11月29日(木)、千葉健生病院健康友の会の花クラブでは、懇親会として近場の紅葉狩りを計画。松戸にある「長谷山 本土寺」 http://www.hondoji.com/ へ。JR幕張駅に9時30分、集まったのは5人。ハトちゃんは乗降駅が違ったので、一足先にJR中央・総武線、武蔵野線、常磐線を経由して、「北小金」駅へ......。
約45分で到着。紅葉シーズンということもあり、平日にもかかわらず、本土寺へ向かう人たちが結構降りました。小生の本土寺紅葉観賞は、4年ぶり。
本土寺へは、北口からほぼ一直線でわかりやすい道。商店街を抜けて、 水戸光圀公の寄進と伝えられる両脇が古松・老杉の大木の参道を進んで行きます。真ん中に車道があります。
飲食店や土産店が立ち並び、観光客を呼び込み、試食もできて、無料の休憩所になめこ汁など。
しかし今年はあまり活気がありません。
すでに観終えて帰る人たちとすれ違いながら、ゆっくり歩いて10分ほどで、仁王門前へ。
仁王門前の紅葉は、台風24号の塩害の影響からか見栄えがしません。寺側で配慮したのでしょうか、12月1日からは参観料をとるようになっていて、本日はセーフ。500円が浮きました。ラッキー!知らずに来た観光客も喜んでいました。
門をくぐり抜けて、境内に入ると、左側に五重塔。黄色く色づいた大イ チョウはだいぶ黄葉が落ちていましたが、塔とマッチして風情があります。
本殿や五重塔の周囲も、遠景からは色鮮やかな絶景スポットでしたが、紅葉した葉の先がだいぶ枯れていました。
それでも、本殿奥のアジサイの小路の紅葉は見事でした。鮮やかな赤・黄に染まった約1,500本くらいといわれていますが、今年はだいぶ少なそう。それでもモミジ・楓が境内を彩っています。さらに、寺の建造物とマッチして、その鮮やかさに感動。
11時前にメンバーが境内に到着。初めての来訪者もいて、小生が案内役で、順路には従わず、紅葉の一番きれいなスポットの左手奥から散策。足元には落葉が道全体を覆っていて、踏みしめながら進みます。
紅色で葉の大きい楓や、オレンジ色に染まった 木々や、赤・黄・ 緑と1本の木で三色が楽しめる楓の種類など、高低や、色の濃淡など、鳥のさえずりも聞こえて来て、自然を楽しみました。菖蒲田から、二本の大イチョウ。雌木からは銀杏が落ちていて周囲が臭っていました。
西洋松(松ぼっくいが大きくて、葉が長くて垂れ下がっている)や楓 の古木が織りなすハーモニー(ステンドグラス似) で目の覚めるような風情に、思わず「きれい」という声があちらこちらで聞こえて来ます。
携帯やデジカメでの記念写真をはじめ、本格的なカメラ(三脚付き)を抱えての撮影まで、多くの人たちが紅葉を楽しんでいました。
さらに、竹林とのアクセントや、池の周りの紅葉もすばらしく、何度も話をしながら、足を止めて、魅入ってしまいました。
本堂裏手には、徳川家康の側室・秋山夫人の墓近くに自生のシュウザンコウがあり、他にオオサカズキなどもありました。
近場で、こんなに見事な紅葉が観られる寺は、なかなか無いと思います。
1時間ほど、紅葉を観賞。本堂前で、記念写真を撮ってもらったり、楓やイチョウの葉を集めたりして、ひととおり堪能して 「紅葉の名所 本土寺」 をあとにしました。
その後、帰り道は、参道の土産物店をウインドーショッピング。参道の途中にある「草木庵」で、手打 ちそばを食べました。そば湯も出していただき、歓談しながらおいしい味で大満足。店頭でそば打ちの実演も行われていて、そば打ちサークルのT代表をはじめ、みんなで見学。見事な腕前でした。ゴールは「北小金」駅。車内でも話題が尽きず、和気藹々と談笑しながら帰りました。
絶好のシーズンでしたが、塩害の影響で6分咲き。それでもきれいな紅葉が観られて感激! 本土寺は、千葉県下の「あじさい寺」としても有名なので、開花時期に合わせて、次回も参拝&観賞したいですネ。
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