コースは;いすみ鉄道 大多喜駅 大多喜町観光本陣 大多喜県民の森タケの情報館大多喜城豊乃鶴酒造大屋旅館夷隅神社良玄寺・本多忠勝公墓所行徳橋・本多忠勝公銅像NSB大多喜 光ハウス商い資料館渡辺家住宅大多喜町観光本陣 大多喜駅
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11月22日(日)、ハトちゃんは6時に起床して、3度目となる城下町大多喜へ向かうことに......。
天候はどんより雲に覆われて肌寒い感じ。
千葉7時5分発外房線安房鴨川行に乗り、大原駅まで約1時間10分。大原では接続が悪く、約30分待ち。持参したパンを駅構内で食べました。
いすみ鉄道ムーミン列車(ワンマンカー)に乗り換え。1両で運行。車窓の両脇には、のどかな田園 風景が続きます。本日は、スポーツが盛んな大多喜高校でバスケットボールの試合ということで、多くの生徒が同乗し終点の大多喜駅まで賑やか。
房総の小江戸「大多喜」は、江戸時代、房総一の十万石を治め、徳川四天王の一人、本田忠勝を初代藩主とする「大多喜城」を中心に、現在まで続く城下町。
今回は、これまでと違って、11→7kmに短縮し、城下町内中心の歴史散策コース。
電車に揺られて約30分。「城見ヶ丘」駅手前の左手に大多喜城が見えて来ます。終点に9時25分到着。駅構内に、 忠勝候の武者人形やムーミンの車両がある車庫もあります。
駅を出て、すぐ目の前に、スタート・ゴールの大多喜町 観光本陣。武 家屋敷の外観をした 観光案内所。手続き後、チラシももらって、いざスタート(9:30)。
町中は、いかにも城下町らしい。十字路などには、標識案内が木製で字が太い文字〔歌舞伎の出演者 看板に使う書体〕で書かれています。歩いてすぐの所に、大手門。大手門をくぐり、「小谷松」駅方面へ線路に沿って歩き、南郭踏切を右に横断。
その先がメキシコ通りに。沿道沿いに「本田忠勝・忠朝」を大河ドラマにという紫の幟が立ち並んで います。
通りには、メキシコ国旗が掲げられて いる 記念塔があります。ゆるい上り坂を、くねくねと。 歩道に蛙などのアートデザインが。左手眼下に御禁止川(おとめがわ)の渓谷が続きます。夷隅川と同じ流れですが、お城の前は御禁止川という別名になっています。
1.2kmほど坂を上って、大多喜城への分岐を行かずに左の道 を進むと、大多喜県民の森・タケの情報館。入館すると、竹のペン立てをいただきました。小さめの形の良いものを選択。竹細工の展示場は電気が消えていたので、観ずに先を急ぎました。
情報館前から案内矢印で左折し、縄が張ってあるゲートを通って、野球グラウンドに沿って大まわり。
図書館と大多喜中央公民館を通過して、左の道へ。 間もなく、上り坂になり、天守閣を目指します。
門があ って、 その先が駐車場に 。目の前の大多喜城天守閣を見上げます。天守閣の階段を上った入館受付の横に、チェックスタンプがあり、押印(10:00)。
「大多喜城」は、徳川四天王の本田忠勝が1590(天正18)年に築城。千葉県立博物館大多喜 城 分館として、城郭と武器、武具などを展示。1871(明治4)年の廃藩置県で城は廃城。1975(昭和50)年に本丸跡に、天守閣作りの博物館を復元。
大多喜城を後にして、前回までは右手に下るコースでしたが、本日は山道を下って、大多喜高校のグラウンド前へと進みます。日曜にもかかわらず、クラブの活発な練習風景。
本日は、大多喜高校の入口の階段を上がったところに薬医 門〔二ノ丸御殿にあったと伝えられ、城建造物唯一のもの。県指定史跡〕を覗きました。大井戸〔忠勝が掘らせた大きくて深い井戸で、災害時用。県指定史跡〕には立寄らず。
その後、元来たメキシコ通りを戻って、踏切を渡って、大多喜町役場、上南郭公 園、大多喜小学校前へ。標識やバス停の白壁に土蔵のデザインが。
