8月の最終日、ハトちゃんは八王子の実家へ野菜を届けに行き、暑かったので部屋で冷房をかけて休んでいたとき、一本の電話が鳴りました。
「~さんの家ですか?」と。てっきり母に用があるのかと電話を変わりましたが、母は耳が遠くて相手の話が聞こえずに困っていました。
仕方がないので、小生が電話に出て用件を聞きました。
「H高校卒業の~やすおさんはいますか? 入間市の住所は連絡が取れないので、定年で戻られたのですか?」と。苗字は同じでしたが、名前が違うので、変だなぁーと思いながら答えていました。
自分の名前と出身高校も違うので、小生には心当たりがありません。
たまたまH高校出身の実弟がいるので、名前を言って、相手は弟の高校の同窓生だと思いましたが、いつまでも「やすおさん」と言っているので、「名前が違いますよ」と繰り返しましたが、話がどうしても「やすおさん」に戻ってしまいます。
そのうち、母のことを知っているらしく、小生の家の傍にある中学の話に。
話を続けているうちに、小生も同じ中学を卒業。相手が中学時代の同級生の女性だということがわかり、ビックリ。彼女は現在H高校の同窓会幹事をやっていて、クラスに同姓の男子がいて、いつからか小生のことを「~やすおさん」と思いこんでしまっていたようです。
話をして行くうちに、彼女の自宅が同じ団地の一角、それも歩いて2分ぐらいに住んでいることがわかりました。ちょうど、実家へ持参していたミニトマトがあったので、家の前へ。
一度だけ、小生が八王子で一人身の頃、ポートボール(自治会)のコーチをしていた時代に声をかけられて以来、30年以上も会っていませんでした。
再会を祝し、ついつい懐かしい思い出話や友人、歩んで来た人生話に花が咲きました。彼女は小柄で、昔の面影どおりのマドンナでした。時の流れのはやさを痛感した次第です。
それにしても、縁というか、ひょんなことから「時をかける少女」に会えた不思議な時間でした。
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