本日(1/31)、土曜は、JR東日本高崎支社と秩父鉄道共同開催の長瀞 宝登山ロウバイ観賞ハイク(8km)に参加。
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〔コース〕
スタート 長瀞駅→宝登山神社→表参道→あずまや→宝登山神社奥宮→宝登山山頂(ロウバイ園)→あずまや→表山道→ゴール 長瀞駅
首都圏の前日の雪、みぞれの悪天候とは一転して青空が広がりました。ハトちゃんは、意を決して、家を6時半前に出発。
西武池袋・秩父線よりも乗車時間が短いのと多少運賃は高かったのですが、片道約2時間40分かけて、高崎線まわりの熊谷駅で秩父鉄道に乗って長瀞駅へ。長瀞は電車で初めて訪れました。
スタートの秩父鉄道「長瀞」駅は、ロウバイのシーズンということもあり、駅ハイ参加者だけでなく、ハイカーもたくさん来ていました。
コースマップ(A4判の簡単な地図の載ったチラシ)1枚と、缶バッチ、 ロウバイの描かれた記念てぬぐいをもらって、スタート(9:46)。
ハトちゃんは、本日はゆっくりウォーク。多くの参加者の後に付いて行きます。駅前から宝登山神社へは上り坂(岩だたみ道路)を一直線。途中、昔、観光地にあった「射的 場」があり、レトロの雰囲気に。
鳥居手前の道路脇には、近くの農家で収穫した新鮮な野菜が置かれている無人直売所が。
横断歩道を渡って、大鳥居の下をくぐって、長い参道を進みます(9:50)。
交通案内のおじさんに、「山の高さと登りの時間、それとロープウェイへの道と 混み具合を聞くと、『本日は臨時便の運行と早朝なので、待たないで乗れる』 とのこと。日陰の部分には、まだうっすらと雪が積もっていました。
昨日の降雪や体調を考慮して、行きだけロープウェイを利用することに。
その前に、右手にある最初のポイント、宝登山神社〔発祥は約1900年前にさかのぼるといわれ、
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が宝登山の山頂を目指し、道中で山
火事に襲われたが、その前に白い影と黒い影が突然現れ、猛火に飛び込み、荒れ狂う炎を消し止めた。影のように見えたのは犬で、尊は神犬と信じ、この山を「火止山(ホドヤマ)」と名付け、祀った。こういった由来もあり、神社は、火災盗難除けなどのご利益で知られていて、また「宝の山に登る」という縁起のよさから、年間に約100万人の参拝者が訪れる〕
へ石段を上って参拝(9:58)。
参拝後、コース矢印に沿って、表参道を進みます。晴れて気持ちが良いのですが、やはり山ということもあり、空気は冷たい。
左側に「山麓」駅が見えて来て、行ってみると、待ち人は少なく、ちょうど降りて来たロープウェイ(愛称、ばんび)に並ばずに乗ることができました (10:13)。
「山頂」駅までは5分ほどの乗車でしたが、眼下にハイキング山道、雑木林、秩父市街と後方に秩父連山が良く観えました。
「山頂」駅に降りると、切符は記念に持ち帰ることができて、広場には飲食店や土産店が並んで、休んだり、食べている人たちで賑わっていました。
ハトちゃんは、ロープウェイ内が人いきれで暑かったので、毛糸の帽子を脱いで脇に抱えて、早速、 眺望の良い場所へ。秩父の山々がくっきりと観えました。
写真を撮りながら、ふと見ると脇に抱えていた帽子がありません。付近を探すも見当たりません。
駅まで戻って、駅員さんに聞いても、届いてないとのこと。先月の「富岡製糸場」駅ハイの手袋忘れ物事件の二の舞かと、一瞬、脳裏を霞めて、あたりをうろうろしていると、ちょうど前に小生の帽子を持っている中年の男性が。
『その帽子、私のです』と...。すると、すぐに渡してくれましたが、『風で飛んで来た......』と、返答がしどろもどろ。疑うことは悪いので、御礼を言って別れましたが、「ろうばい」観賞前に、危うくショックになるところでした。 『くわばら、くわばら...』
観光客でいっぱいの「ろうばい園」は山道に沿って広がっ ていて、無料で観賞できます(10:24)。
山の斜面および山道には、3種類〔和・素心・満月ロウバイ〕が、3千本ほど植栽されていて、ちょうど満開か、少し満 開を過ぎたあたりのロウバイ が黄色く咲き誇っていて、濃厚な甘い香りを漂わせています。三脚持ちのカメラマンやスマホやデジカメで花や景色を撮っていました。
また、桃色の寒桜も 咲いていて空に映えて、華やいだ気分に...。
案内板に沿って登って行くと、丸い丘状の場所が宝登山山頂(標高4 97m)で、360度展望できます(10:30)。天気が良かったので、低山ながら山並みを見渡せる絶好のロケーション。
来たついでに、神社奥宮も参拝(10:36)。雪解けでぬかるんでいる場所もあ りました。
帰りは、表山道 (関東ふれあいの道)を下って行きます(10:47)。途中、麓か ら登って来るハイカーとすれ違い。家族連れや団 体客も和気藹々と休日ということもあり、かなりの割合。
雪がだいぶ残っていて、小生は、古い運動靴で歩いていたので、結構、滑りました。一度、手をつく箇所がありましたが、デジカメは落とさずに何とか最後まで歩けました。
宝登山神社横を通って、そのまま朝来たゆるやかな坂を下って駅前へ。
「長瀞ライン下り こたつ舟(冬季限定)」の大きな看板と、船を描いて顔が出せる記念の立て看板と切符売場がありました。観光案内所に寄って、チラシをもらっていると、駅 ハイ常連の四街道在住のNさんとバッタリ。11時を過ぎていたので、受付は終わっていてポイントはつかず。途中、拾ったマップを渡してあげればと去ってから気がつきました。
挨拶後、汗をかいた下着を着がえて改札口から入ると、羽生行が入線していて、間もなく発車。
予定より早い電車(11:37)に乗って、帰宅。途中の車内で軽食を食べた後、2、3回、眠ってしまいました。
初めて電車の旅で訪れた長瀞は、一面の黄色いロウバイと秩父の山々、歴史・文化を通じて、一足早い春の訪れを感じました。暖かくなったら、荒川のライン下りで岩畳を周遊したいですネ。
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