くもりのち晴れの11月3日(木・祝)、「JR 駅からハイキング」で「房総の村と秋の里山(in 安食)」に参加。このコースは、前月の手賀沼での秋の散策に続いて、成田線沿線の第2弾で、安食駅に8時30分に駅前に集合。ハトちゃんは、3分過ぎてのスタート(8:33)。
駅前から北口に回り、緑道内を直進し、栄町役場前を右折。少し歩くと、左手前方に安食台第一近隣公園(8:39)の芝生が。他のウォーカーは、まだ序盤なので、先を急ぎ、ハトちゃんもそれに釣られて後に続きました。
ケヤキが立ち並ぶ、けやき通りを過ぎると、下り坂になり、途中左折し、大日堂霊園手前まで。そろそろうっすらと汗が染みて来ます。いよいよ深秋の里山の景色、平地に田んぼや畑が延々と続きます。
田んぼの畦道を歩くのは、景色も広々としていて気持ちが良い――。
小さな田中不動尊の脇を左折すると、目の前に高く聳える鉄塔が。小川に沿って、ずーと直線なので、前方にいるウォーカーが20mぐらい間隔で、見えていて左手に次の鉄塔を観ながら進みます。
途中、小さな橋を渡り、墓地を過ぎて正面に鳥居が見えて来ます。そこから左折し、ぐるっと回る感じで進むと、急に雑木林のこんもりした山道(9:07)に。ひやっとした感触で落葉を踏みしめながら、木立の中を進むと、木洩れ日が洩れて、森林浴。
コースマップでは、里山見晴らし台の道でしたが、焼き栗サービス(9:11)の配布場所が変更になり、日枝神社近くへ。先に着いていたウォーカーが焚き火にあたりながら、 焼き栗と焼きいもを頬張っていました。
早速、ハトちゃんもご相伴に預かり、熱々の栗を試食。とても香ばしくておいしかったです。焼きいもは半分でも大きく、お腹に溜まると、あとのウォークがつらくなるので、リュックに入れてお土産に。
都内のウォークと違って、いろいろなサービスがあるのも、地方ならでは。うれしい限りです。
先が長いので、これくらいで再出発。また、山道をてくてくと...。舗装道路に出て、少し上り坂。案内の矢印が無いので、一人先頭にいたので、間違えたか不安になって、後続を待ちます。後ろから男性が来て、コースを確認。道なりに進んで行きました。
民家が見えて、その先の龍角寺〔関東最古の寺院の一つ。国指定文化財の薬師如来坐像・塔址 は、今回の震災の影響でパネル展示〕(9:31)に。塔址前には塔が倒れていて、ロープが張られていました。説明者の方が恐縮していました。
舗装道路を進んで行くと、間もなく房総のむらへの山道からの入口に。細い山道を縫うように歩いて行くと、右手に浅間山古墳(9:41)が見えて来ました。「房総のむら」の案内板。白鳳道に沿って古墳群広場が続きます。ちょうど角に、「風土記の丘資 料館」(入場無料)(9:48)があり、館内を見学。「ムラの鍛冶屋の考古学-房総鉄器文化の源流」が展示されていて、房総のむら(ムラ)の出土品をはじめ、貴重な歴史・自然遺産を体験学習できました。
房総のむら〔全国最大規模の「岩屋古墳」(国史跡)を含む114基の古墳群など〕を観てまわり、木々の間にある、ドラムの里〔地元農産物直売所や観光情報、交流施設でレス トランがある、本日はフリーマーケットや模擬店も...〕を覗いて見ました。
本日は、「ふるさとまつり」のイベント(10:00)があり、商屋の町並みエリアでは大道芸や祇園ば やし、和太鼓の音色が響き渡り、茶席(旧平野家住宅)、旧御子神家住宅(重要文化財)では刃物工芸品販売、古き良き時代を髣髴させる販売や体験ができるように...。橋のたもとでは渡し舟(子ども用)、大人も子どもも楽しめる企画で、かなりの賑わいを魅せていました。
そこを過ぎると、、「旧学習院初等科正堂」(10:15)国重要文化財の堂内を見学。あそびの広場から101号古墳を回って、坂田ヶ池公園(10:20)へ。人道橋を渡って、中央広 場横を通って、吊り橋を渡ると駐車場脇に。そこから 右折し、急坂を降りると駅方面に。道に迷いタイムロス。
あと15分で10時52分発の電車に間に合うことが分かり、ピッチを上げます、最後の踏ん張り。
しかし、駅手前で、電車が滑り込むのを見て、駆ければ間に合ったのですが、汗ビッショリと疲れで気力無し。駅に着いた時は、単線なので反対の電車待ちでしたが、ゴールの「一口羊羹」と「お米」のプレゼントをもらい、改札に入ろうとした瞬間、ドアが無常にも閉まってしまい、30分待つことに。
仕方なく、近くの田んぼの側で着替えて、水分補給と先ほどの焼きいもを食べて、一休み。
次の11時22分発「下総松崎(しもうさまんざき)」駅からの成田行で、成田に出て、そこから徒歩で2分ほどの「京成成田」駅から特急、快速を乗り継ぎ、自宅に着いたのが13時。家でお昼にしました。
安食や成田にかけては、歴史や文化、伝統に育まれた地で、里山の自然が残されていて、初めて行った「房総のむら」も風情がありました。
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