コース;川崎駅かわさき きたテラス 東海道かわさき宿交流館川崎稲荷社六郷の渡し・明治天皇の碑稲毛神社小土呂橋跡見附(京口)芭蕉の句碑無縁坂東芝未来科学館川崎駅
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まさに立春のぽかぽか陽気。気温は気象庁発表で20℃。ハトちゃんは八王子の実家で母がぎっくり腰になってしまい、前日急遽泊ることに。本日はその帰りに 駅ハイ「江戸時代の川崎宿を感じながら過去から未来へと巡るコース(約6.5km)」に参加。
スタートは、駅ビル前のかわさき きたテラス(行政サービス・バス 乗車券発売所・観光案内所)(9:25)。
北口駅前から銀座街、新川通り(県道101号)を直進。京急川崎駅前の高架下をくぐって、砂子交差点に出ると左折。旧東海道の川崎宿があった道を進みます。
「旧東海道」と刻まれた石の道標を見ると、江戸時代の飛脚や旅人の姿が目に浮かびます。その時代に思いを馳せて、ゆっくりしたスピードで直進。道幅は狭く、車の往来も少なくて歩きやすいのですが、往時の賑やかさは残っていません。
次に、すぐ先の右側に、2013年10月にオープンした「東海道か わさき宿交流館」へ。 残念ながら月曜休館。江戸時代の川崎宿を伝える歴史文化資料館(入館無料)で、ビデオ紹 介、タッチパネル操作で学べる文化交流施設。
1階から3階の展示室までの階段に、歌川広重の「東海道五拾三次」の浮世絵が日本橋から京都三条大橋までがプリントされていて、知っている絵と宿が順番に覚えることができます。ちなみに「川崎宿」は3番目。
その先左側に、目立ちませんが、田中本陣(宿)跡の案内板を確認。さらに直進して、本町交差点を 渡り、斜め左手の小道を入ると川崎稲荷社。白い鉄柵越しに、赤い鳥居と一対の狐が鎮座しています。
元の道に戻って、第1京浜(国道15号線)の高架下、工事中の車両が多数止まっていて横を通過。目の前の多摩川(昔は下流域を 六郷川と呼んでいた)の土手に上がると、六郷の 船渡し跡〔1600(慶長5)年に徳川家康が六郷大橋を架けたが、大洪水で流されて、明治に入るまで船渡しをしていた場所〕の案内板と舟の置物、明治天皇の行幸記念碑があって、ベンチがあります。
左手に幅広い多摩川の流れと一艘のボート、青い空を眺めて石段を降りて、第1京浜に沿って広い歩道を進みます。左側の川崎競馬場前を通って、宮本町を過ぎて、長い歩道橋が見えて来ます。右側に鳥居の見える川崎稲毛神社〔江戸時代川崎宿の鎮 守で、通称"山王様"といわれる古社〕境内へ。 大き な鳥居をくぐると、小さな赤い鳥居が...。横にある御神木の大銀杏は樹齢約千年ともいわれている古木で「山王様の大銀杏」として知られています。
神社を出ると、広場になっていて稲毛公園の公衆便所(前回に比べてきれい)でト イレ。歩道橋を渡らずに右手方向へ。市役所通りが川崎駅まで続きます。歩行者と自転車専用道路に色分けされています。
砂子交差点まで戻って、今度は多摩川と反対方向に旧東海道を...。すぐ「いさご通り」の大きい看板 が建っています。「砂子」と書いて、「いさご」とはなかなか読めません。
直進して、小土呂橋の交差点を渡って右の駐輪前に 小土呂橋跡。橋跡は、1931~33(昭和6~8)年に埋め立てられたため、現在 は欄干の親柱だけ。見落としがちで、前に駐輪禁止のポール が立っていましたが、文化遺産だけに興ざめです。間もなく、見附(京口)跡へ。
さらに直進すると、京急八丁畷(はっちょうわて)駅手前の線路際に松尾芭蕉の「麦の別れ」と呼ば れる「麦の穂を たよりに つかむ 別れかな」という句碑が建っています。 その先に「八丁綴」駅。踏切を渡って西口前に浮世絵オリジナルマンホール〔川崎 六郷渡舟〕あり(2018.3.29設置)。
その後はコースマップにしたがって、15分ほど歩いてJR線の高架下をくぐって、すぐ右折してゆるやかな上り坂を進むと、右側に高いビルと手前に屋根が円形のコンサートホール。手前ではビルの工事中。ビルの警備員から「駅ハイ」の激励を受けました。
東芝科学未来館は、ラゾーナ東芝ビル2Fにありますが、本日は立ち寄らず。建物 を過ぎて、前にあるエスカレーターを上がると、川崎駅まで直結のペデストリアンデッキが続いていて、徒歩5分。
最後に、川崎駅中央改札北でスタンプを押してゴール。歩行距離が短かった(約6.5km)ので、駅へは11時前に到着。
川崎の近代的な街づくりの陰に、旧東海道 川崎宿の歴史と文化に触れたひと時になりました。
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