「JR ウォーク」 で湧水と武蔵国分寺の史跡めぐり

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ハトちゃんは、9月16日(日)JRの駅ハイで都下国分寺へ。今年の6月12日(火)に「ゆうほ(友歩・遊歩)21」で歩いたコースとほぼ同じ。

 

西国分寺駅は武蔵野線と交差して、小生が学生時代にできた駅で、南側は小 DSC02273.JPG規模ですが、バス・タクシー乗り場のあるロータリーを中心として急速に商店街やマンション群が立ち並んでいます。

スタート時刻9時半前に、順次、市立いずみホール前でスタート受付(9:20)。都内で近いこともあり、ウォーカーでいっぱい。前のウォーカーに続いてマンション群の「史跡通り」緑多き遊歩道を歩いて行きます(9:23)。

DSC02279.JPG最初にほぼ武蔵野線の府中本町方面に南下します。まず DSC02284.JPG武蔵台公園内の武蔵台遺跡敷石住居跡に(9:30)。それから旧鎌倉街道を通過。暑さを感じさせない緑多き切通しの古道を、歩いて行きます(9:33)。

 

間もなく、右手に黒鐘公園。ここには、国分寺崖線(ハケ)を利用した長いすべり台があり、ちょっとすべって 見たい気分に。その先東側 DSC02291.JPG DSC02297.JPGに、武蔵国分尼寺の礎が残る市立歴史公園(平成15年4月開園、日本の歴史公園百選の一つ)へ(9:36)。かなりの広さでそばに武蔵野線の電車が通ります。奈良時代に武蔵国分寺・尼寺が建立された主要伽藍の規模、基礎工事の様子を見学できるように、位置表示や尼坊の礎石復元などの説明があります。

続いて立ち寄ったのが、市文化財資料展示室で、鍛冶工房跡が見つかった第 DSC02307.JPG四中学校内から出土した瓦、土器などを展示・また住田正一の古瓦コレクション等を見学(9:43)。その後、武蔵国分僧寺跡へ〔国指定史跡〕へ。七重塔跡があったとされる場所に着くと、ひっそりと佇む大きな礎石がありました(9:51)。

 

DSC02313.JPG全国最大の規模で、鎌倉時代に新田義貞の合戦で焼失。講堂、金堂があり、 東大寺に似た伽藍配置になっていて、七重塔(高さ60m)は、伽藍配置の外側にあり広大な敷地です。途中に、大きな栗が青青と生っていました。

その後、医王山最勝院国分寺(真言宗豊山派の寺院 DSC02323.JPGで、1733(享保18)年本堂が再建され、1987(昭和62)年に改築)に寄ると、本堂のある境内には、花に「万葉集」の短歌を詠っている札がかか DSC02320.JPGっています(9:55)。明治28年に移築した楼門〔市重要文化財〕は風格があります。少し足を運んで、境内の奥の仁王門を通って、急階段を上 って薬師堂〔1751~1763年建立。国重要指定文化財〕へ寄り道。古刹でまわりは閑静な雰囲気。また楼門脇に隣接する万葉植物園に立ち寄り、約160種の植物と万葉歌に見入ってしまいました。

 

また、コースに戻り、お鷹の道〔江戸時代に尾張徳川家の御鷹揚だったことに由 DSC02328.JPG来〕遊歩道を進むと、「史跡の駅おたカフェ」の前に(10:00)。前回、中に入って七重塔のミニチュアを観て館内を見学。資料館内で武蔵国分寺復原模型の前で概要と歴史、それに史跡の発掘調査の成果を紹介、説明を聞いていたので、省略。入口に旧本多家住宅長屋門〔国登録有形文化財〕があります。

DSC02337.JPG DSC02341.JPG細い道を進むと、赤い鳥居の真姿の池・湧水群へ(10:05)。清流が流れていて、ホタルの生息地でカワニナがいるとの案内板も。良好な自然環境が残っています。野菜の直売所で新鮮野菜を販売。てづくり郷土賞」の銘板がある石も...。DSC02349.JPG

   その後、国分寺駅への近道を行き、真福寺公園では、DSC02351.JPGクラフトヴィレッジで国分寺百景写真展や地元模擬店が多数出ていて(10:12)、不動橋(ここでも野菜即売)を渡って、坂を上って駅 方面へ。   

国分寺駅南口近くの殿ヶ谷戸庭園〔1974(昭和49)年に東京都が買収するまで、三菱財閥の岩崎彦弥太氏の別邸で、和洋折衷の回遊式林泉庭園〕へ入園(10:24)。段丘崖を含んだ地形に自然植生と池には湧き水の窪地もあり、野川の水源の一 DSC02369.JPGDSC02363.JPG部となっていま す。竹の小径や萩のトンネル他、秋の七草の前で写真撮 影。「紅葉亭」からの池の眺めは、秋が最高。紅葉は見事でしょう。散策中、庭園内で雨が降って来ました。いつもの船橋在住のウォーカーに会い「こんにちは」と挨拶。

 

DSC02390.JPG小降りの雨だったのですが、国分寺駅の北口へ出るコースはを、ショート DSC02381.JPGカット。直接、南町3丁目に出て、真っ直ぐ武蔵国分寺公園へ向かいました。都立武蔵国分寺公園〔旧国鉄・鉄道学園跡地に作られた公園〕に入ると、親水広場で子どもたちがミスト(冷気)の下で遊んでいました。広い芝生の円形広場を眺望(10:52)。なお、本日は「ぶんぶんウォーク」を実施中で、駅ハイのゴール受付を探している間、管理事務所前で馬車が止まっていて人が集 DSC02393.JPGまっていたので覗いてみると、イベントやクイズの開催中。クイズに答えて、全問正解し「ショッピングバッグ(布製)」をいただきました。また、傍 に中央鉄道学園跡で蒸気機関車の動輪をモチーフにした記念碑がありました。DSC02387.JPG

その後、15分ほど歩いて、西国分寺駅へ(11:20)。構内では「nonowa西国分寺」開業記念フェア中。

なお、明日17日は敬老の日で、実母の米寿をお祝いするため、弟夫婦と自分の家族が集まるので、一晩早くJR中央線に乗って、西八王子に向かいました。

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今回のウォークは、時代を超えてタイム・スリップしたようで、武蔵国分寺の歴史お鷹の道湧き水群を見学できた自然散策となりました。

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このページは、hatochanが2012年9月18日 14:26に書いたブログ記事です。

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