夜半に降っていた雨があがって本日(11/8)は、第2火曜で「ゆうほ(友歩・遊歩)21」の定例ウォーク。神田先生を含め14名(新参加1名)が、京成「船橋」駅構内に集まりました(9:30)。
湿度も低く、絶好のウォーキング日和となり、電車を乗り継ぎ、都営三田線の「白金高輪」駅へ。
駅でトイレをすませて、先生の案内で、いざスタート。駅近くの立行寺(10:44)へ。山門入口に、江戸時代の「天下のご意見番」といわれた史跡大久保彦左衛門の墓と書かれた柱が立っています。境内に入ると、狭いのですが、左手に祠の扉が閉まっている彦左衛門の墓があり、その奥に、魚屋で義侠心に厚く、彦左(ひこざ)に可愛がられていた、江戸っ子一心太助の墓も見ることができました。
国道1号線で幅広の桜田通りを和気藹々と歩いて行くと、覚林寺〔加藤清正 に連れられた挑戦の王子が、日蓮宗の僧になって、開いたとされる寺で、清正公(せいしょこ)として、江戸時代から親しまれている〕(10:58)。しばし境内を散策。その後、通りに戻って、反対側にひときわ高い建物「シティータワー高輪」が見えて来ました。下から見上げると、首が痛くなり、高所恐怖症のハトちゃんは、会長と「住人の気が知れない」などとしゃべっていました。
次に、たずねたのが明治学院大学のキャンパス(11:11)。「ゆうほ21」では珍しく、地元習志野の日本大学と東邦大学以来となります。
〔「ヘボン式ローマ字」で有名な、アメリカ人医師で宣教師のJ.C.ヘボン氏が英学塾、神学校を経て1887(明治20)年、現白金校地で明治学院設置認可で、翌年、大学の初代総理に〕
構内に入ると、右手にネオゴシック様式の赤レンガの建物〔1890(明治23)年〕があり、現在は記念 館と、歴史資料館。館内の様子を観てまわり、左手にあった「展示室」(無料公開)にも寄りました。
大学ゆかりの先生方の写真・ゆかりの品や、所蔵史料を閲覧。その後、キャンパス内のチャペル、インフリー館〔1920(大正9)年、アメリカ人宣教師インフリーの住まいで、現在、国の重要文化財)を観て、洋館建築美を堪能。卒業生で明治期の文学者、島崎藤村の校歌碑も見学。キャンパス内を歩いている際、重厚なパイプオルガンの音が聞こえて来ました。
昼食の時間前に、結婚式場で有名な八芳園(11:32)に。入口までは来たこ とがありましたが、中に入るのは初めて。長屋門をくぐって、大久保彦左衛門の屋敷跡と伝えられる場所に。明治期には、渋沢栄一〔幕末から大正初期に活躍した、幕臣、実業家で日本資本主義の父といわれる〕のいとこの渋沢喜作の住まいで、大正期に、久原房之助〔実業家。日立製作所の創設者〕のものとなり、その後、自然の丘陵と小川跡を利用し、樹齢 数百年の樹木〔大蛇の松〕や錦鯉がいっぱいいる池など、由緒ある日本庭園に。名前の由来は、四方八方を眺めて美しい庭園ということで久原氏が命名。
しばし、手入れの行き届いた庭園内を眺めて、「ここは、誰かさん?と二人で歩くところ」なんて冗談も出て、リッチになった気分を満喫。
続いて、白金通りに出て間もなく左折し、奥まったところに瑞聖寺〔臨済宗、曹洞宗に次ぐ禅宗の一 つ黄檗宗の寺で江戸で最初。本堂の大雄宝殿は明朝風様式で、国指定の重要文化財〕(12:00)。建物は屋根の先が上を向きどっしりした感じ。入母屋造りの屋根が美しい。
白金通りに戻り、「白金台」駅を過ぎて、外苑西通りを過ぎて、スーパーマルエツ前で、これから向かう先の自然教育園帰りの小学4年生の集団とすれ違う、手にはスケッチブックが。われわれも、国立自然教育園の入口受付を通って、入園。12時を回っていたので、昼食。やっと食事にありつけてほっと一息。
