コースは;太東駅 石田ストアー 椎木堰梨畑玉崎神社飯縄寺夷隅川九十九里ヴィラそとぼう大原海水浴場大原漁港大原中央商店街いすみ鉄道大原駅売店
5/27(金)は今年最高気温の中、外房線に乗り、いすみ「波の伊八」ハイキング(約14km)に行って来ました。スタートの太東駅へは8時10分着。4人がけのボックス席で千葉駅から一緒だったご夫婦も当駅で下車。今回は、昨年と最初のポイントが3つ変更がありましたが、ほぼ同じコースで太東駅→大原駅へ(駅間3駅)。
早速、駅前通りにある石田ストアーでスタート受付(8:15)。 田舎の スーパーらしく、早朝から営業しています。スタートすると、電車で一緒だったご夫婦に、またも会いました。同じ電車からは参加は3名。
県道229号線に出て、JAの建物を過ぎて後田踏切を渡り、新しくできたパン屋さんが左手にあります。今回のコースは左折して、田園地帯を進むようになっていましたが、暑さもあって、ずーっと県道を歩きます。途中、日差しが強くなって来ましたが、まだ朝のうちは、涼しく感じます。
歩道が無い所ところもあり、車に注意して本日のメインの飯縄寺へと...。
約30分歩くと、国道128号線にぶつかり、歩道橋がありました。信号があり、歩道橋を渡らず直進。細い道に入って、矢印の案内どおりに進むと、まず藁葺屋根で鳥が翼を広げたような山門の風格に目を奪われます。藁 の敷き詰め方も細かくて風情があります(8:49)。
飯縄(いづな)寺 〔808(大同3)年、 慈覚大師開山。天台宗・明王山無動院飯縄寺。飯縄権現は、信濃国の飯縄山に対する山岳信仰から生まれた神様。神仏習合の神仏。浮世絵師として有名な葛飾北斎の作品「富嶽三十六景」「神奈川沖浪裏」の波に大きな影響を与え、波を彫っては天下一の 初代伊八の欄間彫刻や、天井画の墨絵「龍」、絵馬、鐘楼、竜神池など〕
境内に入ると、住職が草刈り中。散策。いろいろな建造物、池などを見学。本堂入口上部に、二つの天狗の面。
本堂は、早朝ということもあり、鍵がかかっていましたが、開けてくれました。上部に装飾された伊八作の『結界欄間』が正面「天狗と牛若丸」と左右「波と飛龍」にあり、浮き彫りという独特の作風で表現されるダイナミックな波は、押し寄せてきそうなほどの迫力が感じられます。天狗の姿をした神様が沢山奉られています。
社務所に寄って、プレゼントをいただき、挨拶して別れました。
その後、山門を左折して棚場水門をまわるコースでしたが、ハトちゃんは昨年同様、ショートカットして、国道128号線に出て左折し、真っ直ぐ進み、江東橋を渡って(脇に橋の由来の看板あり)左折(9:17)。 橋の真ん中に、突き出た展望場所4ヵ所あります。夷隅川の川幅の広さと水量の多さと、遠方にチェックポイントで向かう「九十九里ヴィラそとぼう」と、外房の海が見渡せます。
川沿いの道を進みます。対岸までの川幅が広く、ゆっ たりとした流れを観ながら進みます。野アザミが多く咲いています。前方の「九十九里ヴィラそとぼう」がだんだんと近づいて来ます。
江場土川にかかる瀬崎橋を渡ると、中間チェックポイント の「九十九里ヴィラそとぼう」で、小休止(9:28)。
いすみ市B&G海洋センター、給食センター横を通って、南国情緒の漂うフェニックスが並ぶ海岸へと出ます。左手遠方には、太東埼灯台も一望できます。
平日の駐車場には2台の車が駐車していて、3人のサーファーたちがサーフボードを出していただ け。休日ならば、サーフィンを楽しむ若者でいっぱいにな りますが。
ビュ ーポイントとなっている海岸線のすばらしい眺望を、ときおり観ながら海岸沿いの砂地を、大原方面へ(9:40)。
海岸に沿って、5kmほど一直線に歩いて行かなければなら ない、タフなコース。
