コースは;東神奈川駅 能満寺真宗大谷派 良泉寺本陣跡宗興寺権現山(幸ヶ谷公園)大網金比羅神社台町の茶屋上台橋高島山公園高札場熊野神社東神奈川駅
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神奈川宿は、東海道五十三次の3番目の宿場。地名が県の名前や区の名前の由来になっています。関東大震災と第二次世界大戦により、歴史的遺産の多くを失い、当時の面影は一部が残っているもののほとんど失われていますが、今回、駅構内に歌川広重の「神奈川 台之景」のパネルを設置。
2月24日(金)オジン隊は駅ハイ 「東海道五十三次神奈川宿歴史の道散策(約6km)」に参加。
予定では23日でしたが、天候悪化を避けて初めて延期。ハトちゃんは、横浜線の終点で便利だったのでもう一晩、実家に泊まって八王子から出発。東神奈川駅へ。
前から3人でスタート(10:00)。天候は風が少しありましたが、冬晴れ。ひと月ぶりに雑談をしながらマップに沿ってウォーク。
まず、ぺデストリアンデッキを進むと、突き当りが京浜 急行の仲木戸駅。横のエスカレーターを下って通りを直進しマンション手前を右折。神奈川小学校庭脇を通って間もなく、最初のポイント 能満寺〔高野山真言宗:1299(正安元)年鎌倉時代の創建〕へ。
その後、京浜急行線路沿い近くの真宗大谷派 良泉寺〔本願寺第8世蓮如上人に帰依した蓮誉が開基。4世良念1648(慶安元)年の代に、現在地に移転〕 へ。境内で目を惹いたのは、白梅が満開。樹木や芝生の手入れが行き届いていて、職人さんと立ち話。木々の種類や剪定の仕方が参考になりました。
幅広の国道15号線に出ると、騒音と排気ガスが流れて来て、あまり歩きたくないコース。
道の上方には首都高速神奈川1号横羽線が通っています。
マップでは交通量の多い道を歩くようになっていましたが、相談して東神奈川駅前通りの交差点から一本入った静かな道を選択。
すると、最後のポイントである熊野神社〔金蔵院を創建した醍醐三宝院の始祖勝覚僧正が、1087(寛治元)年、権現山(幸ヶ谷山上)に創建したと伝えられて る〕前を通過。
滝の川畔に出て、滝の橋まで戻りました。本陣跡は確認できず。
宗興寺〔曹洞宗:創建年代は不詳。伊豆海島風土記によると1440(永享12)年に神奈川宿開塔山宗興寺から住職を請うて八丈島宗福寺を創建したとある〕には、「ヘボン式ローマ字」として有名なヘボン博士の記念碑があります。
幸ヶ谷小学校横の急坂を上って交差点を左折すると、ジャージ姿の女子高生を見かけたひときわ高くなった丘が権現山・幸ヶ谷公園。現在は削り取られて丘になっています。
公園脇を進むと、旧街道の宮前商店街へ。お世辞にも商店街というには程遠い。お店が少なくひっそりしています。入口には宮前商店街のアーケードあり。
京浜急行の神奈川駅前から交通量が一段と多い国道1 号線の青木橋の交差点へ。信号が変わるのが遅く、新座駅ハイでの跡見学園女子大前の長い信号を思い出しました。渡って左に進み、次の斜めに入るゆるやかな上り坂(旧東海道)台町を進みます。
旧東海道(最近では、旧東海道がどこを通り、宿場町の様子を知る人が少なく なって来ている)を進み、 東横フラワー緑道〔東急東横線の地下化により生じた東白楽駅-横浜駅間の線路跡に横浜市によって整備された全長約1.4kmの緑道。高島山トンネルを抜けて台町の坂道を横断した終点〕と東海道の看板。街道だったので、寺社が多いのも神奈川宿の特徴。
さらに、大きな鳥居がある大網金比羅神社は外観のみ。
途中に1863(文久)年間創業以来旅籠で、現在は料亭・割烹の田中家の建物 。台町の茶屋〔江戸時代は街道が賑わって茶屋が多かった〕の碑が記されていました。
分岐の角には、神奈川台の関門跡〔神奈川宿の西側の関門跡〕の碑が立っていました。
そのまま直進し、坂道を下ると、上台橋。かつては潮騒が聞こえる海辺だったところで、切り通しの道路ができて、その上に架けられたそうですが、現在は道路が走っているだけの普通の橋。
マップの裏にある橋の由来を読んでから引き返すことに。神奈川台の関門跡を左折して上り坂。
ここで、坂道の話から隊長が小説「陽のあたる坂道」(石坂洋二郎)の映画ヒロイン 芦川いづみの知的美人を絶賛。メンバーから本間千代子、吉永小百合など、そして大きく変わった和泉雅子の話まで及びました(笑)。
右の急坂を上り、平らになったところを少し行くと「神奈川県私学会館」の建物。元職場の近くにもあった懐かしい響き。右折して左手に高島山公園〔鉄道用地の埋立てに 尽力した実業家、高島嘉右衛門がこの高台に居を構えた〕へ。横浜市神奈川区の景色が見渡 せますが、低いので手前の雑木林や住宅も視界に入ります。
その先の急坂を下ると、右側に宙に浮くような感じの約10mの高架柱上に本堂を新築した三行寺。
間もなく左側に本覚寺。一昨年の「神奈川宿領事館跡めぐり」を思い出して立 ち寄りました。
やはり、門前にアメリカ領事館跡の表記あり。寺は一段高いところにあって、境内に入ると参詣者も数人いました。帰りは山門前の石段を下りて、青木橋の交差点へ。
青木橋を渡って、 東神奈川駅へと向かいます。京浜急行の線路を越えずに兼子隊長が選んだ道の風景に見覚えがありました。京浜急行の高架下を戻ると、間もなく慶運寺(フランス領事館跡)の前へ。通称、浦島寺と呼ばれ浦島伝説史跡名所の一つ。浦島太郎が竜宮城に行った 際、乙姫様からいただいたという菩薩像などが伝わっているそうです。
ここで、浦島太郎が竜宮城で約300年も快楽の世界に 興じていた生活に対 して「ハーレム状態で男としてうらやましいが、楽しいことが続き過ぎると、結局、最後はダメになる」など、大いに話が盛り上がりました。
マップには通りの途中に、高札場の表記がありましたが、近道してカット。
ゴールは今年度から無かったのですが、駅ビルのCIAL PLAT3階の「大戸屋」で昼食のランチと生ビールを飲みながら次回の打ち合わせで1時間。マップ裏のドリンクサービスは見落として残念。兼子さんと遠藤さんは、徒歩で近くの天然温泉へ。
ハトちゃんは自宅へ直行。14時半過ぎに帰宅。
今回は冬のウォーク6kmと距離が短かったものの約2時間で完歩しました。
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