コースは約10km;JR金町駅 南蔵院(しばられ地蔵)水元公園葛飾区金魚展示場葛西神社金町浄水場取水塔矢切の渡し葛飾柴又寅さん記念館山田洋次ミュージアム葛飾区山本亭柴又帝釈天京成柴又駅
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金町駅から徒歩でも近い、都内屈指の広さを誇る水元公園は、水辺に広がる緑と季節の花々を楽しむことができます。江戸川下流を辿れば、東京の東端に位置し、江戸川を境に千葉県と接する葛飾区柴又は、今も下町情緒と町人文化が残る人情深い町。映画 『男はつらいよ』(山田洋次監督) フーテンの寅さんの故郷として知られる帝釈天界隈には、寅さんゆかりのスポットが多く点在し、名物だんごや土産物の商店を巡る参道歩きが楽しい。
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1ヵ月半ぶりにオジン隊は、JR駅ハイ(9/1~10日)のいつでもコースに、9月7日(木)参加。今回は5年前の定番コースが、山田洋次ミュージアム(2012年12月オープン)とさくらの銅像完成(今年3月25日除幕式典)を記念して駅ハイで復活。小生は「金町」駅まで京成線を利用し、京成金町駅からJR金町駅前は、改札口を出てすぐ。10時集合。初秋の水元公園を散策し、下町柴又を訪れました。
和気藹々としゃべりながら、まず、駅前北口を出て、左に進んで、理科大学通りを進みます。突き当たりに、東京理科大の葛飾キャンパス・新しい校舎が広がっています。右折して歩道と車道が広いバス通りを直進。水元図書館前を右折すると、約300mで東水元公園があります。
公園を右手に見ながら進むと、最初のポイントである南蔵院〔天台宗〕が...。境 内に、大岡越前守の名裁きで有名になった「しばられ地蔵」があります。地蔵の胴体が荒縄でぐるぐる巻きになっています。盗難除け、厄除けなど願掛けて、願いがかなうと縄を解くそうですが、願いがかなわないのか? 体の線がずんどうに。
その後、寺院の白い壁に沿って歩いて行くと、公園周回道路の先に、緑多い都立水元公園が見えて来ます。小雨が降って来て、傘をさしてのウォークに。ゆるやかな坂を上り、公園沿いの歩道を歩きます。
右手の園内に花菖蒲園(約100種約1万4千本)が見えて来て、毎年6月下旬には見頃になって、観光客の目を楽しませてくれます。左手には車がいっぱい。内溜・外溜で釣り竿を垂れている姿。右手にはハスと葦が生え、水色の水元大橋が見えます。また、葦の中にアオサギも。
区内の都立公園では最も広いため、ゆったりとした感じ。サイクリングや散策を楽しむ人々、ベンチで小合溜を眺める人など...。
お休み処とサービスセンターがある先からは風景が一変し、高さ20mもあるポプラ並木が続いてバードウォッチングもできます。トイレ休憩で小休止。
今回はそこから戻り、水元大橋を渡って、先ほどの菖蒲 園に戻って来ます。風情"を楽しみながら公園内を散策。公園は四季折々の風情が楽しめて、紅葉の頃はすばらしい景観を楽しめます。
園内を通って、途中で公園沿いの道路に出て、左手に景色を観ながら1kmほど歩きます。途中、金魚展示場や水辺のいきもの館もありましたが、小雨が降っていたので先を 急ぎました。東金町5丁目の公園出入口(銀のオブジェあり)前の十字路まで。
横断歩道を渡って、右手前の桜並木のグリーンベルト内を進んで、東金町7 丁目の手押し信号を渡ると目の前に、江戸川土手。階段を上ると、景色が一変。眼下に江戸川のゆったりした流れと、河川敷のグラウンドやゴルフ場など。眺望を重視し、一段高くて幅広の舗装サイクリングロードを歩いて行きます。
間もなく、右手に信号。表示が「葛西神社裏」となっていて、 下って手信号を押 し、右折。近道をして約300mで葛西神社の横に。境内に入ると、大イチョウや大鳥居があり、葛西囃子の発祥の地だとのこと。
本来のコースは市街地を通るのですが、土手に上がって右手の金町浄水場方面に直進。傘をさしな がら約1.5kmの単調な風景を見ながら歩くと、金町浄水場取水塔があって、間もなく、左下方に矢切りの渡しの舟着場。河川敷に敷かれた渡し場 への道を進むと、「矢切の渡し」歌碑。管理が悪くて歌詞がよく読めません。向こう岸の船を確認したのみ。料金は片道200円。
元のサイクリング道路に戻って、右手に見たことのある柴又公園へ。東屋と自販機があり、数人休んでいました。
寅さん記念館前までのエレベーターもありますが、横の階段を下りて行くと「葛飾柴又寅さん記念館」に隣 接している「山田洋次ミュージアム」が横断橋でつながっていました。両館とも入館せず。