救いは、27~28℃ぐらいの気温の割に、海風が吹いている点。歩き始めは、ピ ンクの浜昼顔が咲 いている砂地道を進みます。昨年は、もっと一面に咲いていましたが、今年は生育が悪いのか、数は減っています。
歩き始めは、道が砂で埋まっていて、まったく区別がつかないところを歩きます。砂地に靴が埋もれて歩きにくく、スピードが上がりません。それでもウォーキングシューズの威力絶大で、砂が靴の中に入らないので砂はさほど気になりません。
左手の海岸に打ち寄せる荒波と、波しぶきを聞きながら、潮風が頬に心地良くあたります。
最初は足取りも軽く張り切っていましたが、直線が続き、景色も単調なウォーク。遠方の岬がなかなか近づかない。浜辺を歩いて向かって来た人が一人。
しばらく歩いていると、人一人が通れる幅のコンクリート堤防の上を歩い て行きます。良かったのは、砂地に風紋ができていたのを観ることができたこと。
途中の、三門駅からの道を過ぎたあたりから、サーファー数人と、散歩の人。それに サイクリングで来たおじさんに出会いました。
やっと海岸より低い舗装道路になり、進路を変更。だいぶ歩きやすくなり、スピードもアップ。 それでも海岸線は日陰が無くて、汗ビッショリになり、さらに紫外線が強く、中高年には大変。いつもより水分補給を多めにとりました。
真っ直ぐ歩いて、道に出たのが塩田川に架かる立派な日の出橋手前。橋を渡ると、「大原海水浴 場」。
干物や海産物を取り扱っている店「がんこおやじ」で、自販機に、がんこおやじのポスターを発見(10:35)。
その先、左手に、数多くの漁船が停泊する大原漁港(10:40)。近づ くにつれて 漁村独特の潮風の香りが漂います。道路伝いには網元や、 船の名前が書いてある船宿が続き、港では、漁に出てい る船がまだ戻って来ないのか、少ない停泊。漁師が網を直したり、談笑している姿も...。
港内を観て、今回はいったん日の出橋手前まで戻って、県道を左折。角に「山 十」という伊勢えび問屋の水産加工―えびの箱への詰め込み作業を見学。千葉県は、伊勢えびの漁獲量日本一。
大原郵便局を過ぎて、大原踏切を渡ると、コンビニの「ファミマ」があり、アイスコーヒーとおにぎりを買って小休止。アイスコーヒーの味は、今いち。セブンイレブンにはかないません。
信号の角に、大きな杉玉とレンガ煙突が目印の木戸泉酒造があり、見学 もできます(11:07)。
その後、大原中央商店街の通りに出ると、飲食店は営業していましたが、水曜休業の店が多く、開いている店を探すのに一苦労。
ゴールは大原駅隣りのいすみ鉄道売店(11:13)。
帰りの電車時刻まで時間があったので、いつもゴールになっていたいすみ市観光センターが前の場所に無かったので、駅員さんに聞くと、通りの反対側へ移転とのこと。
信号角のラーメン屋と同じ建物の手前にありました。リニューアルに伴い、新しい職員になっていました。
コース状況や前職員にお世話になったことを話したり。午前中にゴールできる人は少ないそうです。
帰りは、予定どおり大原駅 11時43分発の外房線千葉行に乗りました(大原駅は、ムーミン列車のいすみ鉄道の始発駅でもある)。
平日の外房線は、ガラガラ。ボックスシート横でゆっくりくつろぎ、軽食と水分補給。途中、心地よい揺れで蘇我駅までウトウト眠ってしまいました。
夷隅(いすみ)の漁村風景や海岸と川の景色、歴史(飯縄寺)と文化に触れるコースは、歩行距離も長く大変でしたが、前3回の経験が役立ちました。今年の5月は異常に暑い日が続き、本日も炎天下の中での駅ハイで少々バテました。
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