冬晴れの1月28日(木)、ハトちゃんは駅ハイいつでもコース「川越(小江戸)七福神めぐり(約9km)」に行って来ました。
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コースは;川越駅 妙善寺天然寺喜多院成田山川越別院川越まつり会館蔵造りの町並み時の鐘熊野神社蓮馨寺菓子屋横丁見立寺妙昌寺川越駅
行きは、実家のある西八王子駅から中央線で国分寺駅に出て、西武線を乗り継いで「本川越」駅へ。
駅前からスタートのJR「川越」駅までは、クレアモールを通って一直線。徒歩10分は かかります。両側には、飲食店や洋装店、雑貨店など商店街が所狭しと続きますが、早朝なので開店前が殆ど。「アトレ川越」の先に駅が見えて、駅2階のペデストリアンデッキでスタート受付。9時30分を少しまわってスタート。
東口からペデストリアンデッキを下ります。コース上には、円形の矢印が細かく付いていて、道案内はわかりやすい。
まず、旧川越街道沿いを歩いて行き、駐車場脇を左に入ると妙善 寺(毘沙門天)〔天台宗・開山尊能法印が寛永元年に建立〕へ(9:46)。本堂は一段高くなった場所にあって、境内のロウバイは終わりに近い状態。
次いで、県道川越・坂戸・下呂山線を横断。仙波小学校前を通り、4つ目の角を右折します。道路前方に墓地と寺らしき建物が見えて来ます。入口はぐるっと回り道して、国道16号線に出て寺の前へ。
天然寺(寿老人)〔1554(天文23)年、栄海上人によって創 建〕(10:03)。境内には、 願掛観音 様、六地蔵尊があります。
その後、いったん国道16号線から矢印にしたがい左に入り、細い道路に入って、何度もジグザクになっている道を進みます。矢印が無いところもありましたが、幸い、小生は景色を覚えていたので何とかクリア。
「喜多院入口」の十字路に出ると案内板があり、ホッと一安心。
横断して、あとは直進のみ。左手に、校庭の広い川越第一中学校を過ぎて、中院、仙波東照宮〔日本三大東照宮の一つ〕は今回立ち寄らず。いずれも出入口脇には24日に降った雪が残っていました。
喜多院(大黒天)は、その先左側にあります(10:20)。鐘楼門前から広い境内に入りました。いつもだと、観光・参拝客が多く見られるのですが、平日で朝早いせいか参 拝客がチラホラ。境内には江戸城ゆかりの建造物に加え、山門・鐘楼門・慈眼堂などが重要文化財に指定された建造物が目白押し。鮮やかな色の多宝塔もあり。川越を代表する寺院として一番有名。
本院は、慈覚大師が830(天長7)年に創建した天台宗の名刹。江戸時代初期、名僧天海大僧正が住職をつとめた寺として、また 江戸城から移築された3代将軍徳川家光・春日局ゆかりの建物があります。「客殿」と呼ばれる家光誕生の間や、春日局が使用していた「書院」と呼ばれる化粧の間などを移築。また、日本三大羅漢の一つに数えられる五百羅漢〔人間の喜怒哀楽をよくとらえた様々な表情の538体石仏群〕があります。
参拝後、表参道の石畳を過ぎて、すぐ隣りの成田山川越別院(恵比寿天)〔真言宗密教・大本山成 田山新勝寺の別院へ(10:26)。
28日は「不動蚤の市」で出店がいっぱい。骨董品や昭和レトロゆかりの品が所狭しと並んでいて、大盛況。ガラクタと思われる品も、結構、高い値段が付いていたのにはビックリ。本殿に行くにも人の波でなかなかたどり着けません。やっと参拝。
その後、県道川越・日高線に出て左折し通りを進むます。道のあちこちに川越 名所のタイルがあって目を惹きます。松江町の交差点で矢印がありましたが、ハトちゃんは七福神めぐりの効率の良いコースを選択。そのまま直進して、熊野神社へ(10:37)。室町時代に紀州熊野本宮大社から分祀され、地元では「おくまんさま」と呼ばれ、開運・縁結びの神社。