昼食が終わって、一人の男性が、ハトちゃんの横にあった高木にぶら下がった ヒモをスルスルとおろし、何やら降りてきた透明のアクリル板に乗せ、また戻しヒモを引っ張ると、ひらひらと揺れて落ちる小さな枯葉。
何をしているのか聞いたところ、入館の子どもたちに見せて、イヌシデの種子が付いている枯れ葉の落ちる様子が受けているとのこと。先生も含め、その方の指導で、大量の枯葉を大きな布で掬うことに。一瞬、子どものように歓声を上げて、落ちて来る方向に一斉に動きます。風があると難しい。2回ほど挑戦。楽しいひとときを過ごしました。とんだハプニングで時間を費やしました。
自然教育園内は、大変広く、都会とは思えないほど閑静で涼しい。雑木林がうっそうとしていて、陽射し がさえぎられている場所が多い。路傍植物園から水鳥の沼を経て、約2kmほど自然の樹木の中を歩きました。四季折々で動植物を楽しむことができますが、八芳園の美しい庭を観た後だけに、本当に自然原生林のままという感想です。
白金通りを一度戻って、先ほど通った白金台どんぐり児童遊園(家族連れでにぎわう)を過ぎて外苑西通りを左折。通称、プラチナ通り(13:50)と呼ばれているそうです。オープンカフェやシャレたレストランが立ち並ぶと思ったのですが、チラホラで少々、名前 負けの感が...。
途中、左折し間もなく、松岡美術館。このコースは、ハトちゃんが、先月12日に「駅からハイキング(in 恵比寿)」で歩いたコースと同じ。首都高速道路を横断し、恵比寿方面に。
ウェスティンホテル東京に入る坂道を上り(14:05)、建物の地下に。真っ直ぐ進み、途中で左折し三越の先にエビスビール記念館(コミュニケーションステージやギャラリー、ミュージアムショップ)へ行くことに(14:10)。ここでビー ル愛好家とそれ以外に別れて、流れ解散。ハトちゃんは、二人?でエビスビールのギャラリーでエビスの歴史を写真パネル等で鑑賞。懐かしいラベルを発見し、初来館して良かったと...。
このあたりは、恵比寿ガーデンプレイスと呼ばれるところ〔サッポロビール工場跡地にできた複合施設。ホテル・映画館・東京都写真美術館・オフィスビル・公団住宅・広場などがあり、様々な個性的施設や店舗が魅力的な「街」を彩っています。グラススクエアや屋外のセンター広場ではシーズン毎に
オリジナリティのあるイベントも実施。ちょうど、イルミネーションイベント『Baccarat ETERNAL LIGHTS-歓びのかたち-』が開催されていて、展示前にはつい足を止めて、素敵なシャンデリア装飾に魅入られる人や記念にカメラを向ける人も...。
バカラ250灯シャンデリア〔フランス・バカラ社のもので、高さ約5m、幅約3m、クリスタルパーツ総数8,472ピース、ライト総数250灯の世界最大級を誇る。制作には、計67名もの職人が携わり、約5,380時間もの時間を要したとのこと。バカラの光とキラメキを象徴する傑作〕 をガラス越しに観て感激(14:10と14:30の2回観ることに)。
帰りは、長い「歩道スカイウォーク」(駅まで接続)に乗って、JR「恵比寿」駅へ。東京メトロ日比谷線・東西線で茅場町・西船橋経由で、JR中央・総武線「幕張本郷」駅に出ました。ちょうど東西線の快速に間に合い、西船橋でもすぐに千葉行きに乗れたので16時には家に到着。
洗濯物の取り込みと、夕食の準備に間に合いました。 来月の市外ウォークが楽しみですネ!
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