小学校前を左折して間もなく、十万石最中が有名な御菓子司「津知屋」、すぐ先の角に銘酒「大多喜城」の醸造元である豊乃鶴酒造〔国の登録有形文化財〕(10:17) 。外観のみで右折。
途中、大屋旅館〔国の登録有形文化財〕を見て、隣接する夷隅神社〔江戸時代末期;社殿は権現造り、玉垣を廻し、古来、牛頭(ごず)天 皇宮ともい われている〕を参詣。城下町通りに戻って右折して直進。突き当りに大円寺。最初に来たときに良玄寺と間違えたのでよく覚えています。
右手に曲がると、広場のような境内で殺風景な良玄寺。境内を右手奥にまわると、小さいが風情のある「忠勝公園」。 その先に「本田忠勝親子」の3つの墓が並んでいます(10:27)。
その後、行徳橋への近道で大円寺から直進。橋の手前に観光案内板が立っています。
フィッシングパーク入口の看板が。橋の下には夷隅川が流れていますが川幅は狭い。行徳橋の親柱の上に、本多忠勝公の威風堂々とした武者姿の座像(10:31) 。コースに沿って、初めて橋を渡ると、向こう岸の親柱の上には立像の雄姿が見られました。
ゆるやかな上り坂を歩いて行くと、正面に洋風の新しい建物が。コースは上り坂を迂回するように国道297号線から向かうようになって いましたが、雑草の中、階段を上って建物の裏からNSB大多喜 光ハウス〔中野スクールオブビジネス〕の保養施設として2013年4月 オープン〕の敷地内へ(10:40)。
素敵なカフェを併設。案内されておしゃれな店内で、フレッシュジュースとプチスィートポテトをいただきました。
喉を潤して休憩した後は、国道を船子交差点まで。交差点を左折して町の中心街へ...。
赤茶けた外廻橋を渡って千葉銀行前を右折し、石畳の道を進んで道なりに進むと、城下町通りに「商い資料館」(10:49)。
釜屋や、商い資料館などの商屋造りや土蔵造りの建物の町並みは江 戸時代からの房総の小江戸といわれるたたずまいが色濃く残っています。裏にある公衆トイレを借用。商い資料館に留守番をしているおばさんに話を聞くと、若い観光客がいたずらをすることがあるので、裏口の鍵を閉めていることと、大河ドラマに本多忠勝が採用されるまで長生きしたいとのことでした。
100m先の向かい側に、渡辺家住宅〔江戸時代末期の商屋造りの建物で 、国の重要文化財〕が、コンビニ「セブンイレブン」の隣りにあり、外観のみ。現在は一般公開していません。
コンビニ横の坂を上って行く右手前に房総中央鉄道館の建物を発見。
坂は短く、上がったところは駅前で、観光案内所手前に天然ガス記念館があります。
観光本陣でゴール(11:10)。コーヒーなどのドリンクを飲んでくつろいでいると、先にいた観光客が11:21発大原行があることを教えてくれたので、あわてて乗ることに。
帰りも、かつて日本のどこにでもあった懐かしい情景を、のんびりと走る「いすみ鉄道」で味わいました。
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大原駅に着いて、上り電車を確認すると、結局、普通電車の千葉行は予定した電車と同じになり、50分待ち。時間があるので、駅前の観光案内所で周辺地図をもらい、受付の女性と立ち話。12月に妻と旅行する勝浦の観光パンフのカラーコピーをいただきました。途中の「酒蔵水戸泉」は休みで外観のみ(12:05)。コンビニ「ファミマ」でおにぎりを買ってその後、 駅横のベンチで昼食。
その後、千葉行(12:42発)に乗って、最寄りの幕張本郷駅には14時過ぎに到着して帰宅。
今の自分の体調では歩くのにちょうど良い7kmで、中心街をめぐるコース。1年9ヵ月ぶりに晩秋の大多喜を完歩できました。
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