「ゆうほ21」で 稲毛浅間神社から民間航空発祥の地を歩く

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コースは;京成稲毛駅  スタート右稲毛浅間神社右愛新覚羅溥傑ゆかりの家右旧神谷伝兵衛別荘右民間航空発祥の地碑右稲毛海浜公園右民間航空記念館右三陽メディアフラワーミュージアム右JR京葉線・稲毛海岸駅 ゴール

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習志野「ゆうほ(友歩・遊歩)21」のウォークは、10月6日(火)、暖かい陽射しに恵まれ、秋を楽しむには持って来いのウォーキング日和。京成津田沼駅構内に9時30分に集まったメンバーは、神田先生をはじめ14人。前回の8人からは、だいぶ増えました。稲毛へは、ハトちゃん、千葉健生病院のウォーク以来、2度目。

本日は、「稲毛浅間神社から民間航空発祥の地を歩く(約9km)」へ。

約15分で、「京成稲毛」駅に到着(9:44)。和気藹々でスタート

駅を降りると正面に森が見えて来て、稲毛浅間神社〔安産と子育ての神といわれる〕の裏手の上り 151006 (6).JPG 151006 (1).JPG口。先生の説明後、水で清めて坂と階段を上がって、拝殿の前 へ。

鮮やかな朱塗りで、新装されてそれほど経っていない様子。 

 

平日なので、参拝客はまばら。参賀や七五三の頃には、駐車場も停められないほど参拝客で溢れます。そういえば、妻が身重のときと、子どもが七五三で来た思い出が甦りました。

 

浅間神社から歩いて間もなく、「千葉市ゆかりの家・いなげ―愛新覚羅 溥傑仮偶 」が途中にあり、見学。

車の多い国道14号線千葉街道)を一つ道を隔てたところで、嘘み 151006 (8).JPG 151006 (5).JPGたいに静かな環境。

1937(昭和12)年、この地に半年ほど住んでいました。木造平屋建ての質素な建物で、邸内にゆかりの写真や資料が置かれています。本も置かれていて、当時の状況が読み取れます。このあたりは、海を埋め立てる前は、別荘が多かったそうです。

入館と邸内の庭まわりの2グループに分かれて、中国清朝のラストエンペラー 溥儀の実弟である溥傑夫妻の半年ほど住んでいた、風情ある建物や当時の資料・写真、庭などを堪能。女性ガイドさんの説明付き。庭周辺の清掃など、管理する大変さを感じました。

 

14号線に出て、神社の参道前の大鳥居があり、道路の反対側に 151006 (9).JPGも小ぶりの鳥居が観えます。埋立て前は、宮島の厳島神社のように海水に浸かっていたそうです。

 

釣りの上州屋を過ぎて間もなく、左手の横から「旧神谷伝兵衛 稲毛別荘・千葉市民ギャラリー」へ。

この別荘は、千葉市で最古の鉄筋コンクリート建造物で、現在、国登録有形文 151006 (13).JPG 151006 (12).JPG化財になっており、広い芝生と庭園があり、池には錦鯉の泳ぐ姿も。別荘の中は入場無料で、「日本のワイン王」の異名を持つだけに洋館の贅沢な建造物やインテリア。2階の和室も古風の中に、欄間の木彫などかなり凝っています。東京・不忍池にある「岩崎邸」には及ばないものの、明治期の実業家の成功を裏付けるに充分なものでした。

 

また、隣の千葉市民ギャラリーでは、水彩・油彩展が開かれていて、ハトちゃんのみ鑑賞。展示室に力作が飾られていました。

前には国道が走っているのに、木々に囲まれているのと、洋風な建物のせいで、閑静な雰囲気に浸れました。

  151006 (15).JPG 151006 (17).JPG

今度は、大型や車の交通量が多い14号を横断。マンション裏の松林が立ち並ぶ遊歩道を、浅間神社前まで戻ります。途中に、松ぼっくいや、椎やどんぐりの実がたくさん落ちていました。

向かい側の広い芝生の中へ。爽やかな秋晴れと芝生の感触が気持ちよい。

 