つぎに、一本道を隔てた中央通り近くの蓮馨寺(福禄寿神)〔浄土宗・大道寺駿河守正繁候が母堂のために1594(天文18)年建立〕(10:41)。毎月8日は呑龍デーで縁日やフリーマーケットが開かれます。
本堂前の呑龍さま(病の箇所を触って頭を撫でると治癒する、と書かれている)に腰痛の治癒をお願いしました。
そのまま中央通りを仲町方面へ。間もなく蔵造りの町並みが通りの両側に(10:47)。ここだけ、タイムスリップしたような感じ。車が渋滞し、観光バスが連なって、人通りも賑やかになって来ました。観光客が多く、蔵作りの町並み(平成11年「重要伝統的建造物保存地区」 、「美しい日本の歴史的風土百選」に選定される)を観ながら、のんびりと飲食をしたり、ウィンドーショッピングを楽しんでい ました。
言葉や容貌から東南アジア系(とくに中国)の人たちが多く来ていました。
札の辻の手前の左側の鐘つき通りを入って間もなく、時の鐘〔川越 のシンボル・寛永の創建から 4代目で、90年以上も「時」を告げている。1日4回〕へ(10:50)。残念ながら、再来年の3月まで耐震化工事中で上ることはできません。
通りに戻って、向かい側の川越まつり会館でスタンプラリーの押印。館内を見学(10:53)。2大山車の展示ホールやまつりのスライド上映がありますが本日はパス。
札の辻に出て左折し、元町休憩所でトイレ休憩。100m先の細い路地を入ると、菓子屋横丁があり、駄菓子や軽飲食品、川越名物の芋煎餅や 羊羹、お土産品が店先に並んでいます(11:03)。昨年6月に5棟が火事になりましたが、復興して頑張っているそうです。こちらも人通りが少なかったです。
菓子屋横丁の裏手に、見立寺(布袋尊)〔蓮馨寺と同じ浄土宗。大道寺政繁が 1558(永禄元) 年、建立寺と名づけ、一族中の存貞和尚を小田原伝肇寺より招 請して開山とし、のち見立寺と改めた〕があって、墓地が目立つ割に本堂は質素(11:07)。口を開いて笑っている布袋尊の石像がありました。
そこから、矢印を確認しながらしばらく歩くと、新河岸川近くの妙昌寺(弁財天)〔1375(永和元)年、 日山上人が開創。日蓮宗大本山池上本門寺の末寺〕へ(11:22)。ここが、 最後の七福神めぐりの寺。結構、見立寺とは離れていて、先の妙養寺まで行って、道を聞きたどり着きました。
一般の家の間にあって目だたない場所。赤い七福神の幟が無いと通り過ごしてしまいます。動物の供養霊園が併設されています。境内に矢印はあるものの、出口が見つからず、元の場所へ。
コースは、ゴールが「川越」駅となっていましたが、チェックが無いので、参拝後、県道川越・日高線 に出て横断後、直進。徒歩8分で東武東上線の「川越市」駅へ出ました(11:40)。
帰りは一番安い運賃経路を使って、東武線を利用し和光市駅で、東京メトロ有楽町線に乗り換え。飯田橋駅で同じく東西線へ。地下通路が長いのがちょっと大変。西船橋から中央・総武線で「幕張本郷」駅へと。
川越七福神めぐりは昨年に続いて3回目。
昨年は降雪で小生がキャンセル。オジン隊の先輩たちが雪にもめげず、頑張って完歩。後日一人で歩きました。川越の街は、30年前に「大学の進学相談会」で日帰り出張し、帰りに観光したのを覚えています。お土産が名産の「芋せんべい」。30数棟の土蔵造りの店舗が軒を連ねる風景は小江戸の名にふさわしく、「時の鐘」を含めて、ぜひ貴重な文化財を今後もずっと守って、残して置きたいものです。
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