館内では山田洋次監督の「男はつらいよ」の主人公、車 寅次郎(俳優 渥美 清)の資料や映像、ポスター、セットの展示など、葛飾柴又の情緒が味わえます。また記念撮影コーナーもあります。
途中、柴又を歩きながら映画のマドンナ役出演回数から、浅丘ルリ子、吉永小百合、芦川いづみらの昭和を代表する女優さんの話題に。
記念館をまわって、「山本亭」〔大正末期~昭和初期に建てられ、和洋折衷造りの長屋門、 書院造りの和室とモダンな洋間、緑あふれる庭園〕を通って、コースを進むと、「柴又帝釈天」〔1629年江戸初期に創立された日蓮宗の寺院。経栄山題経寺という〕の脇に出ます。
境内には、平日で雨が降っているにもかかわらず、多くの参拝客が...。映画『男 はつらいよ』に出て来たシーンのニ天門、大鐘楼や、帝釈堂など。
参拝後、柴又帝釈天参道は、飲食店やお土産店が軒を並べた門前町で、浅草仲見世と同じような賑わい。帝釈天通りを進み、映画撮影で有名になった「とらや」〔1887(明治20)年「柴又屋」として創業。 1969(昭和44)年、映画「男はつらいよ」の第1作から第4作目まで「寅さん」の実家として撮影が行われました〕店内は食事処に改装されていて、冷たい生ビ ールでぐいーっと喉を潤し、昼食とだんごを賞味。なお、来月は吹上駅ハイでの1000万本コスモス観賞に決定。
昼食後はゆっくり土産品などをウィンドーショッピング。「手づくり」の看板が出ていた吉野家さんの草だんごを土産に買いました。柴又名物草だんごを扱う店は参道にいくつもありますが、風味で勝負なら一番。どれだけ沢山のよもぎが入っているのだろうかと感心するくらい天然の濃いよもぎ色をしていました。好きなだけあんこをかけて食べるスタイル。1個54円(税込)から販売。4個、8個までは簡易包装で、11個以上は箱詰め。なお、駅ハイ特典には入っていませんでした。
帝釈天参道交差点まで出ます。土産品を見ていた山根副長がなかなか現われず待ちぼうけ。
最後に、京成金町線の「柴又」駅(駅前で、「金のうんこあります」の看板。これは金運に恵まれる 商品のシャレ。また寅さんと新しいさくらの銅像)を観賞。倍賞千恵子が意外と身長が低いと感じました。記念写真を撮ってゴール。もう少し近くに建っていると思いきや、意外と離れていて、二つの像を1枚の写真に収めるにはちょいとばかりアングルが重要です。
先輩たちの天然温泉は2600円と高く、銭湯は午後4時から営業ということで、今回はあきらめました。寄らずにまっすぐ帰宅の途に着きました。
なお、小生は京成線で帰りましたが、久しぶりに完歩したので疲れて眠ってしまい、佐倉駅まで乗り越し。兼子隊長から「多分さくらにもっと会いたかったのかもね」と言われました。
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【参考】
水元公園...都内唯一の水郷地帯で、春は桜、梅雨は花菖蒲など四季折々の草花が楽しめ、面積
が約81.7万㎡もある区内最大の公園。1975(昭和50)年まで、都立江戸川水郷自然公園に指定されていました。 小合溜から引いた大小の水路が園内を走り、水郷景観を作りだしています。園内には、釣仙郷という釣り場があって、多くの釣り人客で賑わっています。
このほか、ポプラ並木、「生きた化石」メタセコイヤの森、中央広場、フィールドアスレチック、バードサンクチュアリーなどがあります。
都の天然記念物「オニバス」や絶滅危惧種「アサザ」の自生地としても有名。
柴又帝釈天...日蓮宗題経寺は、経栄山と号し、柴又帝釈天として著名。柴又七福神の毘沙門天。市川市中山法華経寺第19世禅那日忠が当地にあった草庵を一寺と成し、1629(寛永6)年、開山したといわれています。本堂改築に際して、梁の上から日蓮聖人自刻と伝えられる帝釈天像の板木(板本尊)を1779(安永8)年の庚申の日に発見。柴又帝釈天として著名となり、現在に至るまで庚申の日を縁日としています。
境内には、総欅造りの二天門や大鐘楼、帝釈堂正面の「瑞龍の松」、そして奥に桧造りの大客殿と名庭「邃渓園(すいけいえん)」などがあり、見どころの多い寺。寅さんが産湯をつかったという御神水は、今日も勢いよく湧き続けています。
帝釈堂は、天井に龍の画があり、奥に毘沙門天像や板本尊が収められ、外周面をぐるりと法華経説話を表す木彫群に囲まれています。
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