「JRウォーク」で 紅葉と歴史の「千代田区」散策

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やっと体調が戻った11月25日(金)、「JR 駅からハイキング」で 紅葉と歴史の「千代田区」散策(8km)に行きました。東京メトロで飯田橋駅からJR飯田橋駅へ。この近辺は、学生時代からよく歩いていた場所で、勤務も同大学だったため、定年退職後約2年半ぶりのウォークとなりました。

スタートは、20年前からあった「あおもり北彩館」〔青森県物産振興協会が運営;物産・観光などのアンテナショップ〕(10:30)。会員証をチェック後、まず、東京大神宮〔東京における伊勢神宮の遥拝殿として明治13年創建。昭和に入り、現在地に。戦後、「東京大神宮」 DSC05356.JPGに改名〕(10:36)へ。本殿の造りが、確かに伊勢神宮に似ています。

その脇を左折し、階段を降りて進むと、目白通りに出ます。広い道路で車の往来が多いが、歩道は「日本赤十字社跡」などの説明文が刻まれた石柱などが点在。飯田橋散策路(10:40)ともいわれています。グランドパレスホテルの高層ビルを過ぎると、急坂の冬青木坂を上り、和洋九段女子高校前で道なりにカーブし、中坂を下って、元の目白通りに。飯田橋・市ヶ谷界隈も坂が多い。

真っ直ぐ進んで、靖国通りを横断後、東京メトロ「九段下」駅前の「昭和館」(10:50)へ。ここが第1チェックポイント。名前のとおり、昭和の国民生活の歴史的資料、情報・映像、生 DSC05366.JPG活用品、また戦争を挟んでの暮らしが展示されています。ハトちゃんは懐かしさが込み上げて来ました。「写真にみる50年前の日本―よみがえる昭和の情景」の写真展も公開されていました。

一度、目白通りの交差点に戻り、九段会館〔現在、閉館中〕(10:50)、千代田会館の前を通って、お濠にかかる橋を渡って、清水門(11:04)から北の丸公園へと。幅広の大きな石段を登って進むと、木立の中に、吉田茂の DSC05379.JPG DSC05380.JPG立像があり、その前を横切り、間もなく左手に「科学技術館」〔最新の科学・技術について、実体験できて学べる施設〕(11:09)。

前に入館したことがあるので、今回はその先にある「東京国立近代美術館工芸館」〔建物は明治洋風レンガ造りで、旧 近衛師団司令部庁舎で国の重要文化財〕(11:13)に立ち寄り、ちょうど開催中の「所蔵作品展 人間国宝 DSC05383.JPGと近代工芸の名品」工芸芸術の最高水準のわざを堪能できました。

工芸館を出て、北の丸公園内を散策。紅葉の木々も観られて、日本武道 DSC05386.JPG DSC05388.JPGを懐かしく見ました。というのも、ここで、入学式・学位授与式が挙行され、何十回も足を運んでいたからです。

田安門(11:32)をくぐると、毎年の桜吹雪を思い出しました。靖国通りに出て、千鳥が淵に沿っての桜並木の散策路(11:36)を通って、途中に裸婦像在り、鍋割坂から九段坂上まで戻って、靖国通りに。

DSC05390.JPG DSC05393.JPG市ヶ谷方向に直進し、一口坂手前の横断歩道を渡ると、角に甥の勤めているビル。義兄が、先週、妻の車に忘れた携帯電話を届けて、また、指定コースに戻りました。ここら辺は、ランチで利用した知っている店がいっぱい。仕事でよく来ていた千代田区年金事務所。その先の東郷公園〔東郷平八郎連合艦隊司令長官(日露戦争でロシアのバルチック艦隊を破った)の記念 DSC05400.JPG公園として開園。園内には東郷邸にあったライオン像や力石が残され、子どもたちのための遊具も設置されている〕で昼食(12:00)。昔もあったのですが、食物をもらいに、スズメが寄って来て、取り合いをしていました。

JR市ヶ谷駅前(12:24)に出て、第2のチェックポイント「アルカディア市ヶ谷(私学会館)」へ。ここも仕事の会議等でよく利用し、またハトちゃんも23年前に結婚式を挙げたところです。

私学会館(この名前の方が、ハトちゃんには馴染んでいます)を出て、靖国通りを九段方面に。途中、一口坂を過ぎ、ハトちゃんが最終勤務の建物を通り過ぎようとしたとき、誰かに出くわすかもと思っていた瞬間、同期入社のH部長に会いました。相手は仕事中なので、少々話して、別れました。

観光バスが止まっている、靖國神社(12:41)に参拝し、砂利道を進んで、大村益次郎銅像を通っ DSC05404.JPGて、都市住宅公団ビル前の戦没者の石碑を過ぎて、早稲田通りへ。九段高校、富士見みらい館、日本歯科大を通ってゴールの「あおもり北彩館」(12:55)に到着。本日は、休養明けということと、想 DSC05409.JPGい出の道を歩いて、風景を楽しんだので、時速4kmとゆっくりしたウォークでした。

最後にエピソードを一つ。

北彩館前に郵便局の職員が年賀ハガキの販売をしていたので、「そうか、来春の年賀は義父の死去で喪中ハガキを購入する」ことを思い出し、見ると、郵便局の庁舎が目の前に。受付の窓口に並び、購入して、「ここは飯田橋局の仮庁舎?」「自分は、仕事帰りに利用していて、大学に勤めていた」と話すと、「私は、法学部卒で、F先生のゼミ」とのこと。その先生は、ハトちゃんが入職するときの面接試験の先生で、勤務してからも親交のあった先生(故人)。何とも偶然でした。

ハトちゃんと同世代と思われた女性職員に「これからも頑張ってください」と声をかけ、さわやかなイメージで今回のウォーキングを終えました。

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