コースは;東神奈川駅 蓮法寺長延寺跡・土居跡(オランダ領事館跡)笠のぎ稲荷神社神奈川台場公園宮前商店街と旧街道甚行寺(フランス公使館跡)神奈川台の関門跡高島山公園本覚寺(アメリカ領事館跡)浄瀧寺(イギリス領事館跡)神奈川の大井戸慶運寺(フランス領事館跡)成仏寺東神奈川駅
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11月6日(金)、ハトちゃんは腰痛からの坐骨神経痛でしたが、歩きたくなったので駅ハイ 「旧東海道神奈川宿と浦島伝説史跡名所めぐり(約7.5km)」に参加。
一昨日と同様に秋晴れでさわやかな陽気。少し汗ばむくらいの暖かさも感じられました。
一昨日は5km歩けたので、本日は距離を延ばして7kmほどで試しウォーク。
幕張本郷から中央・総武線と横須賀・総武快速線を乗り継いで品川から京浜東北線で東神奈川駅へ
東神奈川駅前でスタート(9:28)。ここも相模原と同様に、参加者名簿に手書きで記入。神奈川は都会ではないのでしょうか?
まず、ぺデストリアンデッキを進むと、JRの線路と電車が見えます。その 後、デッキを下りて、国道1号線を進みます。
交通量が多いので騒音と排気ガスが流れて来て、あまり歩きたくないコース。
国 道に沿って、ゆっくり約1.5kmほど歩くと、やっと最初のポイント蓮法寺へ。
左手の石段を上ると、山門前に浦島太夫・太郎親子の供養塔や亀塚の碑があります。
参詣後、浦島小学校入口の横断歩道まで戻って、国道を横断して、跨線橋を越えます。
下って、左手には浦島公園が。子どもたちが遊具で遊んでいました。後方に、赤い京浜急行の電車が止まっています。
公園の横を通って左折すると、神奈川新町駅のホームが見えます。続い て、2度目となる跨線橋を上って下ると、間もなく公園内に長延寺跡・土居跡(オランダ領事館跡)の案内板が立っています。長延寺は神奈川宿の江戸方の入口に当たって、土居の突き出した枡形があったそうです。その後、駅に沿って右に曲がって直進。
駅の改札口を越えてから、踏切の手前の細い道を直進。前に二人の駅ハイ ウォーカー。細い路地で閑静な道です。途中、京浜急行の低い高架下をくぐって、笠のぎ稲荷神社へ立ち寄りました。参詣後、元の道を右折。道の両側には、寺社がいくつか続いて、神奈川小学校の横を通って、左手の国道15号線に出ます。
また、神奈川二丁目の歩道橋を横断して左折。右側 の上部を首都高速神奈川11号横羽線が走っていて、滝の橋の信号まで高架横を進みます。
神社から約30分で運河の前を左折して、神奈川台場公園へ。公園は狭いので すが、見晴らしの良い場所。神奈川県台場は、江戸時代末、横浜開港の1860年に完成した砲台があったところ。沖合いの島に14基の大砲を取り付け、公園の地下に陸と結ぶ渡り道が埋まっているそうです。
このあたりは、運搬を請け負っている町工場が多く点在していました。
棉花橋を渡って左折すると、前に広い神奈川公園が見えて来て、再び国道15号へ。4度目となる歩道橋を横断して反対側へ。
左折して進むと、宮前商店街の入口のアーケード。旧東海道(最近では、旧東海道がどこを通り、宿場町の様子を知る人が少なくなる)ですが、お世辞にも商店街というには程遠いお店が少ない通り。 東横フラワー緑道と東海道の看板。
神奈川宿は、東海道五十三次の3番目の宿場。地名が県の名前や区の名前の由来。関東大震災と第二次世界大戦により、歴史的遺産の多くを失い、当時の面影は一部が残っているもののほとんど失われています。
通りの途中の甚行寺(フランス公使館跡)へ。門前に石碑あり。境内は狭く、樹齢300年近くの大イチョウが目立つ程度。
参詣後、京浜急行の神奈川駅前から道幅が広い国道1号線の青木 橋の交差点へ。信号が変わるのが遅く、渡って左に進み、次の斜めに入るゆるやかな上り坂(旧東海道)台町を進むと、途中に文久年間(1863)創業以来旅籠で、現在は料亭・割烹の田中家の建物。
その先の分岐の角に、神奈川台の関門跡〔神奈川宿の西側の関門跡〕の碑が 立っていました。
右の急坂を上り、平らになったところを右に下って行くと、左手に高島山公園〔鉄道用地の埋立てに尽力した実業家、高島嘉右衛門がこの高台に居を構えた〕へ。横浜市神奈川区の景色が見渡 せますが、低いので手前の雑木林や住宅も視界に入ります。
その先の急坂を下ると、右側に宙に浮くような感じの約10mの高架柱上に本堂を新築した三行寺。
間もなく左側に本覚寺。小生は急な坂で足元と青木橋の先の市街地を見て いたので、うっかり境内への近道を見落とし。
下の道路から迂回して境内に入ると、行きの青木橋で会った女性ペアに抜かれて一緒になりました。
やはり、門前にアメリカ領事館跡の表記あり。寺は一段高いところにあって、参詣者も十数人いました。帰りは山門前の石段を下りて、青木橋の交差点へ。
青木橋を渡って、神奈川駅前を横切って、線路沿いの一段高い道(左眼下に京浜急行の線路)を歩いて、最初の踏切を右折して、浄瀧寺(イギリス領事館跡)。
その先に神奈川の大井戸と呼ばれる徳川将軍や明治天皇が通行する際に 使った井戸がありました。
ジグザグと入り組んだ道を進んで、土橋を渡って横断歩道を渡ります。京浜急行の高架下を通って、間もなく慶運寺(フランス領事館跡)の前へ。通称、浦島寺と呼ばれていて、浦島太郎が竜宮城に行った 際、乙姫様からいただいたという菩薩像などが伝わっているそうです。
最後に、少し戻って、墓地の先に山門がある成仏寺へ。アメリカ人宣教師の宿 舎に充てられ、「ヘボン式ローマ字」で有名なヘボンとブラウン〔聖書や賛美歌の翻訳に尽力〕が住んだといわれています。
あとで考えると、成仏寺→慶運寺の順の方が、東神奈川駅に近かったのですが、コースマップどおりにまわりました。マップには通りの途中に、高札場の表記がありましたが、トイレを探して、神奈川地区センターがあったので、急ぎ飛び込みました。館内に「神奈川宿 歴史の道」の小冊子があったので、いただきました。
帰宅後、読んでいると、高札場はセンター前広場にあったとは残念。
今回は、「旧東海道 神奈川宿と浦島伝説史跡名所」をめぐりました。
コース上の国道1号線は仕方が無いのでしょうが、歩道橋の上り下りが4回もあり、歩きづらいところもありました。それでも約7.2kmのポイントを全て完歩しました。まだ足の方が本調子ではありませんが、翌日、痛みがほとんど出なかったので、ちょっぴり自信がつきました。
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