責任のとり方がわかっていません。公務員は、税金で報酬を受け、税金の使い道に厳しいのが当然なのに、全く感覚がズレている。

 

世界が注目する、2020年東京オリンピック&パラリンピックの開催都市、東京のトップであるのに、醜態をさらして恥ずかしく無いのか? 都民、都庁の職員や都議会から「早く本来の都政に戻したい」という要望に耳を貸さないのか? その時点で、トップとしての資格がありません。

 

連日、都議会の様子が注目されて報道されているが、これで知事が逃げ切れると考えていたら、日本の恥さらしと言わざるを得ない。G7伊勢志摩サミットの主催国で、安倍首相は世界のトップリーダーの一人と自負しているようだが、舛添都知事を推薦した都政与党・国政のトップが、世論を聞いてリーダーシップで勧告できないのか? 安倍首相にも責任が。

 

「汚れた疑惑にまみれた知事を辞めさせて、新しく都政のスタートを切るべき」。

 

それにしても、都知事にしがみつく舛添氏は、ある意味図太い。普通ならば、辞めざるを得ないのと連日の質問で健康を害するのが当たり前。甘利前大臣にも見られるように、時が経てばうやむやになってしまうのか?政治家や行政に対する不信が募るばかり。

政治資金規正法がザル法で、国民の税金の使い方も、何でも「政治のため」で通用するのは、今後、「領収書のチェック」など、早急に厳しく管理すべきである。自由な政治活動を保障するのにも、いい加減、常識の範囲というものがある。そういう意味では、一石を投じた問題ではある。

今後の動向に注目。一刻も早い辞任と事実関係を明らかにして欲しい。

 

 

 

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このページは、hatochanが2016年6月 8日 11:06に書いたブログ記事です。

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