コースは;京成稲毛駅 稲毛浅間神社愛新覚羅溥傑ゆかりの家旧神谷伝兵衛別荘民間航空発祥の地碑稲毛海浜公園民間航空記念館三陽メディアフラワーミュージアム
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「稲毛浅間神社から民間航空発祥の地を歩く(約9km)」
ハトちゃんは千葉健生病院健康友の会主催の2016年度2回目になる健康ウォーク(3/13実施)の下見に行って来ました。参加者は17名の予定。
同コースは昨年11月1日開催でしたが雨で中止になったため、今回リベンジ。
3月10日、冬の暖かい陽射しに恵まれ、友の会事務局からスタート。
電車に乗って「京成稲毛」駅へ。
一番後部の車両から改札口を出ます。駅を降りて南に向かって直進。
左正面に森が見えて来て、稲毛浅間神社〔安産と子育ての神といわれる〕の裏手の上り 口。坂と階 段を上がって、本殿前 へ。
鮮やかな朱塗りで、新装されてきれい。
平日なので、駐車場、参拝客は少ない。参賀や七五三の頃には、駐車場も停められないほど参拝客で溢れます。本殿下のトイレを確認。下見はトイレと休憩場所を覚えていないと当日あわてます。
個人的には、妻が身重のときと、子どもが七五三で来た思い出が甦りました。
浅間神社の鳥居を通って間もなく、「千葉市ゆかりの家・いなげ―愛新覚羅 溥傑仮偶 」が上り坂途中にあります。
車の多い国道14号線(千葉街道)を一つ道を隔てたところで、閑静な環境。
溥傑は1937(昭和12)年、この地に半年ほど住んでいました。木造平屋建ての質素な建物で、邸内にゆかりの写真や資料が置かれています。本も置かれていて、当時の状況が読み取れます。このあたりは、海を埋め立てる前は、別荘が多かったそうです。
中国清朝のラストエンペラー 溥儀の実弟である溥傑夫妻の半年ほど住んでいた、風情ある建物や当時の資料・写真、庭など。女性ガイドさんの説明付き。
国道に戻ると、参道前の大鳥居があり、道路の反対側に小ぶりの鳥居が観えます。埋立て前は、宮島の厳島神社のように海水に浸かっていたそうです。
釣りの上州屋を過ぎて間もなく、左手にある石段を上ると「旧神谷伝兵衛 稲毛別荘・千葉市民ギャラリー」へ。
前に国道が走っているのに、木々に囲まれているのと、洋風な建物のせいで、閑静な雰囲気に浸れました。
この別荘は、千葉市で最古の鉄筋コンクリート建造物で、現在、国登録有形文 化財になっており、広い芝生と庭園があり、池には錦鯉の泳ぐ姿も。別荘は入場無料で、「日本のワイン王」の異名を持つだけに洋館の贅沢な建造物やインテリア。2階の和室も古風の中に、欄間の木彫などかなり凝っています。東京・不忍池にある「岩崎邸」には及ばないものの、明治期の実業家の成功を裏付けるに十分なものでした。
また、隣の千葉市民ギャラリーでは、企画展は2月初旬で終わっていました。
交通量が多い国道を千葉方面に向かい手押しの信号で横断。マンション裏の松林が立ち並ぶ遊歩道を、浅間神社前まで戻ります。途中に、松ぼっくいがたくさん落ちていました。
稲岸公園内の広い芝生の中へ。芝生の感触が気持ちよい。
細長い稲岸公園の中央に、川崎製鉄が以前作っていた蒸気機関車があり、また、お寺のような和風 建築で白壁の目立つ建物は、1989年、日本勧業銀行本店として作られた旧千葉市役所庁舎。現在は東京トヨペット本社〔国の登録有形文化財〕が見えました。
公園の南に尾翼をシンポライズしたモニュメント「民間航空発祥の地碑」が建っています。1912(明治45)年、遠浅の 海岸を利用 してこの地に滑走路他を作って、民間航空が飛び始めたそうです。
稲毛で民間航空が発祥して、その後、台風で壊れて、一時、元の谷津遊園に移転。また幕張本郷の14号線沿いにも滑走路や格納庫を移して飛んでいたそうです。
それから高洲市民プール前を通り稲毛海岸に向かって、高洲、磯辺団地の間の浜 田川沿いの並木道を、ひたすら2.5km直進。いろいろな住宅と樹木や花々を観賞しながら歩きましたが、直線で単調なので、当日の高齢者にはちょっと大変そう。途中、京葉線の高架下を通過。
高磯一の橋から三の橋まで進むと、やっと湾岸の道路へ。ちょうど右正面がヨットハーバーのある地点。公園入口では、ソテツの並木があって、面積が広い、稲毛海浜公園〔日本初の人工海浜公園〕へ。
左折して間もなく、公園内に入ります。
正面右に、民間航空記念館〔稲毛の干潟を利用して、わが国初めての民間飛行場が開設され多くの民間飛行家たちが活躍。当時活躍した複葉機(鳳号)が復元 されたのを機に記念館を建設し、現在では飛行機の歴史や大空への夢を育むため、展示施設の管理や紙飛行機工作教室などのイベントを行っている〕へ。
飛行機が展示されていて、また当時の様子をあらわした写真・資料なども展示されています。
稲毛記念館前を通って、芝生広場へ。中央に枯れたパンパスグラス(西洋ススキ)がありました。 保育所にいた頃の息子と娘をこの公園に連れて来て遊んだ日々を思い出しました。
広場を横切り、親水公園の敷石を渡って、花壇で飾られた花時計前を通って旧花の美術館(現在は三陽メディアフラ ワーミュージアム)横のハーブガーデン他、冬の花が咲いている花壇へ。
フラワーミュージアム前の花壇だけ観賞。最後は稲毛の浜から東京湾を眺めてゴールとなり、完歩証を参加者に渡して解散の予定。
路線バスは、平日正午過ぎからの運行で、JR京葉線「稲毛海岸」駅または京成線「京成稲毛」駅、終点はJR「稲毛」駅へ向かいます。
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今回は、実施日が月曜。チラシ作成後に気づいたので変更できず、参加者には「歩くだけのウォーク」になってしまうことをお詫びいたします。
来年度は早めに企画し、ノルマの年3回と月曜を外すようにします。
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