天候が心配された11月最終30日(水)、「JR 駅からウォーキング」で 千葉県佐倉の城下町を散策(11km)に行って来ました。
9時15分にJR「佐倉」駅に到着。駅前の観光情報センターで受付。カード読み取り機が無く、会員番号と名前を記載してスタート。いかにも、ローカルな雰囲気で、名簿もハトちゃんが6番目。
まず、駅前のロータリーから城南橋に向かう道に、彫刻が。ここは彫刻通り(9:17)と呼ばれて、女 性像が多い。橋を渡ると高崎川の土手沿いに進む。竜灯橋手前で右折し、佐倉八景園を回り込む。すると、城南堤が右側に続いていて、道路に比べて3mぐらい高くなっていて、約2kmほど。左側は田園風景で、見晴らしが良い。やっと、先行のウォーカーの姿が...。佐倉城址公園の入口(9:30)になっている山道で追いつき、挨拶しました。
公園内は広くて、出丸跡、天主台跡、大きな夫婦モッコクの樹、そしてハトちゃんの前を女性ウォーカ ーが結構速いペースで歩いて いました。一の門~三の門跡、堀田正睦公像、そして楓の紅葉が美しい茶室三逕亭などを観て、くらしの植物苑(9:45)の前を通って大手門(追手門)前で抜きました。
しかし、駐車場脇で、ハトちゃんが道に迷っている間に、前方に。坂を下って行くときに抜いて広い道に出ました。ハトちゃんは気がつかず、先を急いだのですが、その女性が付いて来ません。おかしいので、通行中の老人に聞くと、行き過ぎて元に戻ることに。帰宅後、マップを見ると、何と朝、歩いて来た城南堤の道でした。
女性ウォーカーは、気がつき、引き返したのでしょう。ハトちゃんは、慌てて、坂をジョギングぐらいのスピードで登って行くと、細い山道(土の階段)の入口に、武家屋敷方面と案内板がありました。サムライの古径 ひよどり坂(9:57)で、竹林に囲まれた坂道は、武骨なサムライの雰囲 気。
注意して見ていないと、80%見落とします。
階段を上がった先は、平地になっていて、以前、見たことのある風景。京成さわやかウォークで歩いた場所でした。前方に小さく女性ウォーカー。ハトちゃんもスピードを上げました。
武家屋敷(10:00)が続く道で、旧但馬家住宅、旧武居家住宅、旧河原家住宅など武家屋敷が道なりに点在していて、昔の面影が残っています。
武家屋敷群を抜けると、左折しジグザグに左折、右折すると正面に麻賀多神社〔佐倉藩の総鎮守で古くから「まかたさま」と親しまれている〕 (10:06)。手前には、佐倉養生所跡の石碑が。
そこから、佐倉市街の通りに。佐倉市立美術館〔佐倉・房総ゆかりの作家作品を中心に収蔵・展示〕に入館するも、特別展示の入替日で、建物の外装工事中。100m先の佐倉一里塚(町並み情報館)は、明治時代の商家造りで呉服店「駿河屋」を利用し、まちづくりの情報発信・交流場所〕(10:16)。声をかけると、男性が現れ「今日の一番です」と。てっきり、前を歩いていた女性が先に来ていたと思っていましたが、キョトン状態。寄らないで、先に行ってしまったようです。ハトちゃんは、オリジナルカードをもらいラッキー。
通りに面して、手づくり工房さくらは、旧商家を利用し、お休み処、地元工芸作家の作品展示・販売。体験教室も有。 次に訪れたのが、「歴史生活資料館」〔商家や民家の懐かしい小道具や家具、城下町佐倉の歴史や生活、佐倉城に関する写真、資料など展示〕(10:20)。 中に入り、ひととおり見学。トイレを借り、ストーブの前で、お茶を一杯いただき、ボランティアの人と話しました。
休憩して元気を取り戻したハトちゃんは、蘭学通り(約2km)をひた進み、本町交差点右前にある、佐倉順天堂記念館〔1843年、佐藤泰然が開設した蘭医学塾 跡地で、順天堂大学の礎となった場所〕(10:40)。住まいが公開されていて、庭には石の礎や佐藤氏の銅像が立っていました。
交差点を渡らずに右折すると、本町街区公園内に、何やら大きな石碑。佐藤泰然・瞬海の功績を記念した石碑ですが、少し離れているのと、形状がまったく違っているのが目を惹きました。
その後、直進し、住宅地の間を右折して入ると人通りが無くなります。ゆうゆうの里(老人ホーム)施設(10:55)の前を過ぎると、今日は天気が良いので、車イスを押す職員と老人たちがお散歩。
旧堀田邸〔佐倉藩、最後の藩主 堀田正倫(まさとも)が移り住んだ邸宅で、現在、主屋や門番所、土蔵などの建物と庭園が残されている。主屋は木造平屋建て一部二階(非公開中)建てで、現存する明治期の旧大名の邸宅として貴重。建物は国の重要文化財。正倫は農業と教育の発展に寄与。 佐倉中(現 佐倉高校)に多額の寄付に...〕(11:02)は、玄関棟より入り、居間棟、座敷棟など、部屋の造りに工夫があり、七宝焼きの引き手は珍しい。和風造りで質素な雰囲気の中に、 重厚な造りも見られます。
さくら庭園は、隣のさくら厚生園の脇から入れるようになっていて、深秋の紅葉に映えた邸宅が陽光に浮かび上がっていました。
受付の方に、習志野市実花公民館のウォーキングメンバーが、確かに17日(木)に来館したそうです。当日も晴天でウォーク日和だったそうです。ハトちゃんは義父の告別式で来れなかったので、本日、一人で「JR 駅ハイ」でここに来たと話しました。
帰りは、さくら苑デイサービスセンターの横を通って、急坂を下って、遠くからでも目立つ「印旛合同庁舎」(11:40)角を右折して鏑木交差点も直進。1kmほど直進し、JR「佐倉」 駅入口の交差点を左折すると、朝歩いた彫刻通りに。今度は、通りの反対側の彫刻を観ながら、12時にゴール。
名簿は、結局、ハトちゃんが最終ウォーカーで、参加は本日6名のみ。到着は、やはり2番目でした。
帰りは、バスに乗り、「京成佐倉」駅へ。途中、新町の「佐倉市立美術館」を通ったので「結構、歩いたんだなぁー」と感じました。
ちょうど、駅に着いてホームに降りると、特急が。とび乗って、二つ目の「八千代台」で途中下車。昨日に続き、駅近くの「やまとの湯」に100円で入湯。
ゆったり温泉気分に浸り、筋肉をほぐして、風呂上りのビール1杯の味は格別。汗をかいた下着を取り替え、外に出たのは良いのですが、浸かり過ぎで、歩いて自宅まで戻るのはつらくなり、普通電車で最寄り駅の「京成大久保」駅まで乗車。
そこから10分ほど歩いて、わが家に午後1時に到着。昼食後、晴れていたので、洗濯して服を干し、今月のノルマの15本目のブログに取りかかりました。
深秋の城下町佐倉を歩いて、数々の歴史に出会えました。明日は、実花公民館主催の「リフレッシュウォーク」でバスを利用して、養老渓谷に近い、梅が瀬渓谷・大福山コースです。集合が8時と早いのが気がかりです。
前回、不参加だった「京成佐倉」駅からのコースとは違いましたが、ハトちゃんも一人で「城下町 佐倉」を楽しみ、明日、話にも合わせられるので、行って良かったです。