細長い稲毛公園の中央に、川崎製鉄が以前作っていた蒸気機関車があり、また、お寺のような和風 151006 (18).JPG建築で白壁の目立つ建物は、1989年、日本勧業銀行本店として作られた旧千葉市役所庁舎。現在は東京トヨペット本社〔国の登録有形文化財〕が見えました。

 

公園の南に尾翼をシンポライズしたモニュメント「民間航空発祥の地碑」が立っています。1912(明治45)年、遠浅の海岸を利用 151006 (22).JPG 151006 (19).JPGしてこの地に滑走路他を作って、民間航空が飛び始めたそうです。

先生の話では、『稲毛で民間航空が発祥して、その後、台風で壊れて、一時、元の谷津遊園に移転。また幕張本郷の14号線にも滑走路や格納庫を移して飛んでいた』 とのこと。

その後は、稲毛海岸に向かって、高洲、磯部団地の間の浜田 151006 (24).JPG川沿いの並木道を、ひたすら2.5km直進。いろいろな住宅と、さるすべりヒバなどを観賞しながら、だいぶ疲れました。途中、京葉線の高架下を通過。

歩くうちに気温が上がってきて、上着を脱ぐ女性メンバーも。たまに、足を止め、通りすがりに赤い実が成っているビラカンバや、ビンクと白い芙蓉などが咲いていました。

 

高磯一の橋から三の橋まで進むと、やっと湾岸の道路へ。ちょうど右正面がヨットハーバーのある地点。公園入口では、ソテツの並木があって、面積が広い、稲毛海浜公園〔日本初の人工海浜公園〕へ。

左折して間もなく、公園内に入ると、木々が多くあり、だいぶ涼しく感じました。

 

正面右に、民間航空記念館〔稲毛の干潟を利用して、わが国初めての民間飛行場が開設され多くの民間飛行家たちが活躍。当時活躍した複葉機(鳳号)が復元 151006 (27).JPG 151006 (29).JPGされたのを機に記念館を建設し、現在では飛行機の歴史や大空への夢を育むため、展示施設の管理や紙飛行機工作教室などのイベントを行っている〕へ。

ここで15分の館内見学。入口にはガイドさんがいて、手作りの紙飛行機(自由に持ち帰りができる)や、当時の様子をあらわした写真・資料などが展示されていました。

 

見学後は、稲毛記念館前を通って、芝生広場で昼食。校外学習で来ていた小学生が、芝生で鬼ごっこなどで元気に走りまくっていました。こんもりとした穂を付けていたパンパスグラス(西洋ススキ)の 151006 (30).JPG 151006 (33).JPG 151006 (34).JPG前では、「だるまさんが転んだ」を。保育所にいた頃の息子と娘を海浜公園に連れて来て遊んだ日々を思い出しました。

 

 

メンバーの昼食は早めに終了。広場を横切り、親水公園の敷石を渡って、旧花の美術館(現在は三 151006 (36).JPG陽メディアフラ ワーミュージアム)横のハーブガーデン他、秋の花が咲いている花壇へ。花壇で飾られた花時計あり。

 

花が特徴的な白いネコノヒゲや背の低いダリアなど。先生から、美術館入館の希望を聞かれましたが、今回は無し。千葉・稲毛は近いので、 151006 (39).JPG 151006 (37).JPG 151006 (38).JPG何度か来ている人も多かったせいでしょう。

フラワーミュージアム前の花壇では、ピンクを中心に、コスモス群が、奥に新しくできたガラス張りの三角形のマンショ 151006 (40).JPGンに映えて、なかなかのビュースポット。

その後、公園を出て、ゴールは京葉線の「稲毛海岸」駅でしたが、4人が美術館前からの10分おきの始発バスに乗って離脱。小生も付き合いでバス組。

ゴールへ向かうメンバーと同じ道路だったので、途中、窓から手を振って別れました。時間が早かったので、他のメンバーはあと1時間くらいかけて、「京成稲毛」駅まで歩いたものと思われます。

 

そういうわけで、今までの市外ウォークで最も帰宅時刻が早く、14時前に着きました。

 

今回、隣りの千葉市歴史と文化、風情のある公園などを再発見できました。

秋の半日を満喫した楽しいウォーキングになりました。

 

 

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このページは、hatochanが2015年10月 6日 16:52に書いたブログ記事です。

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