利根川下流入江に位置する小江戸「水の郷 佐原」は、舟運で栄えた商都・交易都市で自然と文化に恵まれています。町の名所や寺社・史跡はもちろん、小野川ほとりの風情のある商家群は必見。昔にタイムスリップしたようなノスタルジーを感じます。
コースは;佐原駅駅前観光案内所 道の駅・川の駅 水の郷さわら町並み(さわら雛めぐり)水郷佐原山車会館観福寺東薫酒造伊能忠敬記念館伊能忠敬旧宅佐原駅
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ハトちゃんは3月12日(日)、駅ハイ(さわら雛めぐり) 約8.5kmへ。
京成大久保駅から京成成田駅へ出て、徒歩3分ほどでJR成田駅へ。駅構内がいつもと違って人が多い。成田駅から成田線三つ目の「下総神崎の酒蔵まつり」が開催され、臨時特急や乗った電車は観光客で大混雑。当駅でほとんどの人が降りてしまい、その後は1車両に10人程度。佐原駅へ到着(9:11着)。
天候は冬晴れで風も無く絶好の行楽日和。ただし、花粉がピークという予報で、マスクを着けてのウォーク。
南口からすぐの観光案内所で受付をすませてスタート。 コースマップでは北口方面の香取市役所から道の駅・水の駅 水の郷さわら〔全国初の「道の駅」と「川の駅」が一体と なった複合施設〕をまわるようになっていました。
妻の実家が小見川ということもあって何度も来ていたのでショートカット。2年前にまわり忘れた諏訪神社、佐倉公園に向かいました。
神社の鳥居をくぐって直進。佐原(諏訪)公園内に、見上げる高さで伊能忠敬銅像が建っていました。
その後、石の大鳥居まで戻って県道55号線・356号線を右折。市街地に入り、町並み交流館へ。
隣りに、赤レンガの三菱館(三菱銀行佐原支店旧本館 )〔1914(大正3 )年建築で、英国から輸入したレンガを使った洋館〕が建っています。
橋を渡り、しばらく直進して左手に大きな木が聳える八坂神社。境内の一角にある水郷佐原山車会 館へ。「祝! ユネスコ無形文化遺産」の垂れ幕が下がっています。駅ハイ参加者は無料。
入館すると、大きな山車2台と鯛の飾り物、ビデオシアターもあり、2階のガラス越しに山車が上から眺められます。絢爛豪華な山車が観られ、また佐原の祭りのビデオや廊下の写真や道具から、本物の迫力と熱気を体感できました。神社にも参拝。この先の観福寺は二度行っているのでカット。
忠敬橋まで戻って、小野川に沿って、あまり垂れ下がっていない柳越しに日本遺産認定〔国の重要文化財〕になった建造物群保存地区へ。近くに舟の発着場があり、舟が...。古い商家の町並みが立ち並びます。
道の両側には、ポスターやいろいろな雛かざりが店頭に並べられていましたが、小規模。
途中、川沿いに造り醤油屋 「正上」がありました。
桶橋手前の伊能忠敬旧宅〔50歳まで住んでいた〕へ。2011.3.11大震災の修復工事が終わり、旧宅内を見学。ガイドさんもいます。旧宅の立派さと、敷地の広さ、銅 像と横の「この一歩から 測量の日」石碑や家訓の碑など、大変参考になりました。
続いて、桶橋(農業 用水の落ちる音から ジャージャー橋ともいわれている) を渡って、伊能忠敬記念館へ。
記念館も特典で無料で入館。忠敬が豪商の当主として 商才を発揮した前半生と、隠居して日本地 図作成に捧げた後半生を紹介。関係資料は国宝に指定されています。当時の日本大地図と測量道具の展示を間近に見ることができました。現在の地図とほとんど正確な整合性があるのは、精密な道具の無い江戸時代に、いかに苦労して作製したか計り知れません。館内は撮影禁止。
記念館を出て裏手にまわると、ちゃちな伊能忠敬像。象限儀が あって、観光客が記念撮影中。
駐車場〔3/18「小江戸さわら雛めぐり会場」になる〕横の細道を歩いていると、清 宮と書いてあった表札〔清宮秀堅旧宅 母屋・・・1765(明和2)年築、土蔵・・・1869(明治2)年築。佐原出身の江戸時代の文人〕があり、有形文化財の黒塗りの塀と母屋があり、門前に歌碑がありました。
その後、県道356号線から朝来た東通り商店会を戻って、佐原駅でゴール。構内には、観光案内チラシやベンチがあって休憩できる観光センターがあって、駅の待合室兼務になっています。
佐原駅(11:11発)に乗って、帰りは田園風景を車窓から眺めて12時半過ぎに帰宅。風が吹かなかったので、花粉症の症状はほとんど無しで良かったです。
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